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2019

シュタインズ・ゲート ゼロ 結晶多形のバレンタイン
★ 3.5 / 5.0コメディSF
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | WHITE FOX |
シュタインズ・ゲート0の第6巻BD/DVD特典の未放映エピソード。混乱の合間に特別な日が近づいていた。大切な人にチョコレートを渡す季節だが、誰もが簡単とは限らない。バレンタインデーが迫る中、未来ガジェット研究所の少女たちはカガリがこれまで一度もこの行事を祝ったことがないことに気づく。そして彼女たちはカガリに特別な思い出を作らせようと決意する。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
『シュタインズ・ゲート ゼロ』第6巻BD/DVDに収録された未放映特典エピソード。世界線をめぐる混乱が続く日々の合間に、街はバレンタインの季節を迎えていました。大切な人へチョコレートを贈るこの行事を、これまで一度も祝ったことがないというカガリ。その事実に気づいた未来ガジェット研究所の少女たちは、彼女に忘れられない特別な思い出をつくってあげようと一念発起します。本編のシリアスな空気とは打って変わり、ラボメンたちのにぎやかでほっとする日常が描かれる、ファン必見のショートエピソードです。みどころ・魅力
① 本編では見られないラボメンの“日常”
世界線の改変や喪失を巡る重厚な本編とは対照的に、ここで描かれるのはバレンタインをめぐるゆるやかな日常風景です。緊張から解き放たれた少女たちの自然な表情ややり取りに、思わず頬がゆるみます。シリーズを追ってきた人ほど沁みる、貴重なひとときです。② カガリにスポットを当てたエピソード
バレンタインを一度も祝ったことのないカガリを主役に据えた構成が魅力です。彼女の不器用さや戸惑い、それを温かく支えようとする仲間たちの距離感が丁寧に描かれ、キャラクターへの愛着がいっそう深まる内容になっています。③ コメディとして気軽に楽しめる尺感
特典ならではのコンパクトな尺で、肩の力を抜いて視聴できるのも嬉しいポイントです。チョコ作りに奮闘するドタバタや掛け合いのテンポが心地よく、本編の重さに疲れたタイミングの“箸休め”としても最適な一本です。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 川村賢一 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 花田十輝 |
| 原案キャラデザ | |
| キャラクターデザイン | 稲吉智重 |
| 美術監督 | 東潤一、小高猛 |
| 音響監督 | 山口貴之 |
| OP | 伊藤 かなこ「Fatima」 |
| ED | 今井麻美「World-Line」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
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OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「特典の埋め草エピソードだろう」と高をくくって見始めた。シュタインズ・ゲート ゼロのBD第6巻に付いてくる未放映回で、要するに本編の重い時間軸からこぼれ落ちた一日を切り取ったもの。あの胃が痛くなる0の物語の合間に、よくこんな空気の話を差し込めたなと半ば呆れながら再生した。ところが2回目に見たとき、印象が変わった。これは外伝というより、本編で誰も口にしなかった「普通の一日」を補完する回だ。バレンタインという、世界線とは何の関係もない行事を真ん中に置くことで、かえって彼女たちが何を失い、何を取り戻そうとしているのかが透けて見える。コアファンほど、本編を全部見た後にこれを置くと刺さる作りになっている。同じ材料でも、固まるかたちは違う——かがりが知らなかった「普通の日」の話
タイトルの「結晶多形」というのは、同じ成分でも結晶の組み方次第で別のかたちになる現象のことだ。チョコレートがまさにそれで、テンパリングを失敗すれば同じカカオなのに白く濁ったりボソボソになったりする。この回が面白いのは、その化学を比喩として丸ごと物語に重ねてくるところにある。同じ「気持ち」を持っていても、渡し方を間違えればかたちにならない。誰かに何かを伝えるという行為が、こんなにも難しくて、こんなにも温度管理がいるものなのか、と。 椎名かがり(潘めぐみ)がこれまで一度もバレンタインを祝ったことがない、という小さな気づきから話は転がり出す。世界線の都合に振り回されてきた彼女には、こういう何でもない年中行事の記憶が決定的に欠けている。それを研究所の少女たちが埋めてやろうとする。ここで描かれているのは、単なる甘いコメディではなくて、「特別な思い出は、誰かが意識して作らないと生まれない」という、わりと冷たい事実だ。放っておけば手に入る日常なんてものはなくて、まゆりたちは手間をかけて、失敗しながら、かがりのために一日をこしらえる。シュタゲ0という作品全体が「失われた日常をどう取り戻すか」の物語だったことを思えば、このOVAはそのテーマをチョコレート一粒のサイズに圧縮した蒸留版だと言っていい。甘い見た目に騙されると、根っこは本編とまったく同じことを語っている。特に刺さったシーン
序盤、まゆり(花澤香菜)がいつもの調子でチョコ作りを仕切りはじめるところで、思わず肩の力が抜けた。花澤香菜の「トゥットゥルー」的なふわっとした声運びが、0のあの張り詰めた空気のあとだと、ほとんど治療みたいに効く。あの声で「みんなで作ろう」と言われると、こちらまで台所に立ちたくなる。 でも一番効いたのは、かがりがチョコと向き合って戸惑う中盤だ。潘めぐみの芝居が、はしゃぐでも泣くでもなく、「どう喜べばいいのか分からない子の手つき」をちゃんと声で出してくる。一度目に見たときは流してしまったが、二度目に気づいた。ここで彼女が一瞬黙る間がある。あの沈黙に、これまでの彼女の空白がぜんぶ詰まっている。漆原るか(小林ゆう)の生真面目な手伝いっぷりや、鈴羽(田村ゆかり)のさばけたツッコミが周りを固めてくれるから、かがりの不器用さがより際立つ。終盤の渡す側のやり取りで、思わず「よかったな」と画面に向かってつぶやいてしまった。読んで見たくなったら——『シュタインズ・ゲート ゼロ 結晶多形のバレンタイン』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- シュタインズ・ゲート ゼロを最後まで見て、あの結末の後に少しでも息を抜きたい人
- かがりというキャラに本編で愛着が湧いた人。彼女の「普通の一日」が見たかった人
- 声優の細かい芝居、特に潘めぐみの間の取り方や花澤香菜の温度を味わいたい人
- 20分前後の短い尺で、ひとつの感情がきれいに完結するのが好きな人
合わない人
- 本編を見ていない人。前提知識ゼロだと「ただチョコを作る話」にしか見えない
- シュタゲにSF的な謎解きや緊張感だけを求めている人
- キャラの日常回そのものに興味が持てない人
次に見るなら
まずは大前提としてシュタインズ・ゲート ゼロの本編。このOVAはあの物語の余白に置かれた一日なので、本編の重さを通った後に見ると、ここで流れる空気の意味がまるで違ってくる。 そこから遡ってシュタインズ・ゲートのTVシリーズ。すべての始まりであり、ここのキャラ全員の関係性の土台がある。これを見ているかどうかで、かがりの戸惑いの重みが変わる。 日常の温度そのものを味わいたいならシュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ。劇場版だが、シリアスとやわらかさの配合が近く、本編を見終えた人が「もう少しこの面子の時間を」と思ったときにちょうどいい一本になる。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『シュタインズ・ゲート ゼロ 結晶多形のバレンタイン』は、dアニメストア、Netflix、Huluで配信されており、いずれのサービスでも視聴できます。アニメに特化したdアニメストアに加え、Netflix・Huluという主要な動画配信サービスでも揃っているため、ご自身が普段使っている環境に合わせて選べます。特典収録のエピソードを手軽に楽しめる、嬉しい配信状況です。


