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文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | OLM |
迷宮のような図書館の中には、世界で最も偉大な作家たちの魂が存在する。錬金術師たちは古い物語に深く入り込み、それを適切な結末まで導かなければならない。邪悪な存在たちが物語を破壊しようとしており、作家たちはそれを阻止するため互いを信じる必要がある。この物語の終わり方はただ一つだけなのだ。
作品概要・あらすじ
あらすじ
迷宮のように入り組んだ図書館の奥深くには、世界に名を残した文豪たちの魂が眠っています。錬金術によって現世へと喚び出された彼ら「文豪」は、古今の名作へと潜書し、物語を正しい結末へと導く使命を背負う存在です。しかし、書物そのものを侵蝕し、物語を消し去ろうとする「侵蝕者」が暗躍。文豪たちは互いの絆と信念を頼りに、文学を守るための戦いへと身を投じていきます。喪われれば二度と戻らない物語を救うため、彼らはペンを剣に変えて立ち上がるのです。みどころ・魅力
① 実在の文豪たちが戦士として躍動する独創的な世界観
芥川龍之介や太宰治、中原中也といった誰もが名を知る文豪たちが、個性豊かなキャラクターとして登場します。彼らの作風や人間関係、史実のエピソードがさりげなく物語に織り込まれており、文学好きほど思わずニヤリとする仕掛けが随所に散りばめられているのが大きな魅力です。② 「物語を守る」という切ない使命が生むドラマ
侵蝕者によって書物が破壊されれば、その作品は世界から永遠に失われてしまいます。文豪たちが命を賭して物語を救おうとする姿は、文学そのものへの愛と敬意に満ちています。喪失と再生をめぐる重厚なテーマが、アクションの裏で静かに胸を打ちます。③ スタイリッシュな戦闘演出と耽美なビジュアル
潜書中のバトルシーンは色彩設計と作画にこだわりが感じられ、文豪それぞれの能力が華やかに描かれます。和洋折衷の衣装デザインや退廃的な美しさをたたえた背景美術など、ゲーム原作の耽美な世界観をアニメならではの動きで存分に味わえる作品です。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 渡部穏寛 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 熊谷純 |
| キャラクターデザイン | 中嶋敦子 |
| 音楽 | 坂本英城 |
| 音響監督 | 蝦名恭範 |
| OP | 浦島坂田船「グッド・バイ」 |
| ED | 南條愛乃「藪の中のジンテーゼ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「文豪の名前を借りたバトルもの、まあゲーム原作だろうな」と雑に構えて見始めた。実際そうだった。太宰だの芥川だのが当たり前の顔で並んで、武器を握って本の中へ潜っていく。教科書で名前だけ覚えた連中がこの絵面で動いているのは、率直に言って一度笑った。ただ2回目に通したとき、その馬鹿馬鹿しさの下に思ったより乾いた手触りがあるのに気づく。これは「偉人が戦う爽快もの」ではなく、書いた人間の方をずっと見ている作品だ。気づいてから印象が静かに変わった。
本を守るというより、書いた人間の生き方ごと守ろうとする話
この作品の軸は「侵蝕者に書き換えられそうな物語を、正しい結末まで連れ戻す」という一点にある。図書館に眠る文豪の魂を呼び出し、本の中へ潜って、歪められかけた物語を元の形に戻す。構造だけ取り出せば古典的な防衛戦だ。だが面白いのは、守る対象が「作品」であると同時に「それを書いた人間そのもの」になっているところだと思う。
ここに並ぶのは実在の作家たちで、その多くは現実で穏やかな人生を送っていない。太宰治を演じる中村悠一の、軽口の奥に常に湿った影を置く芝居を聴いていると、守られているのは原稿ではなく、その人が抱えた弱さや business——いや、生き様そのものなんだと思えてくる。物語が消えるというのは、その人が生きて書いたという事実ごと無かったことにされる、という意味になる。だから彼らは自分の作品に潜るとき、半分は自分自身と向き合っている。
単なる擬人化バトルとして消費もできる。けれど「なぜ物語は正しい結末に戻されなければならないのか」という問いを、文化が忘れられていく不安として受け取ると、急に背筋が伸びる。偉人が並ぶ華やかさの裏で、この作品はずっと「忘却に抗う」という地味で切実なテーマを抱えている。そこを見ようとするかどうかで、評価がきれいに割れる作品だと思う。
特に刺さったシーン
太宰と芥川が並ぶ場面が、やはり一番効いた。中村悠一の太宰は飄々と崩れていて、諏訪部順一の芥川はどこまでも張り詰めている。声の質感が真逆で、その二人が同じ画面にいるだけで、現実の文学史で語られる距離感が勝手に立ち上がってくる。設定を知らなくても「この二人、根っこで繋がっているのに噛み合っていない」と伝わる芝居だった。
もう一つ挙げるなら、坂口安吾の杉田智和。終盤の張り詰めた展開のなかで、彼の乾いた一言が場の温度をふっと下げる瞬間があって、思わず巻き戻した。深刻になりすぎる手前で誰かが息を抜く、あの呼吸の作り方が好きだ。岡本信彦の谷崎、柿原徹也の中也も、出番の長短に関係なく声で輪郭を立ててくる。キャラの多さに溺れそうな作りを、声の力で何とか踏みとどまらせている、という見え方をした。
読んで見たくなったら——『文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 太宰や芥川を「偉人」ではなく「人間」として眺めたい人
- キャラを一人ずつ立てていくゲーム原作アニメの作法に慣れている人
- 近代文学の作家名にうっすら馴染みがあり、その元ネタ探しを楽しめる人
- 豪華な声優陣の芝居だけで一本見られるタイプの人
合わない人
- 一本筋の通った緻密なストーリーと整合性のあるバトルを求める人
- 予備知識ゼロで、大量に出てくるキャラを覚える前に置いていかれるのが苦手な人
- 原作ゲームの設定説明が前提の進行を、不親切と感じる人
次に見るなら
文豪ストレイドッグスが好きなら、こちらも地続きで楽しめる。あちらは文豪の名を借りた異能バトルで外連味が強く、本作はもう少し「作家本人」へ寄った作り。並べて見ると同じモチーフの料理し方の違いが面白い。
擬人化×ゲーム原作という血筋でいうなら刀剣乱舞-花丸-。キャラ愛で見る作りや、原作前提のゆるい群像感がよく似ている。バトルより関係性を眺めたい人向け。
「物語を守る」というテーマそのものに惹かれたなら図書館戦争。本が検閲で消されかける世界で本を守る話で、潜書とは形が違うが、忘却に抗うという芯は驚くほど近い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信されており、いずれのサービスでも視聴することができます。アニメ作品を多く扱う配信プラットフォームで揃って取り扱われているため、ご自身が普段お使いのサービスに合わせて選んでいただけます。気になった方は、上記いずれかのサービスでチェックしてみてください。
