※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

アルスラーン戦記 風塵乱舞
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 8話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | LIDENFILMS |
シンドゥラの王位継承戦を乗り越えたアルスラン一行がパルスに帰還すると、銀の仮面をつけた勇将ヒルメスが立ちはだかった。ようやくヒルメスを退却させ、再び首都へ向かおうとした時、パルスにはさらに大きな脅威が迫っていた。
作品概要・あらすじ
あらすじ
隣国シンドゥラの王位継承争いを切り抜けたアルスラーン王太子の一行は、故国パルスへの帰還を急いでいた。だが彼らの前に、銀の仮面で素顔を隠した勇将ヒルメスが再び立ちはだかる。激しい攻防の末にヒルメスを退け、ようやく首都エクバターナの奪還へと歩みを進めようとしたアルスラーンたち。しかしパルスの地には、ルシタニア軍やヒルメスをも上回る、さらに大きな脅威が静かに忍び寄っていた。王太子としての器を問われながら、アルスラーンは仲間とともに新たな戦いへと身を投じていく。みどころ・魅力
① 全8話に凝縮された濃密な続編ドラマ
第1期の物語を受け継ぐ本作は、全8話というコンパクトな構成。短いながらもシンドゥラ編からパルス帰還、新たな脅威の出現までを一気に描き、テンポよく物語が加速していきます。第1期を観たファンが続きを楽しむのに最適な一作です。② 宿敵ヒルメスとの因縁の対決
銀の仮面の下に王位への執念を燃やすヒルメス。アルスラーンとの血筋をめぐる因縁が、本作でさらに深く掘り下げられます。立場の異なる二人の若者がぶつかり合う構図は、単純な善悪では割り切れない重厚なドラマを生み出しています。③ 成長していくアルスラーンと個性豊かな仲間たち
万騎長ダリューンや軍師ナルサスをはじめ、エラム、ファランギース、ギーヴら個性豊かな従者たち。彼らに支えられながら、優しさと強さを兼ね備えた王へと成長していくアルスラーンの姿が、本作の大きな見どころとなっています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 阿部記之 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 上江洲誠 |
| キャラクターデザイン | 田澤潮、渡辺和夫 |
| 音楽 | 岩代太郎 |
| 美術監督 | 工藤ただし |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | 藍井エイル「翼」 |
| ED | Kalafina「blaze」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1期はそこそこ見ていた、くらいの距離感だった。原作の田中芳樹より先に「荒川弘が漫画描いてるやつ」という認識が来る時点で、たぶん入り口がコミカライズだった人間だと思う。で、2期。正直「あれ、もう続きやるんだ」が最初の感想だった。全8話と聞いて身構えたけれど、見始めたら逆にこの尺がちょうどよかった。1期の群像劇をだらだら引き延ばさず、銀仮面卿ヒルメスとの因縁にぐっと寄せてくる。最初は「短い総集編みたいなものか」と斜に構えて見始めたら、思っていたより腰を据えた戦記が始まって、2話あたりで姿勢を直した。2回目に見たときに気づいたのは、アルスラーンの顔つきが1期の終盤からまた少し変わっていること。王子の顔から、もう一歩だけ王の顔に近づいている。
「血の正統」と「人がついてくる王」——どちらが本物の王か
この作品は単なる中世風ファンタジー戦記ではなくて、ずっと「王の資格とは何か」という一点を、別々の人物に背負わせて殴り合わせている話だと思っている。風塵乱舞でそれがいちばんはっきりするのが、アルスラーンとヒルメスの対比だ。ヒルメスは血筋の正統性を握っている。本来なら王位は自分のものだったという、動かしようのない事実を抱えて、銀の仮面の下でそれを燃やし続けている。彼の怒りには理がある。理があるからこそ厄介で、見ているこっちも「いや、この人の言い分も間違ってはいないんだよな」と何度も引き戻される。一方のアルスラーンは血の正統では分が悪い。彼が持っているのは「奴隷のいない国を作りたい」というほとんど無謀な理想と、その理想に惹かれて勝手に集まってくる人間たちだ。ナルサスもダリューンも、命じられたから従っているわけじゃない。この王子が描く未来を見てみたいから付いてきている。
だから風塵乱舞の戦は、領土の奪い合いの皮をかぶった「正統性の定義をめぐる戦争」になっている。血で王になるのか、人がついてくるから王になるのか。作品は安易にアルスラーンを正解にしない。彼の理想は美しいぶんだけ脆くて、現実の政治や戦争の前で何度もぐらつく。理想を口にした瞬間に誰かが死ぬ、その重さをちゃんと描く。個人的にはここが好きだ。理想主義を気持ちよく勝たせないことで、アルスラーンが選ぼうとしている道が「優しいから簡単」なのではなく「優しさを貫くからこそ一番難しい」道なんだと分かる。風塵乱舞は、その難しさに王子が初めて本気で値段を払い始める章だった。
特に刺さったシーン
やっぱり梶裕貴のヒルメスだ。銀仮面卿って、声を出した瞬間に役の格が決まってしまう役どころで、下手をすると「恨み言ばかり言う仮面の人」で終わる。梶裕貴はそこを、怒りの底に常に「本当はこうなりたかった」という哀しみを一枚敷いて鳴らしてくる。終盤の対決での、勝ち負けより先に感情が爆ぜてしまうあの声——憎しみのはずなのに、聞いていると泣き言の手前みたいに聞こえる瞬間があって、そこで思わず巻き戻した。憎んでいる相手に向かって、本当は認めてほしいんじゃないのか、と。
それと、序盤の戦場のやり取りでのダリューンとナルサスの呼吸。細谷佳正のダリューンは剣で語る男なんだけど、その剣を信じて軽口を叩く浪川大輔のナルサスがいるから成立している。二人が短い言葉を交わすだけで「ああ、この主従はもう何年もこれをやってきたんだな」と伝わる。声優が芝居で関係性の年輪を出してくる、ああいうのに弱い。
読んで見たくなったら——『アルスラーン戦記 風塵乱舞』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 正統性・統治・理想の王、みたいな政治と戦記が絡むテーマでテンションが上がる人
- 主人公より敵役に感情移入しがちな人(ヒルメスがしんどいほど良い)
- 1期を見ていて、群像劇の続きを腰を据えて追いたい人
- 荒川弘の漫画版から入って、キャラの輪郭がはっきりした絵が好きな人
合わない人
- 1話完結のスカッとする展開を求めている人(これは長い戦記の途中の章)
- 1期未見でいきなり2期から入ろうとしている人(人間関係が前提になっている)
- 主人公が迷わず強く正しくあってほしい人(アルスラーンはずっと迷う)
- 全8話という尺に物足りなさを感じやすい人
次に見るなら
同じ田中芳樹原作の銀河英雄伝説。舞台は宇宙だけれど、「正統な権威」と「実力で人を率いる者」の対比という芯はアルスラーンとそっくりで、ヒルメスの屈折が刺さった人ほどラインハルトに引き込まれるはず。
戦の駆け引きと、一人の若者が王(将)に育っていく過程が好きならキングダム。理想と現実のあいだで殴られながら前に進む主人公という意味で、アルスラーンと血が近い熱がある。
中東風の世界観と、知略で国の運命を動かす感触が好みなら将国のアルタイル。盤面を読んで戦わずに勝とうとする主人公の頭脳戦は、ナルサスの軍師ぶりにニヤけた人にちょうどいい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「アルスラーン戦記 風塵乱舞」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つのサービスで配信されており、いずれでも視聴することができます。アニメ作品の取り扱いに強いこれらのサービスなら、第1期から続けて楽しみやすい環境が整っています。ご自身の利用しているサービスに合わせて選んでいただけます。


