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ISLAND
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ビジュアルノベル |
| 制作 | feel. |
本土から遠く離れた浦島島。住民は気ままな生活を送っていた。だが5年前、島の三大家族が相次ぐ不幸に見舞われ、疑念に陥った。島民は本土との連絡を遮断し、衰退を始める。島を救う鍵は三大家族に属する三人の少女たちにある。しかし彼女たちはある運命に縛られている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
本土から遠く離れた絶海の孤島・浦島島。かつて島民たちは穏やかな暮らしを営んでいたが、5年前に島を支える三大家族が相次ぐ不幸に見舞われ、島は本土との交流を絶って次第に衰退していった。そんな島の砂浜に、自らを「未来から来た」と名乗る記憶を失った青年・切那が漂着する。彼は島を救う鍵を握るという三大家族の少女たち——凛音、夏蓮、沙羅と出会い、それぞれが背負う運命と、島に秘められた真実に少しずつ迫っていく。哀しみと希望が交錯する、孤島を舞台にした群像ミステリードラマ。みどころ・魅力
① 三大家族の少女たちが織りなす群像劇
物語は三大家族に属する凛音・夏蓮・沙羅という三人の少女を軸に進みます。それぞれが異なる秘密と運命を抱えており、章ごとに視点が切り替わる構成によって、ひとつの島の物語が多面的に立ち上がっていきます。ヒロイン三者三様の魅力が楽しめる点も見どころです。② 孤島に張り巡らされた謎とSFミステリー
「未来から来た」と語る切那の正体、5年前に三大家族を襲った不幸の真相、島が本土と断絶した理由——序盤から数多くの謎が提示されます。ラブコメ的な日常描写の裏にSFとミステリーの要素が織り込まれ、視聴者の考察意欲を強く刺激する作りになっています。③ 伏線が収束していく後半の展開
前半に散りばめられた何気ない描写や違和感が、後半にかけて一気に意味を帯びていきます。時間や運命というテーマが核心に近づくにつれ、物語の印象は大きく変化します。最後まで観ることで全体像が結ばれる、構成の妙が光る作品です。キャスト・声優一覧
















スタッフ
| 監督 | 川口敬一郎 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 荒川稔久 |
| 原作 | ごぉ |
| 原案キャラデザ | 空中幼彩 |
| キャラクターデザイン | 川村幸祐 |
| 音楽 | 立山秋航 |
| 美術監督 | 一色美緒 |
| 音響監督 | 森下広人 |
| OP | 田村ゆかり「永遠のひとつ」 |
| OP | 田村 ゆかり「Closing tears」 |
| ED | 亜咲花「永遠のひとつ」 |
| ED | 浅香「Eternal Star」 |
| ED | 浅香「Marine SNOW」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ビジュアルノベル原作のアニメには弱い。夏、海、本土から切り離された島、そこに流れ着く記憶のない男——あらすじを読んだ時点で「これはたぶん刺さるやつだ」と思って見始めた。最初の数話は、のんびりした南の島の空気と、どこか張りつめた家同士の確執が同居していて、いい意味でつかみどころがなかった。
正直に書くと、一度通しで見たはずなのに、内容をほとんど覚えていなかった。情けない話だが、見返して気づいたのは——この作品、忘れること自体が物語の真ん中に座っている。だから記憶が曖昧なまま二周目に入ると、序盤の何気ない会話が全部伏線に見えてくる。一回目はぼんやり眺めていた島の風景が、二回目はまるで違う顔をして立っていた。
夏の島で繰り返される、忘却と約束の話
『ISLAND』を「記憶喪失の男が島の謎を解くミステリー」とだけ説明すると、たぶん半分も伝わらない。この作品の芯にあるのは、ミステリーでもラブコメでもなくて、「忘れてしまうこと」と「それでも残る約束」のせめぎ合いだ。
浦島島という名前からして露骨で、ここは時間が普通に流れない場所として描かれる。三大家族の少女たちは、それぞれ自分の意思とは無関係な運命に縛られている。御原凛音を演じる田村ゆかりの、明るさの裏にずっと影が差している芝居がまさにそれで、笑っている声の底にどうしようもない諦めが沈んでいる。彼女は今を生きているのに、どこかもう全部終わったあとの顔をしている。
切那——鈴木達央の声がいい——が島にやってくることで、止まっていた時間がほんの少し動き出す。でもこの作品が残酷なのは、動き出した時間が必ずしも救済に向かわないところだ。前に進むことが、誰かの記憶を消すことと引き換えになる。中盤以降の構造が大きく組み変わる展開で、序盤の牧歌的な島がまるごと別の意味を帯び始めたとき、自分が見ていたのは「夏休みの話」じゃなくて「夏休みを取り戻そうとする話」だったんだと気づく。
単なる泣かせのSFではなく、忘れることを責めない物語なんだと思う。覚えていられなくても、約束した事実は消えない——それを信じられるかどうかが、この島を最後まで見届けられるかの分かれ目になる。一周目の自分が内容を忘れていたことすら、なんだかこの作品に試されていた気がして、二周目はやけに背筋が伸びた。
特に刺さったシーン
刺さったのは派手な山場じゃなくて、序盤の海辺のなんでもない会話だった。凛音と切那が砂浜で交わすやりとり、田村ゆかりの声が一瞬だけ子どもみたいに無防備になる箇所がある。あそこ、一周目はただ可愛いシーンとして流していたのに、終盤の展開を知ってから見返すと、まったく同じセリフが完全に違う重さで聞こえてくる。同じ音声なのに、こっちの受け取り方が変わると芝居の意味まで変わる——アニメの怖いところだ。
枢都夏蓮の阿澄佳奈、御原玖音の佐藤利奈も、それぞれの家が背負ったものを声だけで背負わせてくる。とくに玖音まわりの静かな場面は、佐藤利奈の抑えた芝居があるからこそ、説明過多にならずに刺さる。終盤のある選択を切那が口にするとき、思わず「いや、そこでそれを選ぶのか」と画面に向かってつぶやいてしまった。乾いた島の景色に、その一言だけがやけに濡れて聞こえた。
読んで見たくなったら——『ISLAND』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ビジュアルノベル原作特有の、構造がガラッと組み変わる物語が好きな人
- 夏・海・島の閉じた空気感に弱い人
- 時間と記憶を扱うSFで、伏線を回収しながら二周目を見たい人
- 田村ゆかり・鈴木達央の声の芝居をじっくり味わいたい人
合わない人
- 1クールでスッキリ全部説明してほしい人
- ラブコメの軽さだけを期待して入る人(途中で別物になる)
- 時系列が一筋縄でいかない構成に置いていかれるのが苦手な人
次に見るなら
サマータイムレンダ——閉じた島、夏の眩しさ、そして時間そのものをめぐる物語という意味で、『ISLAND』の空気が好きならまず間違いなくハマる。あっちはサスペンス寄りで密度が高い。
シュタインズ・ゲート——時間を巻き戻すことが救いと引き換えになる構造に痺れたなら。ビジュアルノベル原作の代表格で、選択の重さの描き方は今見ても古びない。
AIR——少女が背負った運命と、夏の終わりの哀しさ。泣かせの手つきと、忘却・約束というモチーフの近さで、『ISLAND』のあとに見ると効きがいい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「ISLAND」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信されており、これらのサービスで視聴することができます。複数の配信サービスに対応しているため、すでに利用中のサービスがあればそのまま楽しめます。自分の環境に合ったサービスを選んで視聴するのがおすすめです。
