銀色の髪のアギト

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2006銀色の髪のアギト

銀色の髪のアギト

★ 3.2 / 5.0冒険ドラマファンタジーラブコメSF
放送年2006年
フォーマット劇場版
話数1話
原作オリジナル
制作GONZO

遠い昔、森が目覚め、月は貪欲な獣を地上に放った。数百年後、人類が森との共存に苦労する中、アギトは眠るトゥーラを目覚めさせる。トゥーラは古代技術を呼び起こし、過去の灰から未来を作り変える。森の祝福を受けたアギトは、皆を救うためトゥーラ自身から彼女を救わなければならない。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

かつて暴走した森が世界を覆い、人類は緑と共存しながら細々と暮らしていた。少年アギトはある日、地下施設で眠り続けていた少女トゥーラを偶然目覚めさせる。彼女は森が広がる以前の「古い時代」を生きた人間だった。やがて変わり果てた世界を取り戻そうとする勢力が動き出し、トゥーラは過去の技術を呼び覚ましていく。森の力を宿したアギトは、すべてを救うため、そしてトゥーラ自身を彼女の選択から救うため、立ち上がっていく。

みどころ・魅力

① 緑に呑まれた世界を描く圧巻のビジュアル

廃墟と森が融合した独特の世界観が、緻密な美術と色彩で描かれる。文明の名残を覆い尽くす植物の表現は美しくも不気味で、終末後の自然をテーマにした映像表現として見応えがある。

② 過去と未来、人と自然の対立というテーマ性

失われた文明を取り戻すべきか、新しい世界を受け入れるべきか。トゥーラの葛藤を軸に、人と自然の共存という普遍的な問いが物語の核に据えられている。単純な善悪では割り切れないドラマが描かれる。

③ スピード感あふれるアクションと成長譚

森の力を得たアギトが見せるダイナミックなアクションは本作の見せ場のひとつ。少年が大切な人を守るために奮闘する王道の成長物語が、迫力ある作画とともに展開していく。

キャスト・声優一覧

シュナック
シュナック
メイン
遠藤憲一
アギト
アギト
メイン
勝地涼
トゥーラ
トゥーラ
メイン
宮﨑あおい
サブ
金田朋子
ジェシカ
ジェシカ
サブ
湯屋敦子
ミンカ
ミンカ
サブ
南央美
アガシ
アガシ
サブ
漣 大杉
サブ
麦人
麦人
サブ
田中秀幸
ヨルダ
ヨルダ
サブ
古手川祐子
カイン
カイン
サブ
濱口優

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スタッフ

監督杉山慶一
キャラクターデザイン緒方剛志
OPコキア「調和 oto~with reflection~」
EDコキア「愛のメロディー」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

名前だけはずっと知っていた。アニメ好きの会話の端っこに、たまにぽろっと出てくる。「あれ良かったよ」と言われても、じゃあどこで見られるのと調べると、どの配信サービスにもない。dアニメにもU-NEXTにも、ない。それで「いつか」が何年も続いていた。結局ディスクを引っ張り出してようやく腰を据えたわけだが、見始めて最初に思ったのは「これ、配信で気軽に流す作品じゃないな」だった。冒頭、緑に呑まれた世界がスクリーンいっぱいに広がる絵の密度。これをノートPCの片手間で消費していたら、たぶん何も残らなかった。配信がないことを長く恨んでいたのに、見終わる頃には、ちゃんと画面と向き合わされたことに少しだけ感謝していた。第一印象は、地味だけど骨太。派手な物語ではないのに、世界の手触りだけで持っていく作品だ。

失われた世界を取り戻そうとする「正しさ」が、いちばん怖い

この作品は単なる自然対文明の冒険譚ではなく、「過去にしがみつく心」がどこまで人を壊すかを描いている。森に呑まれた未来で目を覚ましたトゥーラは、自分が眠る前の世界——つまり機械と都市の文明——を知っている唯一の人間に近い。彼女にとって今の緑の世界は間違いで、元に戻すべきものだ。その気持ちは、責められない。誰だって、自分が育った世界が消えたら取り戻したくなる。でも、その「正しさ」が古代技術を呼び起こし、未来そのものを灰から作り変えようとしたとき、彼女自身がいちばんの脅威になる。ここがこの映画の芯だと思う。悪役が外からやってくるんじゃない。喪失と郷愁という、誰の中にもある感情が暴走するだけで、世界は焼ける。

対するアギトは森の祝福を受けた、新しい世界の側の人間だ。彼がやらなきゃいけないのは敵を倒すことじゃなくて、トゥーラを彼女自身から救うこと。倒すより難しい。説得でも力でもなく、「もう戻れない世界をどう受け入れるか」という、いちばん答えのない問いに付き合うことだから。終盤の展開で、選択の重さがじわっと効いてくる。過去を捨てろという話でも、過去に殉じろという話でもなく、その間で立っていられるか、という話だ。2006年の映画なのに、失ったものを諦めきれない感覚は、今見るほうがむしろ刺さるかもしれない。

特に刺さったシーン

森が「動く」場面が、とにかく良い。植物が意思を持って蠢く描写は下手をすると気持ち悪くなるだけなのに、ここでは生き物としての説得力と美しさが同居している。序盤、アギトたちが森の領域を駆ける一連のシーン——あの緑の中を抜けていく速度感で、もう世界に引き込まれた。あと声。南央美のミンカが効いている。物語が重くなりすぎないように、人間くさい体温を画面に残してくれる存在で、彼女の芝居がワンクッション入るだけで、世界が地続きに感じられる。金田朋子の声も耳に残るし、田中秀幸のような芯のある声が脇を締めているから、若い主人公たちの危うさが浮かずに済んでいる。終盤、トゥーラの感情が決壊していくところで、思わず息を止めていた。叫びじゃなくて、声の震えで決壊を見せてくる。その抑制が効くんだ。

読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 自然に呑まれた世界、ポストアポカリプスの緑の絵に弱い人
  • 悪役不在で、感情の暴走そのものが脅威になる物語が好きな人
  • 背景美術や森の描写の密度を、画面でじっくり味わいたい人
  • 派手さより、世界の手触りで持っていくタイプの映画を求めている人

合わない人

  • テンポよく次々に事件が起きる展開を期待している人
  • キャラクターの関係性や心理を、はっきり言葉で説明してほしい人
  • 配信でサッと流して済ませたい人(そもそも今は配信がない)

次に見るなら

森と人の対立、その狭間で立つ若い主人公という構図が刺さったなら、もののけ姫は外せない。憎しみでも共存でもない、どちらも選べない場所に立たされる感覚がいちばん近い。文明が滅びた後に緑が世界を覆う設定そのものに惹かれたなら、風の谷のナウシカ。腐海とこの森は、人類を拒みながら浄化していく存在として明確に響き合う。失われた古代技術が未来を作り変えるという軸が好きなら、天空の城ラピュタ。過去の遺産が持つ力と、それを誰がどう使うのかという問いを、冒険活劇の形で味わえる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
現在、本作を視聴できる配信サービスは確認できていません。サブスクリプションでの取り扱いがないため、視聴を希望する場合はDVDやBlu-rayなどのパッケージ、またはレンタルを検討するのが現実的です。配信状況は今後変わる可能性もあるため、各サービスの最新情報をあわせてチェックすることをおすすめします。

よくある質問

Q. 「銀色の髪のアギト」はどんな作品ですか?
A. 2006年に公開された劇場版アニメで、森に覆われた終末後の世界を舞台にした冒険ファンタジーです。少年アギトと過去から目覚めた少女トゥーラを中心に、人と自然の共存を描いています。
Q. 今どこで配信されていますか?
A. 現時点で視聴可能な配信サービスは確認できていません。視聴したい場合は、DVD・Blu-rayといったパッケージやレンタルでの鑑賞を検討するのがおすすめです。
Q. どんなジャンルが好きな人におすすめですか?
A. 終末後の世界観やSFファンタジー、自然と文明をテーマにした物語が好きな方に向いています。美しい背景美術や王道の冒険・成長譚を楽しみたい人にもおすすめです。
Q. 予備知識がなくても楽しめますか?
A. 一本で完結する劇場版なので、予備知識がなくても問題なく楽しめます。世界観は作中で丁寧に描かれるため、初見でも物語に入り込みやすい構成になっています。

まとめ

現在、本作を視聴できる配信サービスは確認できていません。サブスクリプションでの取り扱いがないため、視聴を希望する場合はDVDやBlu-rayなどのパッケージ、またはレンタルを検討するのが現実的です。配信状況は今後変わる可能性もあるため、各サービスの最新情報をあわせてチェックすることをおすすめします。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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