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BROTHERHOOD FINAL FANTASY XV
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 5話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | A-1 Pictures |
クラウンプリンス・ノクティスと3人の仲間たちの絆を描く物語。彼らの深い友情がゲーム本編の冒険へと導かれていく。アクション満載のRPG「ファイナルファンタジーXV」の世界観を広げ、プレイヤーが体験する冒険の舞台を設定する作品である。
作品概要・あらすじ
あらすじ
「BROTHERHOOD FINAL FANTASY XV」は、ゲーム『ファイナルファンタジーXV』本編へと続く前日譚を描いたONA作品です。ルシス王国の王子ノクティスと、彼を支える3人の仲間――グラディオラス、イグニス、プロンプト――が出会い、固い絆で結ばれていくまでの日々が丁寧に綴られます。それぞれの過去や人柄、ノクティスとの関係性が少しずつ掘り下げられ、4人がなぜ共に旅へ出るのかが自然と伝わってくる構成です。本編をより深く味わうための、心温まるエピソード集となっています。
みどころ・魅力
① 本編では語られなかったキャラクターの素顔
グラディオラス、イグニス、プロンプトの3人が、それぞれどんな人物でノクティスとどう出会ったのかが描かれます。ゲーム本編では触れられなかった日常やエピソードを通して、4人の人柄や関係性が立体的に伝わってきます。本編プレイ済みのファンほど「そういうことだったのか」と発見のある内容です。
② アニメならではの温かみのある映像表現
A-1 Picturesが手がけた美しい作画が魅力のひとつです。FFXVの世界観を保ちながら、アニメならではの柔らかなタッチで日常シーンや戦闘シーンが描かれます。ゲームのリアル路線とは異なる温度感で、仲間たちの絆をじっくり描き出している点に注目です。
③ 短編形式で気軽に楽しめる構成
1話あたりがコンパクトにまとまったONA作品なので、隙間時間でも気軽に視聴できます。各話が4人のうち誰かにフォーカスする作りになっており、それぞれのエピソードが独立して楽しめます。FFXVの世界に触れる入り口としても、本編の補完としても最適です。
キャスト・声優一覧














スタッフ
| 監督 | 増井壮一 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 栗田新一 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ゲームはやっていない。FF15と言われても、頭にあるのは「黒い服の男4人が車に乗っている」くらいのぼんやりした像だけだった。配信を探してもどこにも見当たらなくて、これはもう一生縁がないやつだろうと半ば諦めていた。それが、たまたま宅配レンタルのリストでタイトルを見つけて、全5話の短いやつなら、と軽い気持ちで借りた。本編未プレイの人間が販促アニメを見たところで、内輪ネタの羅列にしか見えないだろうと高をくくっていた。
ところが1話の途中で座り直した。これは販促というより、4人がどうやって今の距離感にたどり着いたのかを、ただ静かに積み上げていくだけの話だった。予習にもならないし、派手な伏線回収もない。なのに2回目に見たときのほうが沁みた。この先に何が待っているのか知らないまま、ただ彼らの昔を覗いている——その手持ち無沙汰な優しさが、妙に落ち着くのだ。
特別な誰かになりたかった少年が、ただの「友達」になるまで
このアニメの核は、たぶん2話にある。プロンプトという、4人の中で一番「普通」の出自を持つ少年の話だ。彼には王子の隣に立つような血筋もなければ、剣の腕もない。あるのは、ノクティスと友達になりたいという、それだけの気持ちだった。
面白いのは、彼がその気持ちをどう扱うかだ。普通の少年漫画なら「ありのままでいいんだ」で着地させるところを、この話はそうしない。彼は隣に立つ資格を、自分の手で作ろうとする。体を変え、自分を作り直し、何度も助走をつけては、結局あと一歩が踏み出せない。その不器用さがやけにリアルで、見ていてこっちが息を止めてしまう。承認されたいのではなく、ただ普通に話しかけられる距離まで、自力で這い上がりたい——その願いの切実さが、5話の中でいちばん強い熱量を持っている。
柿原徹也の声がまたいい。プロンプトの明るさは、最初から備わっていた天性のものではなく、後天的に獲得した「鎧」なんだと、声の作り方でわかるように演じている。だから彼の軽口を聞くたびに、その裏で踏ん張っている少年の影が透けて見える。単なる賑やかし担当ではないのだ。
結局この作品は、生まれや能力でつながった絆ではなく、自分で選んで、自分で歩み寄った距離の話なんだと思う。王子と従者という関係の上に、ちゃんと「友達」を一枚自分で貼り直した4人。その地味な作業を5話かけて見せてくれるから、ゲームを知らない自分でも、最後には彼らの車に同乗していたような気分になる。
特に刺さったシーン
映像として一番背筋が伸びたのは、序盤の、幼いノクティスが闇の中で異形に襲われる場面だ。それまでの穏やかな日常の温度から一転して、画面の質感ごと冷える。ONAらしく尺もリソースも限られているはずなのに、ここだけは妙に密度が高くて、配信短編とは思えない緊張感がある。マリリスを演じる小市眞琴の、人ではないものの声色が刺さって、何回見ても肩に力が入る。
そして、その恐怖を受け止める側の芝居が効いている。鈴木達央のノクティスは、王子という肩書きの重さを、無口さと気だるさの裏に押し込めて演じる。三宅健太のグラディオラスが模擬戦でわざと厳しく当たる場面の、声の太さと不器用な愛情。終盤、宮野真守のイグニスが台所に立って黙々と手を動かすだけの何でもない時間——あれを「献身」とまで感じさせてしまうのは、ほとんど声の力だ。派手な見せ場ではなく、こういう静かな数十秒に俳優陣の地力が出ていて、思わず巻き戻した。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ゲーム本編を知らなくても、男たちの関係性が出来上がっていく機微を眺めるのが好きな人
- 短くまとまった前日譚・キャラ掘り下げに弱い人
- 結末を知らないまま「これから何かが始まる」空気だけを味わいたい人
合わない人
- 派手なバトルや、起承転結のはっきりした一本の物語を求めている人
- 販促短編に本編級の情報量や設定開示を期待してしまう人
- ゲームの予習・補完として、実用的に役立つ内容を欲しがっている人
次に見るなら
KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XVが好きなら、というより、この4人の物語を見たあとで世界の「外側」を知りたくなったら、こちらへ。同じFFXVの世界の、戦争と王と都の側を描いた長編で、BROTHERHOODの穏やかさと裏表になっている。
若い男たちの絆と、その先にぼんやり見える影を味わいたいならBANANA FISH。関係性の濃さと、それが置かれている残酷さの落差は、こちらのほうがずっと激しいが、根っこにある「選んだ仲間」の手触りは近い。
寄せ集めの面々が同じ乗り物で旅を続ける、乾いた空気と喪失感が好きならカウボーイビバップ。テンション低めのユーモアと、ふとした瞬間に滲む寂しさの配合が、BROTHERHOODの後味と地続きに感じられるはずだ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
現時点で、本作の配信が確認できる定額制サービスはありません。視聴を希望される場合は、各配信プラットフォームの最新情報をあわせてご確認いただくのがおすすめです。配信状況は時期によって変わることがありますので、こまめにチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
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