鹿の王 ユナと約束の旅

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2022鹿の王 ユナと約束の旅

鹿の王 ユナと約束の旅

★ 3.4 / 5.0アクション冒険ドラマファンタジー
放送年2022年
フォーマット劇場版
話数1話
原作その他
制作Production I.G

残酷な戦争後、元兵士ヴァンは帝国支配の鉱山で働いていた。ある日、致命的で治癒不可能な病を持つ野犬の群れが襲撃し、ヴァンと少女ユナだけが生き残る。自由を手にした二人は田舎で静かな生活を求めるが、邪悪な勢力に追われることになる。ユナを守ろうと決意したヴァンは、彼女と共に危険な冒険へ立ち向かっていく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

かつて故国を守るために戦い、今は帝国支配下の岩塩鉱で奴隷として働く元戦士ヴァン。ある夜、鉱山を謎の野犬の群れが襲い、噛まれた者は次々と命を落としていく。その惨劇のなかで生き残ったのは、ヴァンと幼い少女ユナのふたりだけだった。鉱山を抜け出した二人は、名もなき土地で静かに暮らし始めるが、彼らの体には「死の病」をめぐる重大な秘密が隠されていた。一方、王国では同じ病が広がり、若き天才医師ホッサルが治療法を求めて奔走する。ヴァンとユナを狙う勢力の影が迫るなか、ヴァンは小さな命を守り抜くため、過酷な旅へと足を踏み出していく。

みどころ・魅力

① 「鹿の王」原作の重厚な世界観を映像化

本作は上橋菜穂子による同名ファンタジー小説が原作。戦争・支配・病という重いテーマを軸に、複数の民族や思惑が交錯する緻密な世界が描かれます。単純な勧善懲悪では割り切れない人間ドラマが、観る者に深い余韻を残します。

② 失った男が再び抱く「守りたい」という想い

戦いで家族を失い、生きる意味を見失っていたヴァンが、孤児の少女ユナと出会い再び心を取り戻していく過程が物語の核。血のつながりを超えた疑似親子の絆が、静かに、しかし確かに胸を打ちます。

③ 病に立ち向かう医師の視点が描く「もう一つの戦い」

剣で道を切り拓くヴァンと並行して、医師ホッサルが知と医術で謎の病に挑みます。武力と医療、二つの異なるアプローチが交差する構成によって、物語に厚みとサスペンスが生まれています。

キャスト・声優一覧

ヴァン
ヴァン
メイン
堤真一
ユナ
ユナ
メイン
木村日翠
ホッサル
ホッサル
メイン
竹内涼真
サエ
サエ
メイン
杏
マコウカン
マコウカン
サブ
櫻井トオル
ケノイ
ケノイ
サブ
西村知道
オーファン
オーファン
サブ
藤真秀
ピュイカ
ピュイカ
サブ
リムエッル
リムエッル
サブ
スオッル
スオッル
サブ
トマ
トマ
サブ
堀井茶渡
山犬(オッサム)
山犬(オッサム)
サブ

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スタッフ

監督安藤雅司、宮地昌幸
キャラクターデザイン安藤雅司
音楽富貴晴美
美術監督大野広司
音響監督菊田浩巳
EDミレイ「One Reason」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

最初は「Production I.G.が評価の高い原作小説を大作ファンタジーにしたやつ」くらいの距離感で構えていた。劇場で見逃した負い目もあって、配信で見つけたときは「やっと観られる」より先に「これ重そうだな」が来たのを覚えている。で、覚悟して再生したら、冒頭の鉱山と、闇から雪崩れ込んでくる犬の群れ。あのトーンの低さに一気に持っていかれて、自分の身構えが的外れだったと気づいた。2回目に見返すと、最初は世界観の飾りだと思っていた「病」の設定が、実は登場人物全員の感情を支える土台になっていることが見えてくる。冒険活劇の顔をしながら、その下でずっと別の話をしている映画だった。

生き延びてしまった男が、それでももう一度誰かを守ると決めるまで

この作品は、追われる二人の逃避行ファンタジー、という枠で語ると半分も伝わらない。核にあるのは「生き残ってしまったこと」をどう抱えるか、という問いだと思う。ヴァンは戦争で家族を失い、兵士としての役目も終え、鉱山で死んだように働いていた男だ。犬の襲撃を生き延びたのも、本人が望んだからではない。たまたま病に耐えられる身体だった、それだけ。失うものをもう持たない人間が、なぜか死なずに残されてしまう——その居心地の悪さが、序盤のヴァンの表情の重さににじんでいる。

そこにユナがいる。ヴァンと同じく一人だけ生き残った、言葉もまだ覚束ない幼子。彼女を抱えた瞬間から、ヴァンの「生き延びてしまった」は「この子のために生き延びた」へとゆっくり書き換わっていく。病という、人の力ではどうにもならないものを背景に置いているからこそ、たった一人を守るというささやかな決意が、やけに重く響く。免疫や治療をめぐる医療側のドラマも併走するけれど、それも結局は同じテーマの別角度——避けられない死を前に、人は何を選ぶのか。単なる父娘の擬似家族ものではなく、「もう一度誰かのために生きると決め直す」話として観たとき、この映画はぐっと深くなる。

特に刺さったシーン

派手な見せ場よりも、逃避行の合間にある静かな田舎暮らしのくだりに、毎回ふいをつかれる。ユナがヴァンを「父」として頼りはじめる、その何気ない手の伸ばし方。あそこでヴァンの顔がほんの少しだけ緩むのを見て、ああこの男はもう後戻りできないな、と思わずこちらの肩にも力が入った。声の芝居でいうと、ケノイを演じる西村知道がいい。出演作の数だけ場数を踏んできた人の、低く落ち着いた声。多くを語らない役どころなのに、ひと言ふた言でその場の空気の温度を決めてしまう。情報量の多い物語の中で、彼の声が出てくると画面が一拍ぶん深呼吸するような感覚があって、終盤の張り詰めた展開でその落差が効いてくる。

読んで見たくなったら——『鹿の王 ユナと約束の旅』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 説明をセリフで全部やらず、表情や間で語るタイプの作品に乗れる人
  • もののけ姫のような、自然・病・生死を地続きで描くファンタジーが好きな人
  • 派手なバトルより、守る側の心情の変化をじっくり追いたい人
  • 上橋菜穂子の世界観や、骨太な原作モノの空気が好きな人

合わない人

  • 2時間で全部すっきり伏線回収してほしい人(原作の情報量を相当圧縮しているので置いていかれた感は出る)
  • テンポよく爽快に進む冒険活劇を期待している人
  • 主人公がガンガン喋って状況を説明してくれるほうが安心できる人

次に見るなら

同じ上橋菜穂子原作なら精霊の守り人。守る者と守られる者の関係を、ヴァンとユナよりさらに長い尺で描いていて、あの逃避行の手触りが好きならまず間違いなくはまる。病・呪い・生と死を一本の線でつないだ大作という意味ではもののけ姫。鹿の王のテーマの根っこを、別の作家の筆で確かめるような体験になる。命そのものと向き合うファンタジーをもっと浴びたいなら、同じく上橋原作の獣の奏者エリンもおすすめしたい。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『鹿の王 ユナと約束の旅』は、U-NEXT・DMM TV・Huluで配信されており、各サービスで視聴できます。いずれも見放題作品として提供されているため、これから初めて観る方も、もう一度じっくり味わいたい方も快適に楽しめます。重厚なファンタジーをご自宅でゆっくり鑑賞したい方は、これらのサービスをチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 『鹿の王 ユナと約束の旅』はどこで配信されていますか?
A. 2026年現在、U-NEXT・DMM TV・Huluの3サービスで配信されています。いずれも見放題対象として提供されているため、追加課金なしで本編を最後まで楽しめます。
Q. 原作を知らなくても楽しめますか?
A. はい、楽しめます。劇場版として物語が一本にまとまっているため、原作小説を未読でも世界観やキャラクターの関係性は作中で丁寧に描かれます。より深く知りたくなったら原作に手を伸ばすのもおすすめです。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. アクション・冒険・ドラマ・ファンタジーの要素を併せ持つ作品です。謎の病をめぐるサスペンス性と、ヴァンとユナの心温まる絆の物語が組み合わさり、骨太な大人向けファンタジーとして仕上がっています。
Q. 子どもと一緒に観ても大丈夫ですか?
A. 戦争や病をテーマにした重めの描写が含まれるため、小さなお子さまには一部難しい場面もあります。物語のテーマ性を理解できる年齢のお子さまであれば、家族で一緒に楽しめる内容です。

まとめ

『鹿の王 ユナと約束の旅』は、U-NEXT・DMM TV・Huluで配信されており、各サービスで視聴できます。いずれも見放題作品として提供されているため、これから初めて観る方も、もう一度じっくり味わいたい方も快適に楽しめます。重厚なファンタジーをご自宅でゆっくり鑑賞したい方は、これらのサービスをチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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