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リコリス・リコイル
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | A-1 Pictures |
「LycoReco」は東京の繁華街にある和風カフェ。美味しいコーヒーと甘いお菓子だけが商品ではない。短距離配送から夜間の送迎、ゾンビや怪物退治まで、あらゆる「困りごと」を解決する便利屋。何でも屋として町の様々なトラブルに対応するカフェの日常を描く物語。
作品概要・あらすじ
あらすじ
東京・喫茶リコリコは、街の片隅に佇む一見ふつうの和風カフェ。だがその実態は、荷物の配送から不審者の撃退まで、あらゆる「困りごと」を引き受ける便利屋だ。店を仕切るのは、天才的な戦闘能力を持ちながら笑顔を絶やさない井ノ上たきな、そして規格外の実力を持つ錦木千束。凸凹コンビが依頼をこなしながら日常と非日常が交錯する物語を繰り広げる。みどころ・魅力
① 対照的な二人が生み出すバディの化学反応
任務遂行を最優先する生真面目な井ノ上たきなと、命を惜しまぬほど人命救助を優先する自由奔放な錦木千束。正反対の価値観を持つ二人が衝突し、やがて信頼を深めていく過程が物語の核心。互いの影響で少しずつ変化していく様子が丁寧に描かれており、バディものの醍醐味が存分に味わえる。② ガンアクションと日常シーンの鮮やかなコントラスト
カフェでのほのぼのとした接客シーンから、弾丸を回避するアクロバティックな銃撃戦まで、一作品内で両極端の場面が共存する。特に千束の「弾が当たらない」という超人的な回避能力を活かした戦闘演出は圧巻で、スタジオA-1 Picturesが手がけたアクション作画のクオリティも高い。③ 明るい表層の裏に潜む重厚なテーマ性
コメディタッチの日常パートとは裏腹に、「命の価値とは」「誰かを守るとはどういうことか」という深いテーマが物語全体を貫く。千束が抱える秘密や過去、そして彼女が選んだ生き方の意味が後半にかけて明かされる構成となっており、伏線回収の気持ちよさも見どころのひとつ。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| シリーズ構成 | 足立慎吾 |
|---|---|
| 原作 | アサウラ |
| キャラクターデザイン | いみぎむる |
| 美術監督 | 池田真依子 |
| OP | クラリス「ALIVE」 |
| ED | さゆり「花の塔」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「日常系×アクション」という組み合わせに、正直半信半疑で見始めた。どうせ日常パートはだれて、アクションパートは取ってつけたようになるだろうと。1話を流しながらそう構えていたら、気づいたら最終話まで止まれなかった。 千束の「楽しいことしか一緒にできないよ」という台詞が、最初の視聴では単なるキャラ付けに聞こえた。2回目で見ると、あの言葉がこの作品の全部だと気づく。安済知佳の声のトーン——明るいのに微妙に空虚な瞬間が混じる——が、最初から答えを出していた。「楽しいことだけして死ぬ」を本気で選んだ話
リコリコの核心は、千束の人生観にある。余命を知りながら「楽しいことしかしない」と決めた少女の話だ。これを「感動的な生き様」として消費するのは簡単だけど、実際にこの作品が突きつけているのはもっと不快な問いだと思う。「使命のために作られた命」をどう生きるか、という。 DAによって最強のリコリスとして育てられた千束と、規則と命令の中で育ったたきな。ふたりの差異は能力じゃなくて、「自分の意志で撃てるか」という一点に集約される。たきなは物語の入口で、なぜ千束は迷いなく非殺傷で戦えるのかを理解できない。そこから始まる積み重ねが、結局ふたりを「コンビ」として完成させる構造になっている。 吉松シンジ(上田燿司の重厚な声が嫌なリアリティを出している)が千束に突きつけるのは「お前はアランに作られた道具だ」という事実だ。それに対する千束の答えが、この作品の全てだと思う。道具として生まれたとしても、今日楽しく生きていれば、それでいい。言葉にすると陳腐になるが、安済知佳の演技がその陳腐さを飛び越えていく。声に力が入るシーンより、むしろ軽やかに笑っているシーンのほうが怖い。 真島(松岡禎丞)の存在もこのテーマを補強している。「お前は本当は殺せる」と千束に挑み続ける彼は、ある意味で千束の鏡だ。殺しを躊躇わない者と、殺せることを知りながら選ばない者。松岡禎丞がこの役を楽しんでやっているのが伝わってきて、それが真島のサイコっぽさにちゃんと機能している。出演作269本のキャリアで、こういうちょっとズレた狂人役をこれだけ楽しそうに演じられるのは強みだと思う。特に刺さったシーン
終盤、たきなが千束の心臓について知った後の展開。ここで泣かせにくる演出をしてもおかしくないのに、画面は案外あっさりしている。千束はいつも通り明るく、たきなは言葉を失ったまま戦い続ける。その「言葉にしない」選択が正解だった。 クルミの「あとはよしなに」感も好きで、久野美咲がこのキャラを演じているのが絶妙だと思う。ハッカーキャラ特有の「口悪いけど情に厚い」をくどくなく表現していて、ミズキ(小清水亜美)とのやり取りがコメディパートの軸になっている。この2人がいなかったらシリアスに傾きすぎていた。小清水亜美のサバサバしたツッコミと久野美咲の絶妙な間が、毎回噛み合っているんだよな。 あと個人的に何度も見てしまうのは、千束がカフェのカウンターでコーヒーを淹れながら雑談しているだけのシーン。何も起きていないのに、見ているとなぜか胸がざわつく。2回目以降、あのシーンに千束の「時間の使い方」が全部詰まっているとわかって、余計に見ていられなくなる。読んで見たくなったら——『リコリス・リコイル』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「日常×アクション」のバランスが好きな人(このバランスは本当に稀有)
- キャラクター同士の関係性の積み重ねを楽しめる人
- コメディで笑って、シリアスで静かにダメージを受けたい人
- 安済知佳の「明るいのに切ない」演技を浴びたい人
合わない人
- 世界観の説明を細かく求める人(DAとリコリスの設定は最後まで曖昧なまま)
- アクション作画に重きを置いている人(アクション自体は良いが、それが主軸ではない)
- 続きが気になって仕方ない性格の人(2期がいつ来るかわからないので注意)
次に見るなら
ガンスリンガー・ガール——兵器として育てられた少女たちの話という意味で、テーマの根っこが近い。ただしこちらは徹底的に暗く、救いへの姿勢が違う。リコリコのあとに見ると「千束がいかに特殊な選択をしているか」が逆照射される。日常と任務の狭間で揺れるキャラクターが好きなら外れない。
SPY×FAMILY——表の顔と本音を使い分けながら日常を維持するキャラクターたちの話。アクションとコメディの同居という意味でリコリコと近い感触がある。こちらは家族の温かさが軸になるので、後味の明るさを求めるならこちらが向いている。コメディ比率が高めなのも似ている。
Vivy -Fluorite Eye’s Song-——「目的のために作られた存在が、自分の意志を見つける」という点でテーマが交差する。アクション×感情の話として見るとリコリコと比較しながら楽しめる。音楽描写が独特で、こちらも2周目推奨。千束とは別のやり方で「使命と自分」に向き合う主人公の話。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『リコリス・リコイル』はdアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Huluにて配信中で、主要な動画配信サービスのほぼすべてで視聴可能な状況だ。サブスク加入済みであればすぐに観始められるため、気軽に第1話を試してほしい。


