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あの夏を待っている 僕達は高校最後の夏を過ごしながら、あの夏を待っている。
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | J.C.STAFF |
高校生の霧島海人は、夏休み前に自主映画を撮ることを計画していた。そんな中、記憶を探して宇宙から来た少女・貴月イチカが転校してくる。海人はイチカをヒロインに迎え、友人たちと共に映画制作を進めるが、限られた夏休みの中で、彼らは切ない別れと特別な思い出を経験することになる。これは、かけがえのないひと夏の青春を描いた物語です。
作品概要・あらすじ
あらすじ
高校生の霧島海人は、夏休みを前に友人たちと自主映画の制作を計画していた。そんな折、記憶をたどって宇宙からやって来た少女・貴月イチカが、転校生として彼の前に現れる。海人は彼女をヒロインに迎え、仲間たちと共に撮影を進めていく。限られた夏の日々のなかで深まっていく絆と、芽生える淡い恋心、そして避けられない別れ——。きらめく光のなかで紡がれる、かけがえのないひと夏の青春を描いた物語です。
みどころ・魅力
① SF設定と等身大の青春が溶け合う物語
宇宙から来た少女という非日常の設定を、自主映画づくりという等身大の青春に自然と溶け込ませているのが本作の魅力です。SFらしい謎やときめきを残しつつも、物語の中心にあるのはあくまで高校生たちの恋と友情。限られた夏のなかで揺れ動く感情が、丁寧に描かれていきます。
② 想いが交錯する群像劇としての厚み
海人とイチカだけでなく、片思いを抱える仲間たちそれぞれの気持ちが交錯していくのも見どころです。誰かを好きな想いがすれ違いながら連鎖していく関係性は、観る人の胸をくすぐります。映画制作という共同作業を通じて、彼らの距離が少しずつ縮まっていく過程が心地よく描かれます。
③ 映像美が引き立てる切なさの余韻
きらめく夏の光や満天の星空など、情感をたっぷり含んだ映像表現が物語を彩ります。楽しい時間ほど終わりが近づいてしまうという、青春特有の切なさがラストに向けて静かに高まっていきます。観終えたあとに温かくも少し寂しい余韻が残る、そんな一作に仕上がっています。
キャスト・声優一覧














スタッフ
| 監督 | 長井龍雪 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 羽音たらく |
| キャラクターデザイン | 田中将賀 |
| 音楽 | 井内舞子、I’ve |
| 美術監督 | 川本亜夕 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | 木須実怜花「季節のシャッター」 |
| ED | やなぎなぎ「point at infinity」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
配信で探しても、どこにも無い。dアニメにもU-NEXTにもABEMAにも、見事に全部×が並んでいて、こういうときの徒労感はなかなかのものだ。それでも見たくなったのは、単純にタイトルが夏だったから。「あの夏を待っている」——待っている、という現在進行形がいい。終わった夏を懐かしむんじゃなくて、まだ来ていない夏を待つ。TVシリーズを通しで見たあとにこのOVAへ来ると、本編で描かれた一夏の純粋な続きというより、あの熱量をもう一度温め直すための外伝として効いてくる。最初に見たときは正直、本編の余熱くらいに思って流していた。2回目で、これは余熱じゃなくて別の火だと気づいた。コアファンが本編のあとに腰を据えて見るための一本だ。「撮る」という行為で、消えていく夏を引き止めようとする話
この作品を、宇宙から来た少女と高校生の夏の恋、とだけ要約してしまうと大事なものがこぼれる。中心にあるのはずっと「撮ること」だ。霧島海人たちは自主映画を撮ろうとしていて、そこへ記憶を探す貴月イチカが転がり込んでくる。ヒロインに据えられたイチカをカメラ越しに見つめる構図は、そのまま「過ぎていく夏をフィルムに焼き付けようとする」行為と重なっている。 なぜ彼らは撮るのか。高校最後の夏だからだ。終わると分かっているものを前にしたとき、人は記録を始める。写真を撮り、日記を書き、映画を回す。それは未来の自分への手紙であると同時に、今この瞬間がもう二度と来ないと認めてしまう作業でもある。撮るたびに、夏は少しずつ過去になっていく。この残酷さを、作品はコメディの軽い手触りの裏側にずっと忍ばせている。 イチカが「記憶を探して」やってきた設定が効いてくるのもここだ。彼女は失った記憶を取り戻しに来たのに、海人たちと過ごすことで新しい記憶を増やしていく。失うことと残すことが、同じ夏のなかで同時に進む。SF的なギミックが、青春の「もう戻れない感」を増幅する装置として機能している。単なる賑やかな映画制作ものではなく、消えていくものをどう抱えるかという、わりと静かなテーマがこの夏の底には沈んでいる。特に刺さったシーン
終盤、別れが近いと全員が薄々気づいているのに、誰もそれを口にせず撮影を続ける場面。あそこで一気に持っていかれた。戸松遥のイチカは、宇宙から来た少女という浮世離れした役どころなのに、声の芯のところがやけに人間くさい。別れを匂わせる台詞をあえて軽く投げるのが上手くて、軽いから余計に刺さる。泣かせにこない芝居が、結果いちばん泣ける。 島﨑信長の海人もいい。撮ることに夢中なふりをして、本当はイチカが消えるのを見ないようにしている——その必死さが、カメラを構える所作の硬さから伝わってくる。賑やかしの側でも芝居が効いていて、田村ゆかり演じる山乃檸檬がいるとシーン全体のテンションが一段持ち上がるし、阿澄佳奈の北原美桜と日高里菜のりのんのやりとりが、何でもない日常パートの空気をちゃんと作っている。2回目に見たとき、序盤の他愛ない撮影シーンが終盤の伏線になっていることに気づいて、思わず巻き戻した。賑やかな表面の下に、寂しさの設計図がきっちり引いてある。この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズ本編を見終えて、あの夏の余韻からまだ抜け出せていない人
- 終わると分かっている時間を描く、青春ものの切なさに弱い人
- 自主映画づくりのような「みんなで何かを作る」過程そのものが好きな人
合わない人
- OVA単体で完結した物語を期待している人(本編を前提にしたコアファン向け)
- SF設定に理屈の整合性ときっちりした回収を求める人
- 配信で気軽に見たい人(現状どのサービスにも無く、視聴のハードルが高い)
次に見るなら
おねがい☆ティーチャー——どこか別の場所から来た不思議な存在と過ごすひと夏、という骨格が近い。あの夏で待ってると地続きの空気を感じたいなら、まずここに戻るのがいい。 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。——夏、幼馴染、そして切ない別れ。賑やかさの裏に喪失を隠す語り口が好きなら、確実に刺さる一本。 凪のあすから——ファンタジー設定を使って「待つこと」「もう戻れない時間」を描く青春群像劇。消えていくものを抱える物語に弱い人へ。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
本作「あの夏を待っている」は、現時点で配信が確認できる公式サービスがありません。視聴を希望される場合は、各配信プラットフォームの最新の取り扱い状況や、Blu-ray・DVDなどのパッケージ販売をあわせて確認することをおすすめします。配信状況は時期によって変わりますので、公式情報を都度チェックしておくと安心です。
よくある質問
まとめ
本作「あの夏を待っている」は、現時点で配信が確認できる公式サービスがありません。視聴を希望される場合は、各配信プラットフォームの最新の取り扱い状況や、Blu-ray・DVDなどのパッケージ販売をあわせて確認することをおすすめします。配信状況は時期によって変わりますので、公式情報を都度チェックしておくと安心です。

