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機動戦士ガンダム NT
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Sunrise |
U.C.0097年、ラプラスの箱が開かれた年。ニュータイプの存在と権利を認める宇宙世紀の原典が明かされたにもかかわらず、世界はほとんど変わらない。スリーブスとして知られるネオ・ジオン残存勢力の壊滅後、「ラプラス事件」と呼ばれるようになった事件は終わりを迎えようとしている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
宇宙世紀0097年、「ラプラスの箱」が開かれた事件から1年。ニュータイプの権利を認める「宇宙世紀の原典」が世に明かされたにもかかわらず、世界はほとんど変わらなかった。ネオ・ジオン残存勢力「スリーブス」の壊滅後、「ラプラス事件」は終息に向かうかに見えたが、かつてニュータイプとして共に戦った3人の若者の運命が、再び激しく交差していく。
みどころ・魅力
① 「ユニコーンガンダム」後日談として描かれる3人の絆と再会
ルオ・ミシェル・フラニーという3人の旧友が、それぞれ異なる立場で再び結びついていく物語が軸になっています。幼少期のつながりと現在の対立が交錯する人間ドラマは、UCを観た視聴者なら感情移入しやすい作りになっています。
② 新型モビルスーツ「ナラティブガンダム」の圧倒的な戦闘描写
劇場版ならではのハイクオリティな作画でモビルスーツ戦が展開されます。ナラティブガンダムの独特な機構と、ニュータイプ能力が絡む演出は見応え十分で、メカファンにも見せ場が多い作品です。
③ 「ニュータイプとは何か」を問い直す哲学的テーマ
ラプラスの箱が開かれた後もなお変わらない世界を通じて、ニュータイプの定義と人類の変革を真剣に問い直す内容になっています。宇宙世紀シリーズのテーマを深掘りしたい視聴者に特に刺さる一作です。
キャスト・声優一覧














スタッフ
| 監督 | 吉沢俊一 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 高橋久美子 |
| キャラクターデザイン | キムセジュン |
| 美術監督 | 丸山由紀子、峯田佳実 |
| ED | SawanoHiroyuki[nZk]: LiSA「narrative」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——「単体で見られる」という言葉を信じて
「ユニコーンを見てなくても大丈夫」という評判だけ耳にして、ずっと後回しにしていた。ガンダムという看板はあるが、劇場版一本だし、と軽い気持ちで再生したのを覚えている。
最初の30分は正直、設定の密度に圧倒された。UC.0097年、ラプラスの箱が開いた後の世界——その「その後」を描くというコンセプト自体は理解できるが、政治的な背景の整理がついていかない感覚がある。ただし不思議と置いていかれる感じはしない。というのも、主人公のヨナ・バシュタという人物が徹底的に「状況に振り回される側」の人間として描かれているから、わからないままついていくことが物語的に正しい見方になっているのだ。2回目に見て、あの最初の混乱はわざと作られていると気づいた。
奇跡の「その後」を生きる人間の話——英雄になれなかった三人
この映画が描いているのは、大きな出来事のあとに取り残された人たちのことだ。
ユニコーンガンダムの物語が「奇跡」で締めくくられたとするなら、ガンダムNTはその奇跡を遠くから眺めていた側の話になる。ヨナ、ミシェル、リタ——幼少期にコロニー落としを生き延びた三人は、ニュータイプ的な感応能力を持ちながら、誰かの英雄譚に組み込まれることなく、それぞれ別の場所で生きてきた。
「ラプラスの箱が開かれたのに世界は変わらない」という冒頭のナレーションは、この映画の核だと思う。奇跡が起きて、真実が明かされて、でも月曜日はやってくる。政治は動かないし、軍事力は存在し続けるし、特別な力を持って生まれた人間が幸せになれる保証はどこにもない。ヨナはそれを知りながら戦場に立っている。
梅原裕一郎が演じるゾルタン・アッカネンというキャラクターが面白い位置にいる。ニュータイプ信奉の暴走した形として描かれるのだが、彼の「特別であるはずなのに報われなかった」という怒りは、主人公たちと地続きのものだ。ヨナとゾルタンは同じ問いへの違う答えを生きている、という構図がこの映画に厚みを与えている。榎木淳弥のヨナが抑制された演技をしているぶん、梅原裕一郎の過剰さが際立つ設計になっているのも意図的に感じる。
タイトルの「ナラティブ」は「物語」という意味でもある。英雄の物語に書き込まれなかった人間にも、それぞれの物語がある——そういう宣言としてのタイトルだと、2回目で腑に落ちた。
特に刺さったシーン
終盤、リタがヨナの前に現れる場面。
幽霊と言ってしまえばそれまでだが、あの演出のトーンが独特で、「感動的に見せよう」という力みがない。藤村歩のミネバも含めた声の重なり方が、あのシーン全体の温度を決めている気がした。劇場で聴くと音響的な包囲感がまるで違って、「これは映画館で見るものだな」と素直に思った。
内山昂輝のバナージが要所で登場するが、「ユニコーンの英雄がここにいる」という記号的な使われ方ではなく、あくまでヨナの物語の補助線として機能している。その抑制が気持ちよかった。再登場シーンで思わず反応した自分がいたが、それは過去作の記憶ではなく、この映画の文脈の中で役割を果たしていたからだと思う。
読んで見たくなったら——『機動戦士ガンダム NT』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 大きな出来事の「その後」「余波」を描いた話が好きな人
- ガンダムシリーズに思い入れがなくても、SFドラマとして見られる人
- 90分前後にきっちり収まった、無駄のない劇場アニメが好きな人
- 榎木淳弥・梅原裕一郎の演技が気になっている人
- サイコフレームや宇宙の描写など、メカ・SF的なビジュアル要素を楽しめる人
合わない人
- 宇宙世紀ガンダムの政治・組織背景を追いながら見たい人(本作はそこが薄め)
- カタルシスのあるアクション映画を期待している人(全体的にトーンは重い)
- 「ユニコーン」を見ていて、その続きとして完全な答えを求めている人
- 主人公が能動的にストーリーを動かす話が好きな人
次に見るなら
機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)——NTの直接的な前日譚にあたるOVA全7話。ラプラスの箱とは何か、バナージという人物の物語を知ってから見返すと、NTの「その後」という側面がよりはっきりする。順番として後からでも構わないが、見て損はない。
トップをねらえ!——宇宙と人間の感応、犠牲と残された者という構造が近い。時代は違うが「大きな力に関わった人間の痛み」というテーマで地続きに見られる。映像的な密度がまるで違うが、テーマへの誠実さという点で比較したくなる作品。
王立宇宙軍 オネアミスの翼——世界が変わりそうで変わらない閉塞感の中で、それでも何かをやり遂げようとする話。SFとしての硬度と、「奇跡のあとの現実」という感覚が、NTと妙なところで重なる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『機動戦士ガンダム NT』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflixの4サービスで配信中です。いずれも月額サブスクで視聴できますので、加入中のサービスからすぐに楽しめます。宇宙世紀ファンはもちろん、ガンダムシリーズ初心者の方も劇場版ならではのコンパクトな尺で気軽に入れる作品です。
よくある質問
まとめ
『機動戦士ガンダム NT』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflixの4サービスで配信中です。いずれも月額サブスクで視聴できますので、加入中のサービスからすぐに楽しめます。宇宙世紀ファンはもちろん、ガンダムシリーズ初心者の方も劇場版ならではのコンパクトな尺で気軽に入れる作品です。









