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神様はじめました ~過去編~
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 4話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | TMS Entertainment |
マンガの22巻から25巻に付属する4つのOVA。このOADプロジェクトはマンガ14巻中盤から17巻にかけての「過去編」を映像化する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
人間でありながら土地神となった少女・奈々生と、彼女の使い魔である妖狐・巴衛。本作は、その巴衛がまだ「野狐」として恐れられていた約500年前の過去を描く物語です。かつて荒ぶる妖として人々に畏れられていた巴衛は、ある人間の女性・雪路と出会います。社に縁ある彼女との関わりの中で、冷酷だった妖狐の心は少しずつ変わっていきます。なぜ巴衛が神使として人に仕えるようになったのか——その原点となる切ない物語が、いま明かされます。
みどころ・魅力
① 巴衛の知られざる過去が明かされる
本編では多く語られなかった巴衛の500年前の姿を、じっくりと描く貴重なエピソード。野狐として荒れていた頃の彼がなぜ変わっていったのか、その心の変遷を丁寧に追う構成です。本編ファンほど胸を打たれる、キャラクターの根幹に迫る物語が展開します。
② 雪路との切ない関係性
巴衛が出会う人間の女性・雪路。奈々生とどこか重なる彼女との関係は、本作最大の見どころです。種族も寿命も異なる二人の距離が縮まっていく過程と、その先に待つ結末は、シリーズの世界観をより深く理解させてくれます。
③ 原作の世界観をそのまま映像化
原作コミックスに付属する形で制作されたOVAだけに、作品世界へのこだわりが随所に光ります。本編と地続きの作画・演出で過去編を映像化しており、コミックスの名場面を動く映像で味わえる満足感は格別。原作ファンへの愛情が感じられる一作です。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 大地丙太郎 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 山中純子 |
| ED | ハナエ「桜ミコトバ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
本編を全話見たあと、「過去編はコミックスのおまけだから」と長いこと後回しにしていた。OVA四本、ようするに巻末付録の映像版。正直なめていた。再生して数分で、それが間違いだったとわかる。本編で奈々生が惹かれていった、あの巴衛が「まだ巴衛になる前」の姿で画面にいる。誰のことも大事にしていない、笑いながら平気で人を見捨てるやつ。最初は「これ同じキャラか?」と戸惑って、二度目に見たときに気づいた。本編で時々巴衛が見せる冷たい横顔は、ここから地続きなんだ、と。おまけどころか、これを見てから本編に戻ると全部の意味が変わる。野生の妖狐が「飼いならされる」までの、五百年前の話
神様はじめました本編は、ざっくり言えば「奈々生が巴衛に惹かれていく話」だ。過去編はその逆を描く。なぜ巴衛が、人間の娘に仕えるような男になったのか。その五百年前の答え合わせ。 過去の巴衛は、強い。強すぎて誰にも縛られていない。悪羅王と組んで暴れまわり、人の生き死にを面白がっている。諏訪部順一が演じる悪羅王の、底の見えない楽しげな声がいい。あの軽さで残酷なことを言うから、二人がどれだけ「人間の物差しの外」にいるかが伝わってくる。そこに雪路という人間の娘が現れて、巴衛の何かが少しずつ狂っていく。 この作品が刺さるのは、それを「美しい純愛」として描かないところだ。誰かを好きになるというのは、無敵だった存在が弱点を抱えること。失うものができること。本編の巴衛がときどき見せる脆さ、奈々生のことになると途端に判断を誤るあの感じ——あれは五百年前にインストールされたバグなんだと、過去編を見ると腑に落ちる。沼皇女が巴衛に向ける一途さ(堀江由衣の、可憐さと執着を同居させた声がこわい)も、結局は同じ構造の裏返しだ。好きになった側が弱くなる。誰も得をしないのに、それでも惹かれてしまう。単なる前日譚ではなく、「人を好きになることの代償」を、人ですらない存在を使って描いた話だと思っている。特に刺さったシーン
やはり巴衛が雪路に対して、自分でも理由のわからない苛立ちを見せ始める序盤の流れ。強い妖が、ひとりの人間に振り回されることに耐えられない——でも離れられない。あの「認めたくないのに認めている」距離感を、声と間で持たせきっているのが見ていてつらい。終盤、悪羅王との関係が決定的に変わっていく展開では、諏訪部順一の声のトーンが一段下がる瞬間があって、思わず巻き戻した。軽口で全部済ませてきた男が、軽口で済ませられなくなる音。本編しか知らないと「悪羅王ってそんな重要だっけ」と思うかもしれないが、過去編はこの二人の話だと言ってもいい。あと、龍王や宿儺まわりで浪川大輔が要所を締めていて、世界の格がちゃんと保たれている。読んで見たくなったら——『神様はじめました ~過去編~』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 本編を全話見て、巴衛というキャラがなぜああなったのか気になっていた人
- 純愛より「好きになったせいで壊れていく関係」のほうが見応えを感じる人
- 悪羅王や沼皇女など、本編で語りきれなかった脇のキャラに愛着がある人
- 声優の声色の変化で感情を読み取るのが好きな人
合わない人
- 本編未見でいきなり見ようとしている人(前提が多すぎて置いていかれる)
- OVA四本という尺で、テンポよく完結する物語を期待している人
- 巴衛と奈々生の甘いやりとりを目当てにしている人(ここには奈々生の出番自体が少ない)
次に見るなら
妖と人の、埋まらない距離の話が好きなら夏目友人帳。あちらはもっと静かで優しいけれど、「人ならざるものとの別れを前提にした関係」という芯は同じで、過去編の余韻のまま入っていける。 同じ少女漫画原作の空気を浴びたいなら赤髪の白雪姫。テンションの置き方や、想いをまっすぐ言葉にする場面の作りが近くて、神様はじめましたの本編が好きだった人ならまず外さない。 もう少し重たいファンタジーに踏み込むなら暁のヨナ。守る者と守られる者の関係が反転していく構造は、巴衛と雪路の力関係の揺らぎを思い出させる。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「神様はじめました ~過去編~」は、dアニメストア、U-NEXT、Huluで視聴することができます。複数のサービスで配信されているため、すでに加入中のサービスがある方はそちらで手軽に視聴できます。アニメ本編の世界観をより深く味わいたい方は、これらの配信サービスでチェックしてみるとよいでしょう。
よくある質問
まとめ
「神様はじめました ~過去編~」は、dアニメストア、U-NEXT、Huluで視聴することができます。複数のサービスで配信されているため、すでに加入中のサービスがある方はそちらで手軽に視聴できます。アニメ本編の世界観をより深く味わいたい方は、これらの配信サービスでチェックしてみるとよいでしょう。