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憂国のモリアーティ OVA
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 2話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Production I.G |
白ユリの思い出 イギリスの著名な温泉地バースで、高名な貴族画家が描いた白ユリの絵画が損傷される。その絵を以前見たような気がするウィリアムはバースへ向かい、事件を調査していたシャーロックと再会する。 モリアーティ家の休日 モリアーティ家が直面する日常の出来事を描く。
作品概要・あらすじ
あらすじ
イギリスの温泉保養地バースで、高名な貴族画家が手がけた「白ユリ」の絵画が何者かに傷つけられる事件が起こります。その絵にどこか見覚えを感じたウィリアム・モリアーティは現地へ向かい、同じく事件を追っていたシャーロック・ホームズと再会します。本作はこの「白ユリの思い出」と、モリアーティ家の何気ない一日を切り取った「モリアーティ家の休日」の2編を収録したOVA。テレビ本編では描かれなかった彼らの素顔と日常がのぞける特別編です。みどころ・魅力
① 本編を補完する2つの特別エピソード
バースの絵画損傷事件を追う「白ユリの思い出」と、モリアーティ家の休日を描く小品の二本立て構成。シリアスな謎解きと、肩の力が抜けた日常描写という異なる味わいを一度に楽しめます。テレビシリーズを観た人が「その後」「その合間」を覗くように味わえる一編です。② ウィリアムとシャーロックの再会
事件を介して再び顔を合わせる二人のやり取りは、本作最大の見どころ。互いの頭脳を認め合う緊張感と、どこか軽妙な距離感が同居します。原作・本編で築かれた関係性を知っているほど、この再会の機微が深く響く構成になっています。③ モリアーティ家の「素顔」が見える日常
「モリアーティ家の休日」では、計画や事件から離れた兄弟たちの普段の表情が描かれます。緻密な犯罪劇とは打って変わったやわらかな空気感が新鮮で、キャラクターへの愛着がいっそう深まる構成。ファンにとってはご褒美のようなパートです。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 原作 | 竹内良輔 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 三好輝 |
| OP | 畠中祐「DYING WISH」 |
| OP | 畠中祐「TWISTED HEARTS」 |
| ED | ステレオダイブファウンデーション「ALPHA」 |
| ED | ステレオダイブファウンデーション「OMEGA」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
本編は通しで見てた。階級社会をぶっ壊すために、自分の手を汚す覚悟で犯罪を設計する男の話。あれを見終えたあと、しばらく余韻から抜けられなかった記憶がある。OVAがあるなんて知らなかった——配信を漁っていたら不意に出てきて、軽い気持ちで再生ボタンを押した。で、本編のあの張り詰めた重さを期待すると、最初はちょっと拍子抜けする。これは外伝、というか箸休めの一皿だ。温泉地バースで起きる絵画損傷の小さな事件と、モリアーティ家のなんでもない休日。1回目は「サイドストーリーね」と流し見していたんだけど、2回目で気づいたのは、本編があえて描かなかった「彼らがただ息をしている時間」を、ここで見せてくれているということだった。
革命の設計図を描く男たちの、なんでもない休日という贅沢
本編の憂国のモリアーティは、ずっと緊張していた。誰かが死ぬ。誰かを裁く。その一手一手に、ウィリアムの命と魂が削られていく。だからこの作品を見ている間、私は彼らが「普通に暮らしている」姿をほとんど想像できなかった。朝起きて、お茶を飲んで、くだらないことで言い合う——そういう時間が彼らにもあるはずなのに、物語はそれを見せる余裕を持たなかった。
このOVAが描こうとしているのは、たぶんそこだ。これは単なるおまけの日常回ではなくて、「革命の設計図を描く人間にも、守りたい日常があった」という事実の提示なんだと思う。モリアーティ家の休日パートで描かれる、兄弟のなんでもないやり取り。そこにあるのは戦略でも復讐でもなく、ただの家族だ。本編で彼らが背負った重さを知っているからこそ、この軽さがやけに沁みる。彼らはこの「なんでもない時間」を守るために、あれだけのものを賭けたんじゃないか——そう思えてくる。
白ユリの思い出パートも同じ構造で、扱うのは大きな犯罪計画ではなく、一枚の絵をめぐる小さな謎だ。でもウィリアムが事件に向き合う姿勢には、本編と地続きの「見過ごせなさ」がある。大事件でなくても、目の前の歪みを放っておけない。その性分こそが彼という人間の核で、休日ですら彼は完全には休めない。そこに、この人の業のようなものを感じてしまう。
特に刺さったシーン
序盤、バースでウィリアムがシャーロックと再会するくだり。事件を追っていた二人が同じ場所で鉢合わせる、あの間合いがいい。本編であれだけ複雑な関係を積み上げた二人が、温泉地という気の抜けた舞台でまた顔を合わせる——その温度差が妙におかしくて、思わず口角が上がった。斉藤壮馬が演じるウィリアムの、穏やかな声の下にほんの一瞬だけ覗く鋭さ。あの声の使い分けは何度聞いても唸る。それから、モリアーティ家のパートで日常の空気をふっと和ませる阿澄佳奈のハドソンの存在感。彼女の一言で場の緊張がほどける感じが、この作品の「休日」というテーマにそのまま効いている。終盤、絵にまつわる真相が見えてくる展開では、ミステリーとしての満足感もちゃんとある。小品なのに、手は抜いていない。
読んで見たくなったら——『憂国のモリアーティ OVA』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 本編の憂国のモリアーティを完走して、あのキャラたちの「その後」や「素顔」をもっと見たい人
- 緊迫した本編とは別軸の、肩の力が抜けた日常や小さなミステリーを楽しめる人
- 斉藤壮馬・日笠陽子・日野聡といった声の芝居を、細部まで味わいたい人
合わない人
- 本編未見で、ここから入ろうとしている人(前提知識がないと旨味の大半を取りこぼす)
- 本編級の重厚な復讐劇・大きな仕掛けを期待している人
- 外伝・日常回そのものに興味が持てない人
次に見るなら
黒執事——ヴィクトリア朝ロンドンの陰と気品をたっぷり浴びたいなら、まずこれ。執事と少年が裏社会を渡り歩く構図は、モリアーティ家の暗い優雅さが好きな人にそのまま刺さるはず。日野聡の芝居つながりで見比べるのも一興。
コードギアス 反逆のルルーシュ——歪んだ世界をぶっ壊すために、自らの手を汚して頭脳戦を仕掛ける主人公。ウィリアムの「正義のための犯罪」という業に惹かれたなら、ルルーシュの選択もきっと胸に来る。
PSYCHO-PASS サイコパス——罪とは何か、裁く資格は誰にあるのか。そのテーマを本編で噛み締めた人には、社会のシステムそのものを問うこの作品が次の一本として効く。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『憂国のモリアーティ OVA』は、dアニメストアとU-NEXTで配信されており、どちらのサービスでも視聴できます。アニメ作品の取り扱いに強い2つのサービスで観られるため、すでに加入している方はそのまま楽しめます。本編とあわせて視聴したい方も、これらのサービスでスムーズにチェックできます。


