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カワイスギクライシス
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | SynergySP |
地球侵略を企む宇宙人リザ・ルナは、観光を楽しんでから地球を破壊する予定だった。しかし彼女は猫カフェに立ち寄り、そこで可愛い猫たちに心を奪われてしまう。猫の魅力に目覚めたリザは、地球破壊という当初の目的を遂行できなくなる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
地球侵略の任務を帯びてやってきた宇宙人リザ・ルナは、破壊を実行する前にまず地球を観光して楽しもうと考えていた。ところが、ふと立ち寄った猫カフェで愛らしい猫たちに出会い、その圧倒的な可愛さに心を撃ち抜かれてしまう。すっかり猫の魅力に目覚めたリザは、地球を破壊するどころか猫と過ごす日々に夢中になっていく。侵略という当初の目的と「カワイイ」への抗えない衝動の間で揺れ動く宇宙人の、ゆるくも愛おしい地球生活を描く日常系コメディ。猫好きにはたまらない癒やしと笑いが詰まった一作です。みどころ・魅力
① 「宇宙人×猫」という唯一無二の設定
地球侵略に来たはずの宇宙人が、猫の可愛さの前に任務を忘れてしまう——という発想がまず秀逸。シリアスになりそうなSF設定を、徹底して「猫がかわいいだけ」の日常に落とし込むギャップが楽しく、肩の力を抜いて笑える独自の世界観を作り上げています。② リザの豊かな表情とリアクション
猫を前にしたリザの、理性が崩壊していく表情の変化が本作最大の見どころ。クールな侵略者の顔から「カワイイ」に陥落する瞬間までのリアクションがとにかく多彩で、視聴者もつい一緒にニヤけてしまう中毒性があります。③ こだわりの効いたリアルな猫描写
登場する猫たちのしぐさや表情が丁寧に描かれており、猫好きが思わず「わかる」と頷く瞬間が満載。可愛さに悶絶するリザの姿に共感しながら、純粋に猫の魅力を堪能できる癒やし要素もしっかり詰まっています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 羽鳥潤 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 皐月彩 |
| キャラクターデザイン | 渡辺真由美 |
| 音楽 | 成田旬、瀬尾祐介 |
| 美術監督 | 和田千帆 |
| 音響監督 | 中谷希美 |
| OP | 超学生「スペースキャットビッグバン」 |
| ED | 「にゃんぼりーdeモッフィー!」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
あらすじを一行で要約すると「動物が可愛すぎて宇宙人が侵略をやめる」。これだけで充分だった。地球を壊しに来た存在が猫に骨抜きにされる、なんて構造がつまらないわけがない。そういう「強い前提一発」で押し切るアニメに弱いので、半分は冷やかしのつもりで再生した。
最初に見たときは、正直「猫が可愛いギャグを延々やるだけだろう」と高をくくっていた。ところが2回目に見ると、リザ・ルーナという侵略者がどんどん人間側の生活に侵食されていく過程が、思ったより丁寧に積み上げられていることに気づく。1話の段階ではただのテンション芸に見えたものが、最後まで通すと「ああ、これは敗北の記録だったのか」と読み替えられる。冷やかしで入って、気づけば真顔で猫の動画を漁っていた。負けたのはこっちだった。
地球を壊しに来た者が、猫に膝をつくまで——”可愛い”という名の上位文明
この作品は、表向きは「動物が可愛い、以上」というだけのコメディだ。実際そう見ても全然成立する。ただ、複数回見ていると、もう一段下の層が見えてくる。これは侵略者が侵略される話なのだ。
リザ・ルーナは地球を観光してから破壊するつもりで降りてくる。つまり彼女にとって地球は「処分予定の対象」でしかなかった。価値観の上位に自分の任務があって、地球の生き物は数字以下の存在だったはずだ。ところが猫カフェで、その序列があっさり崩壊する。可愛いという感情の前では、文明の進んだ侵略者も無力だった。任務という思想を、毛玉一匹が上書きしてしまう。これはかなり身も蓋もない真実を突いている。人間だって立派な理屈を抱えていても、可愛いものを前にすると優先順位が一瞬で組み替わる。あの瞬間の自分の弱さを、宇宙人の敗北という形で笑いに変換しているのがこの作品の芯だと思う。
面白いのは、それを「堕落」として描いていないことだ。リザが猫に夢中になることは、彼女が任務というひとつの価値観しか持っていなかった存在から、もうひとつ別の喜びを知る存在に変わる過程でもある。侵略をやめた彼女は、何かを失ったのではなく、ようやく可愛いという上位文明に出会えた、という描かれ方をする。だから見終わったあとに残るのは、ギャグの後味というより、妙に肯定的な温かさだったりする。可愛いに屈するのは、別に恥ずかしいことじゃない。むしろそれを知らないまま地球を壊さなくて本当によかった、と本気で思える。
特に刺さったシーン
やはり序盤、リザが猫カフェで陥落するくだりに尽きる。ここまで冷たく任務をこなす宇宙人として振る舞っていた彼女が、猫を前にした瞬間に表情も声も崩壊する。花守ゆみりの演技がここで化ける。それまでの「観測者として地球を見下す声」から、なりふり構わない素の声へ落差をつけてくるので、聞いているこっちまで一緒に陥落させられる。可愛いものを見たときに人間の喉から出るあの不格好な音を、ちゃんと声で再現してくるのがずるい。
もうひとつ好きなのは、緑川光が演じる亜妻光彦の温度の低さだ。緑川光というとどうしても二枚目の声が浮かぶけれど、ここでは終始リアクションが乾いていて、リザの暴走を半笑いで眺める係に徹している。可愛さに振り回される側と、それを冷めた目で観察する側。富田美憂のささらも含めて、亜妻家のテンションの低さが、リザの過剰さをちょうどよく着地させている。全員が騒いでいたら成立しないギャグを、この「見てる側の静けさ」が支えている。地味だけど、ここがないと作品が浮く。
読んで見たくなったら——『カワイスギクライシス』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 動物の可愛さを正面から浴びたい人。猫の動画を閉じられないタイプ
- 強い一発の設定で押し切るコメディが好きな人
- ギャグの奥に「価値観がひっくり返る瞬間」を見つけると嬉しくなる人
- テンションの高低差で笑わせる芝居が好きで、花守ゆみりの振り幅を聞きたい人
合わない人
- SFの設定がきちんと回収・説明されないと落ち着かない人。ここはほぼ動機装置でしかない
- 連続するストーリーや明確な目標に向かう緊張感を求める人
- 可愛い一点突破のテンションが続くと胃もたれするタイプ
次に見るなら
不穏な目的を抱えて来たはずの存在が、結局ぐだぐだに無力化されていく構造が好きなら邪神ちゃんドロップキック。殺意を持って召喚された邪神が、いつのまにか日常に飲み込まれていく脱力感は、侵略をやめた宇宙人の話と同じ棚にある。
人外の可愛い存在に一方的に癒されたいなら世話やきキツネの仙狐さん。疲れた心に効くタイプの癒しという意味で方向が近い。可愛いものに屈するのは悪くない、という気分で見たい日にちょうどいい。
動物の可愛さの奥に、ほんのり寂しさや世界の謎を忍ばせた作品が好きならけものフレンズ。可愛い一辺倒に見えて実は別の層がある、という点で、この作品の「もう一段下の読み方」が好きだった人に向く。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『カワイスギクライシス』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信されており、これらのサービスに加入していれば視聴することができます。アニメ作品が充実しているdアニメストアをはじめ、複数の配信サービスで楽しめるため、ご自身が利用中のサービスに合わせて選べるのが嬉しいポイントです。猫好きの方も、ゆるい日常系コメディが好きな方も、ぜひチェックしてみてください。
