機動戦士ガンダム サンダーボルト 2

※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

2017機動戦士ガンダム サンダーボルト 2

機動戦士ガンダム サンダーボルト 2

★ 3.5 / 5.0アクションメカSF
放送年2017年
フォーマットONA
話数4話
原作漫画
制作Sunrise

一年戦争終結から7ヶ月後、ジオン公国の残党が共和国として改革し戦闘を継続する。ダリルは戦争末期に「サンダーボルト地域」でサイコ・ザクを操縦していたが、ムーア兄弟艦隊は壊滅された。サイコ・ザクを失ったダリルは地球へ降下する。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

一年戦争終結から7ヶ月が経過した宇宙世紀0080年代初頭。ジオン公国の残党はサイド3を「ジオン共和国」として再編し、連邦軍への抵抗を継続していた。かつてサンダーボルト地域でサイコ・ザクを操り、連邦軍ムーア兄弟艦隊の壊滅に加わったジオン軍パイロット・ダリル・ローレンツは、激戦の末に愛機を失い地球へ降下する。地上で待ち受ける新たな戦場と因縁、そして戦争が人間の心に刻む深い傷が、ジャズの旋律とともに描かれていく。

みどころ・魅力

① ジャズが彩る激烈な戦闘シーンの融合

本作最大の特徴は、ハードなジャズサウンドをBGMに展開する戦闘シーンの独自性だ。爆発や銃撃が飛び交う中で流れるビバップの旋律が、残酷な戦場に独特のグルーヴ感をもたらし、他のガンダム作品では味わえない視聴体験を生み出している。

② 義肢パイロット・ダリルの業と葛藤

四肢を失いながらも戦い続けるダリルの心理描写が本作の軸となる。戦争によって人間性を削られながらも生を諦めない姿は重厚で、単なるロボットアニメを超えた人間ドラマとして機能している。第2期では地球降下後の環境変化がさらなる内面の変容を描く。

③ 緻密な作画とリアルなMS戦の密度

大張正己監督のもと、メカアクションの密度と作画クオリティは全編を通じて高水準を維持する。デブリが舞う宇宙から地上へと舞台が移ることで視覚的な変化も大きく、コンパクトなONA形式ながら1話ごとの情報量と見応えは劇場作品に匹敵する。

キャスト・声優一覧

イオ・フレミング
イオ・フレミング
メイン
中村悠一
ダリル・ローレンツ
ダリル・ローレンツ
メイン
木村良平
カーライルビアンカ
カーライルビアンカ
サブ
古川由利奈
ビリー・ヒッカム
ビリー・ヒッカム
サブ
逢坂良太
ビンセント・パイク
ビンセント・パイク
サブ
杉田智和
クローディア・ペール
クローディア・ペール
サブ
行成とあ
カーラ・ミッチャム
カーラ・ミッチャム
サブ
大原さやか

🎁 キャラクターグッズをお探しなら METALBOX

スタッフ

監督松尾衡
原作太田垣康男
キャラクターデザイン高谷浩利
音楽菊地成孔
美術監督中村豪希
音響監督木村絵理子
ED菊地成孔「Acrobatic Fight-1」
ED菊地成孔 feat. Ornithology「骨砕けても (feat.オーニソロジー」
ED小田智美「串本節」
ED「色悪 (feat.The Yellow Tricycle」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「ガンダムに詳しくなくても入れる」という話がどこかで流れていて、試しに第1期から見始めたのがきっかけだった。戦闘シーンにジャズが流れているだけで、確かに「これ普通のガンダムじゃない」とわかる。映像の質感も独特で、TVシリーズのそれとは明らかに別物の密度がある。ONAだからこそ1話あたりの尺と密度を自分でコントロールできるんだろうと、2回目で思った。

第2期は一年戦争から7ヶ月後。「終わったはずの戦争が終わっていない」話を、ダリルという失ったものだらけの男の視点で追う構造になっている。最初見たときはとにかく戦闘シーンのテンポに乗るのが精一杯だったけど、見直してみると木村良平さんの抑えた芝居の中に、ダリルの感情がきちんと設計されていることに気づく。

戦争という枠組みの中でしか機能しない人間が、それでも動き続ける話

サンダーボルト2期の核心は、戦闘ではなく「喪失のあとの人間」にある。ダリルはサイコ・ザクという機体とともに設計されていた。義手・義足という身体的な改造も含めて、彼は戦争という文脈の中で初めて意味を持つ存在として描かれている。その機体を失って地球に降りてくる、という構造そのものがこの作品のテーマを端的に表している。

同時に、ジオン残党が「共和国」として再出発するという設定が皮肉として機能している。看板を変えただけで実態は変わらない組織の中で、ダリルもその他の兵士たちも「戦争が終わったという事実」を処理できないまま動き続ける。中村悠一さんが演じるイオ・フレミングが持っていた圧も、この2期では微妙に変質していて、イオもまた「終わり方を知らない人間」の一形態として機能している。

サンダーボルトというタイトルの「デブリ帯で絶え間なく落雷が続く宙域」という設定が、比喩として機能しているのも見どころのひとつ。あの場所は終わらない。落雷も、戦争も、人間の中の何かも。最初は「かっこいい戦闘背景」として受け取っていたものが、2回3回と見直すうちに、設定そのものが主題のメタファーになっていると感じるようになった。

「戦争の悲惨さ」を描いた作品は多いが、サンダーボルトが独自なのは「戦争という環境にだけ適合してしまった人間が、その枠組みを失ったときに何をするか」という問いに正直に向き合っている点だ。答えは出ない。出ないまま終わる。それがリアルで、それがきつい。

特に刺さったシーン

ダリルが地球に降下する場面の静けさが忘れられない。木村良平さんの声が持つ疲弊感というか、感情を省エネで運んでいるような芝居の質感が、ダリルの状態をそのまま体現していた。セリフの量が少ないシーンほど逆に情報量が多い。1回目は「静かだな」と流してしまったけど、2回目は画面から目が離せなかった。

大原さやかさんのカーラ・ミッチャムもこの2期で存在感が増している。あの声質が持つ「表面は穏やかだが内側に何かある」という質感は、作品全体のトーンにすごく合っている。セリフひとつひとつに余白があって、何を考えているかを声の間合いで伝えてくる。

杉田智和さんのビンセント・パイクは、どこかに余裕がある男の芝居がはまっていて、緊張感の高いシーンにおける「あえて崩した温度感」が場面を引き締めている。逢坂良太さんのビリー・ヒッカムも、軍という組織の中で生きる人間の体温を丁寧に作っていた。

音楽の使い方も相変わらず独特で、ジャズのリズムがモビルスーツの動きとシンクロしている場面は何度見ても正解だと思う。他の作品では絶対に選択されないサウンドデザインが、サンダーボルトを唯一無二にしている最大の要因のひとつ。

読んで見たくなったら——『機動戦士ガンダム サンダーボルト 2』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • ガンダムシリーズに詳しくないが、重厚な戦争ドラマには興味がある人
  • 音楽とアニメーションの組み合わせに敏感な人(特にジャズ好きは一段階刺さり方が違う)
  • 「戦闘よりも戦後の人間を見たい」というタイプのSF好き
  • 映像の密度と質感にこだわりがあり、TVシリーズとの違いを楽しめる人
  • 木村良平中村悠一の芝居をじっくり聴きたい人

合わない人

  • スカッとする展開やカタルシスのある戦闘を求めている人
  • 各話できちんと話が進展することを重視する人(密度が高い分、テンポは独特)
  • 一年戦争・ジオンの背景など最低限の前提知識なしに入ろうとしている人
  • 起承転結がはっきりした短編よりも長編を好む人には逆に合うが、結末のカタルシスを期待すると肩透かしになる

次に見るなら

機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKYは第1期の総集編映画。2期から入った人はここで1期を追い直すのが一番整理しやすい。劇場向けに再編集されているので映像の密度もそのまま楽しめるし、ダリルとイオの関係性が2期でより重く見えるようになる。

戦争の末端にいる人間を丁寧に描くという点では機動戦士ガンダム 第08MS小隊が近い。一年戦争中のジャングル戦を舞台にした小規模な話で、サンダーボルトと同様に「有名でない兵士たちの視点」で戦争を描いている。OVA時代の作品だが映像の質感は今見ても古くない。

ガンダム以外で雰囲気が近いものを探すならプラネスがある。SF設定の中で「生きることの意味」を問う姿勢が共通していて、派手なアクションより人間の内側を見せる作りになっている。ジャズほど攻めた音楽ではないが、静かなシーンの積み重ね方が似ている。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『機動戦士ガンダム サンダーボルト 2』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・Netflixの4サービスで配信中です。主要な動画配信プラットフォームで幅広く視聴できるため、すでに契約中のサービスからすぐに視聴を始められます。第1期と合わせて通しで視聴することで、より深くストーリーを楽しめます。

よくある質問

Q. 第1期を見ていなくても楽しめますか?
A. 第2期は第1期の直接の続きであるため、第1期を先に視聴することを強くおすすめします。第1期はdアニメストアなど同サービスで配信中なので、合わせて視聴するとキャラクターや背景が把握しやすくなります。
Q. 何話構成ですか?1話はどのくらいの長さですか?
A. 第2期は全4話で構成されており、各話は約18〜20分です。ONA(オリジナルネットアニメ)形式で配信されており、シリーズ全体を通しても2時間程度で視聴できるコンパクトな作品です。
Q. ガンダム初心者でも楽しめますか?
A. 一年戦争を舞台にしたオリジナルストーリーのため、ガンダムの基礎知識があると入りやすい作品です。ただし、一年戦争の概略(連邦 vs ジオン)を押さえていれば、初心者でも十分に楽しめる内容になっています。
Q. 原作漫画との違いはありますか?
A. アニメ版は太田垣康男氏の原作漫画をベースにしていますが、構成や演出が映像向けに再編されています。原作漫画はより詳細なエピソードが描かれており、アニメと合わせて読むことでより深く作品世界を楽しめます。

まとめ

『機動戦士ガンダム サンダーボルト 2』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・Netflixの4サービスで配信中です。主要な動画配信プラットフォームで幅広く視聴できるため、すでに契約中のサービスからすぐに視聴を始められます。第1期と合わせて通しで視聴することで、より深くストーリーを楽しめます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

目次