ARIA The OVA ~ARIETTA~

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2007ARIA The OVA ~ARIETTA~

ARIA The OVA ~ARIETTA~

★ 4.0 / 5.0ファンタジーSF日常系
放送年2007年
フォーマットOVA
話数1話
原作漫画
制作Hal Film Maker

赤き水無月は一人前のウンディーネになるという夢を見るが、目覚めると自分がアリア カンパニーを独りで経営する自信がないことに気づく。将来に不安を感じたあかりは、師匠で新ヴェネツィアの三大「水の妖精」の一人であるアリシア・フローレンスに助言を求める。アカリの驚きに対し、アリシアは自らの過去の葛藤を明かしながら、経験を分かち合う。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

水の都・新ヴェネツィアで一人前のウンディーネを目指す水無灯里は、ある日、自分がアリア・カンパニーを独りで切り盛りする夢を見る。しかし目覚めた彼女が抱いたのは、まだその自信が持てないという将来への不安だった。思い悩んだ灯里は、師匠であり街の三大ウンディーネ「火・水・風の三妖精」の一人でもあるアリシア・フローレンスに、そっと胸の内を打ち明ける。アリシアは戸惑う灯里に、かつて自分も同じ葛藤を抱えていた過去を静かに語り始める。師弟が重ねてきた日々と、受け継がれていく想いを、ゆったりとした時間の流れの中で描く一編です。

みどころ・魅力

① 師弟の絆を静かに描く「特別な一日」

本作の軸は、灯里とアリシアが過ごす何気ない一日です。完璧に見える師匠アリシアにも迷いの時期があったと明かされることで、二人の距離がぐっと縮まります。派手な事件ではなく、心の機微で魅せる構成が魅力です。

② 新ヴェネツィアの美しい風景描写

運河を進むゴンドラ、石畳の路地、水面にきらめく光――シリーズの代名詞である幻想的な街並みが、OVAならではの丁寧な作画で描かれます。日常系・癒し系作品として、その空気感そのものを味わえる一作です。

③ シリーズの集大成として響く余韻

TVシリーズを見てきたファンにとっては、灯里の成長と「受け継ぐこと」のテーマが胸に染みる内容です。穏やかな結末がもたらす温かな余韻は、ARIAという物語の世界観を改めて感じさせてくれます。

キャスト・声優一覧

アリア
アリア
メイン
西村ちなみ
水無灯里
水無灯里
メイン
葉月絵理乃
アリシア・フローレンス
アリシア・フローレンス
メイン
大原さやか
藍華・S・グランチェスタ
藍華・S・グランチェスタ
サブ
斎藤千和
晃・E・フェラーリ
晃・E・フェラーリ
サブ
皆川純子
アテナ・グローリィ
アテナ・グローリィ
サブ
川上とも子
天地秋乃
天地秋乃
サブ
松尾佳子
ウッデイー
ウッデイー
サブ
うえだゆうじ
アルバート・ピット
アルバート・ピット
サブ
渡辺明乃
アリス・キャロル
アリス・キャロル
サブ
広橋涼
愛野アイ
愛野アイ
サブ
水橋かおり
出雲暁
出雲暁
サブ
野島裕史

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スタッフ

監督佐藤順一
キャラクターデザイン古賀誠
音楽妹尾武、ショーロ クラブ
OPソノラス「七色の空を」
ED葉月絵理乃「明日、夕暮れまで」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

TVシリーズを全部見たあと、ORIGINATIONへ進む前にそっと一本挟むなら、これ——という位置にいるOVA。だから初見の人がいきなり手を出す作品ではないし、外伝というより「本編の隙間に差し込まれた一呼吸」に近い。最初は総集編の延長くらいに思って再生したら、灯里とアリシアがゴンドラで街を巡っていくだけの30分で、派手な事件は何ひとつ起きない。なのに見終わると、部屋の空気が少しだけ入れ替わったような静けさが残った。ARIAはいい、何も考えずに見られる——とずっと思っていたけれど、2回目に見たときに気づいたのは、これは何も考えずに見られるのではなくて、こちらが抱えている考えごとのほうを静かに溶かしてくれる作品なんだ、ということだった。

「このまま一人でやっていけるのか」という不安に、師匠の過去で応える話

灯里は一人前のウンディーネ——プリマになる夢を見て、目が覚めて、その落差で立ちすくむ。アリア カンパニーをいつか自分ひとりで背負っていけるのか、という不安だ。物語はここから、師匠であるアリシアに助けを求めるところへ転がっていく。ふつうこういう話は「大丈夫、あなたならできる」で締めくくられる。けれどARIETTAがやるのはそれではない。アリシアは励ますかわりに、自分も同じ場所で同じように立ち止まっていた過去を、静かに差し出してみせる。

これが効く。「あなたなら大丈夫」は他人の評価だけれど、「私も同じだった」は時間の証言だからだ。いま完璧に見える人も、かつては今の自分と地続きの不安を抱えていた——その事実だけが、未来への怖さをほんの少し軽くする。この作品は単なる癒し系の日常ではなくて、時間が流れていくこと、役割が次の誰かへ手渡されていくことを、声を荒げずに受け入れていく話だと思う。シリーズを最後まで知っている人ほど、ここに漂うかすかな寂しさの正体に気づくはずだ。アリシアという人がこの先どこへ向かうのかを、私たちはもう知っている。ARIETTAという題は小さな歌という意味の音楽用語で、大きな楽章が始まる前の、短くて澄んだ一曲。まさにそういう30分だった。

特に刺さったシーン

終盤、アリシアが自分の過去を語るくだり。大原さやかの声って、本来とても凪いでいて、聞いているこっちの呼吸まで遅くなる質感があるのだけれど、ここではその凪いだ声の奥に、ほんの一瞬だけ手放したくないものを抱えているような揺れが差す。穏やかさの下に何かを畳んでしまっている人の喋り方で、初見では聞き流していたのに、2回目でその一拍に気づいて思わず巻き戻した。水を切る櫂の音と、Choro Clubの控えめな弦が乗ってくるタイミングも見事で、台詞が途切れた沈黙のほうが台詞より雄弁になっている。序盤で藍華(斎藤千和)が放つ歯切れのいいツッコミの賑やかさを通ってきたぶん、この静けさの落差がよけいに沁みる。何も起きていないのに、ここで一番心を動かされてしまうのがこの作品のずるいところだ。

読んで見たくなったら——『ARIA The OVA ~ARIETTA~』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • TVシリーズを全部見終えて、あの世界にもう一度だけ戻りたくなっている人
  • 事件が起きないことを物足りなさではなく贅沢だと感じられる人
  • 大原さやか斎藤千和水橋かおりらの声が作る空気そのものを浴びたい人
  • 「いつか一人でやっていけるのか」という不安を、いま現実に抱えている人

合わない人

  • ARIAを一度も通っていない人(ここから入ると魅力の半分が伝わらない)
  • 30分で何かが大きく動くこと、明確なオチを求めている人
  • 静かな間や沈黙を「退屈」と感じてしまう人

次に見るなら

ARIAのあの空気が手放せないなら、まずたまゆら。同じ作り手の血が流れていて、町と写真と女の子たちのゆっくりした時間が、ARIETTAの「何も起きない豊かさ」をそのまま別の街でやってくれる。日常の止まったような心地よさが好きならのんのんびより——田舎の何も起きない一日を、ここまで愛おしく描けるのかと唸る。そして時間と成長、誰かの過去に触れて泣きたくなったならヴァイオレット・エヴァーガーデン。手触りはまったく違うのに、時間が人を変えていくことを正面から見つめる芯のところが、ARIETTAと静かに響き合う。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「ARIA The OVA ~ARIETTA~」は、dアニメストア、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Huluで視聴できます。アニメ配信に強いdアニメストアやDMM TVに加え、Amazonプライムビデオ、Huluといった総合系サービスでも配信されているため、お使いの環境に合わせて選びやすい状況です。シリーズをまとめて楽しみたい方は、各サービスの配信ラインナップもあわせて確認してみてください。

よくある質問

Q. ARIA The OVA ~ARIETTA~はどこで配信されていますか?
A. dアニメストア、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Huluの4サービスで視聴できます。アニメ専門のdアニメストア・DMM TVから総合系のAmazonプライムビデオ・Huluまで揃っているため、普段使っているサービスで探しやすいです。
Q. ARIAシリーズを見ていなくても楽しめますか?
A. 単体でも美しい風景と穏やかな雰囲気は十分に味わえます。ただし灯里とアリシアの関係や「受け継ぐこと」のテーマは、TVシリーズを見たうえで鑑賞すると、より深く心に響きます。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. ファンタジー、SF、日常系の要素を併せ持つ癒し系作品です。水の都を舞台に、大きな事件よりも登場人物の心の動きや何気ない日常を丁寧に描くスタイルが特徴です。
Q. OVAの公開年と上映時間の目安は?
A. 2007年に公開されたOVA作品です。OVAのため1話完結の中編尺で、シリーズ本編とは別に短時間でじっくり世界観を楽しめる構成になっています。

まとめ

「ARIA The OVA ~ARIETTA~」は、dアニメストア、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Huluで視聴できます。アニメ配信に強いdアニメストアやDMM TVに加え、Amazonプライムビデオ、Huluといった総合系サービスでも配信されているため、お使いの環境に合わせて選びやすい状況です。シリーズをまとめて楽しみたい方は、各サービスの配信ラインナップもあわせて確認してみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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