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2020

pet
★ 3.0 / 5.0ドラマサイコロジカル超自然
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Geno Studio |
もし誰かがあなたの心に入り込み、記憶を変えることができたら?知覚を操作し、存在しないものを見させ、起きなかった出来事を思い出させることができたら?あなたは道路を走っていると信じながら崖から落ちたり、自分が何をしたのか知らずに殺人を犯したりするかもしれない。そして、この能力を持って生まれた人間の一人になることを想像してほしい。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
人の心に入り込み、記憶や知覚を自在に書き換える特殊能力を持つ者たち。彼らは「会社」と呼ばれる組織に管理され、ある者の心を守る「山」となり、ある者の心を壊す「ペット」として使われていく。心を通わせ合うヒロキとツカサもまた、その能力者として裏社会の任務に身を投じていた。だが互いを唯一の拠り所とする二人の絆は、組織の思惑と能力ゆえの宿命に少しずつ蝕まれていく。記憶と現実の境界が溶け合う中で、彼らは何を守り、何を失うのか。三宅乱丈による伝説的サスペンス漫画を原作にした、心理戦と人間ドラマが交錯する物語です。みどころ・魅力
① 「記憶を書き換える」能力が生むリアルな心理サスペンス
他人の心象風景に侵入し、記憶や知覚を自在に操作する——この能力設定が物語全体に張り詰めた緊張感を与えます。誰の記憶が本物なのか、目の前の光景は現実か虚構か。観る者すら足元を揺さぶられる構造が、最後まで予測を許さないサスペンスを生み出しています。② 壊れそうな絆を描く、繊細で濃密な人間ドラマ
互いだけを心の支えとするヒロキとツカサの関係性が物語の核です。守りたいのに傷つけ合ってしまう不器用な絆、過去のトラウマ、組織への忠誠と裏切り。能力バトルでありながら、その本質は痛々しいほど人間的な感情のぶつかり合いにあります。③ 心象世界を表現した幻想的な映像演出
登場人物の内面に踏み込む「イメージ」のシーンでは、現実とは異なる幻想的で美しいビジュアルが展開されます。穏やかな山の風景や歪んでいく心象世界の描写が、キャラクターの心理状態を視覚的に伝え、物語の不穏さと叙情性を一層引き立てています。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 大森貴弘 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 村井さだゆき |
| キャラクターデザイン | 羽山淳一 |
| 音楽 | 島秀行 |
| OP | 北嶋徹「蝶の飛ぶ水槽」 |
| ED | 眩暈SIREN「image _____」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、最初は超能力バトルものだと思って再生した。人の心に入り込んで記憶を書き換える、なんてあらすじを聞けば、派手な能力のぶつけ合いを想像するに決まっている。ところが始まってみれば、画面に出てくるのは疲れた顔の男たちと、やたら長い沈黙と、誰ひとり得をしていない関係ばかりだった。一話の時点では「地味だな」と切り上げかけたのを覚えている。それが2周目で完全にひっくり返った。あの静けさは演出のミスでも予算の問題でもなく、彼らが人として扱われていないことの音だったと、後から気づくことになる。最初に感じた居心地の悪さが、実は作品の正体そのものだった。「飼われる」側に置かれた人間が、最後まで手放せなかったもの
この作品の中心にあるのは、能力の凄さではなく、その能力を持って生まれた人間が「ペット」と呼ばれて道具のように使われている、という一点だ。彼らは組織に飼われ、誰かの記憶をいじり、都合の悪い人間の頭を壊す仕事をこなす。名前ではなく役割で呼ばれ、壊れたら替えがきく前提で扱われる。タイトルがそのまま、彼らの社会的な立ち位置を言い切っている。心に入る能力が厄介なのは、相手だけでなく自分の記憶も他人に書き換えられてしまうところにある。自分が本当に感じたことなのか、誰かに植えられたものなのか、足場がどんどん崩れていく。その中で彼らが必死に守ろうとするのが、心の奥にある「山」と呼ばれる大切な風景の記憶だ。それは幸せだった一瞬であり、自分が人間だったことの最後の証拠でもある。記憶を消されても、その風景だけは渡したくない——飼われている人間が、唯一手放せなかったもの。そう考えると、この作品は超能力サスペンスの皮をかぶった、所有と尊厳の話だとわかる。誰かに必要とされることと、誰かの持ち物になることは、紙一重で違う。悟と司の関係がずっと苦しいのは、その線引きが二人にも見えていないからだ。守っているのか、縛っているのか。優しさなのか、依存なのか。答えを出さないまま物語が進んでいくぶん、観ているこちらの胸にも同じ問いが残り続ける。
特に刺さったシーン
刺さったのは派手な能力描写ではなく、終盤、守ろうとした関係そのものが歪んでいくくだりだった。悟を演じる小野友樹の声が、まだ幼さの残る素直さから、だんだん追い詰められた濁りへ落ちていく。その変化が台詞の意味より先に伝わってきて、思わず一時停止した。対する司の谷山紀章は、優しい言葉を吐きながらどこか温度が足りない芝居をしていて、この人は本当に相手を見ているのか、と疑わせる絶妙な怖さがある。脇のキャストも効いている。乾を演じる安元洋貴の低く乾いた声は、組織の論理を体現していて、彼が淡々と話すほど世界の冷たさが増した。ジン役の市道真央は、男たちの泥沼に差し込む数少ない人間味で、彼女の声があるだけで序盤の重さが少し息をする。そして社長を演じる飛田展男。穏やかな喋り方のまま、相手を商品として値踏みしているのが透けて見える芝居で、いちばん背筋が冷えたのはこの人の場面だったかもしれない。音楽がほとんど鳴らない静かな間に、こうした声だけが置かれていく構成が、最後までこの作品の武器だった。
読んで見たくなったら——『pet』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 派手な展開より、関係の温度差や沈黙でじわじわ追い詰められる作品が好きな人
- 記憶やアイデンティティが揺さぶられる、足場の崩れる感覚に弱い人
- 救いの薄い結末でも、その重さごと受け止めて余韻を噛みしめたい人
- 声優の抑えた芝居や、間の取り方そのものを味わいたい人
合わない人
- テンポよく能力をぶつけ合う、わかりやすいバトルが見たい人
- 明るい読後感や、すっきりしたカタルシスを求めている人
- 序盤の地味さと暗さに、一話で離脱してしまいやすい人
次に見るなら
人の意識の中へ潜っていく構造が刺さったなら、ID:INVADED イド:インヴェイデッドがいい。他人の精神世界を歩き回る謎解きで、内面を物理空間として描く発想に共通の手触りがある。現実と妄想の境目が溶けていく感覚が癖になったなら、妄想代理人を。人の心の弱さが連鎖して街全体を侵していく不穏さは、petの居心地の悪さと地続きだ。そして大人に道具として使われる若者の痛みと、抜き差しならない関係性に胸を掴まれたなら、BANANA FISHがおすすめ。守りたいものを守れない苦さまで含めて、後を引く。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
アニメ「pet」は、ABEMA、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TVの4つのサービスで配信されており、いずれかに登録していれば視聴できます。それぞれ無料お試し期間やポイント特典の有無が異なるため、すでに利用中のサービスがあればそのまま視聴するのがおすすめです。これから登録する場合は、無料体験のあるサービスから試してみるとお得に楽しめます。
