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Go!プリンセスプリキュア
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 50話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Toei Animation |
春野遥は貴族学園の1年生で、大好きな絵本のお姫様のようになることを夢見ている。昔、カナタという少年と夢を諦めないという約束をし、彼からドレス型の鍵をもらった。学園初日、遥は希望の国からやってきた妖精パフとアロマに出会う。彼らはプリンスを探していた。
作品概要・あらすじ
あらすじ
春野遥は、幼い頃に夢の王国からやってきた少年カナタと「夢を諦めない」と約束を交わした少女だ。大好きな絵本のお姫様に憧れ、貴族学園へ入学した初日、希望の国の妖精パフとアロマが遥のもとに現れる。彼女はプリンセスプリキュアとして覚醒し、夢を封じ込め希望を絶やそうとする悪の組織ディスペアーに立ち向かうことになる。それぞれの夢を持つ仲間たちとともに戦いながら、遥はお姫様という自分の夢に向かって成長していく青春魔法少女ストーリー。みどころ・魅力
① シリーズ屈指の戦闘クオリティと熱量あるアクション
変身バンクや必殺技の演出が非常に丁寧で、映画レベルのアクションシーンが毎話楽しめる。手描きアニメーションへのこだわりが画面から伝わってくる作りで、プリキュアシリーズの中でも戦闘クオリティの高さは特に評価が高い。② 「夢と挫折」を真正面から描くドラマ性
各プリキュアが抱える夢と、それを諦めかけた経験が丁寧に描かれており、子供だけでなく大人の視聴者にも響く人間ドラマが展開される。夢を持つことの尊さと困難さに向き合うシナリオは、シリーズ全体を通じても特に印象的な作品のひとつ。③ プリンセスコンセプトを活かした華やかな変身・ファッション演出
「プリンセス」というテーマに沿ったドレスデザインや変身演出が視覚的に華やか。モードチェンジで異なるドレスに変身するシステムは、ファッション性と戦略性を両立しており、コレクション要素としての楽しさも備えている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 田中裕太 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 田中仁 |
| キャラクターデザイン | 中谷友紀子 |
| 音楽 | 高木洋 |
| OP | 礒部花凜「Miracle GO!プリンセスプリキュア」 |
| ED | 北川理恵「ドリーミング☆プリンセスプリキュア」 |
| ED | 北川 理恵「夢は未来への道」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
プリキュアはどうにも「ちゃんと見る」ができないジャンルで、毎年春になると「今年こそ」と思って3話で止まるサイクルを繰り返してきた。プリンセスプリキュアだけは珍しく最後まで見た記憶があって、でも当時どういう感情で見ていたかはもう曖昧になっている。そういう状態で2周目に入ったとき、最初に気づいたのは「あ、これ思ってたより重い話だ」ということだった。
子ども向けとして消費する気持ちで構えていると、序盤から夢を「封じる」という概念が出てきて少し面食らう。ドレスアップキーというアイテムの設定も、変身バンクも、1周目はふーんと流していたものが、2周目では細部まで丁寧に作られているのが見えてくる。作画のクオリティが一定ラインを保ち続けているのは、見返したとき改めて実感した。
「夢を持つ資格がある」——全員に向けられた、静かで強い肯定
この作品の敵の行動原理が「絶望の鍵で夢を封じる」というものだと気づいたとき、テーマが一本の線でつながった。夢を諦めろと言ってくる社会への反抗、ではなく、もっと根本的なこと——夢を持つこと自体を否定されてきた人間への肯定——をこの作品はやろうとしている。
主人公の春野遥は「お姫様になりたい」という夢を、周囲から笑われながらも手放さない。これは単純なサクセスストーリーではなく、夢を持ち続けること自体がいかに消耗を伴うかを、ちゃんと描いている点で誠実だと思う。貴族学園という設定の中で、明らかに場違いな立場に置かれた少女が、それでも正面から夢に向かっていく。
特に印象的なのが、沢城みゆきさんが演じる紅城トワのドラマだ。夢を追うことを一度諦め、むしろその「諦め」の側に加担してしまった人間が、もう一度自分の夢と向き合う過程が丁寧に描かれる。沢城さんは過去作でも相当な演技幅を見せてきた人だけど、トワのキャラクターの繊細さ——強がりと脆さが同居している感じ——をよく拾っていて、中盤以降の台詞ひとつひとつに妙な重量感がある。
また、浅野真澄さんが演じる海藤みなみは「完璧な優等生」という外殻を持ちながら、内側に揺れがある人物として描かれる。浅野さんの声はどこか柔らかい芯があって、みなみの「隙のない人間が弱さを見せる瞬間」の説得力になっていた。プリキュアの中でも、この作品のキャスティングはわりと当たりが多い部類だと思う。
夢の話をしているようで、本当に描いているのは「何かを諦めずにいることのコスト」と、「それでも諦めない人間の話を聞くことの意味」だ。子ども向けに見せて、大人が見るとどこかでつっかかるものがある。
特に刺さったシーン
中盤、トワが仲間に加わる流れの中に、日野聡さんが演じるシャットとの対峙シーンがある。日野さんの演じるシャットは敵側のキャラクターで、どこか美学のある悪役として描かれているのだが、そのシャットが感情的になる瞬間の声の変化が細かい。余裕を崩す瞬間の短い台詞に、ちゃんと芝居が乗っていて、見ていて「ああ、このキャラクター、相当丁寧に作られているな」と思った。
もうひとつ、立花慎之介さんのカナタが遥と再会する終盤のシーン。記憶喪失という展開は使い古されたものだけど、再会してからの台詞の間の取り方と、立花さんの声の温度感が合わさって、思ったより手が止まった。「ああそうか、最初から積んでいた話が、ここで回収されるんだ」という感覚。東山奈央さんのパフはコミカルな役どころが多いんだけど、要所では感情の芯を通してくる演技があって、妖精という役割の中でちゃんとドラマに食い込んでいた。
読んで見たくなったら——『Go!プリンセスプリキュア』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 魔法少女ものを「子ども向け」で止めずにキャラクターの内面まで見たい人
- 夢や目標にまつわる挫折と向き合った経験がある人(特に20代以降)
- 沢城みゆきの演技幅を全部拾いたいオタク
- 変身シーンやアクションの作画クオリティに投資できる視聴者
- プリキュアに何度か入門しては離脱してきた人の「入門作品」候補として
合わない人
- 全49話を完走できる体力がない状態で始めると中弛みで止まる(中盤のペースはやや落ちる)
- 魔法少女ものの「仲間になる流れ」「必殺技の名前を叫ぶ演出」が根本的に合わない人
- 敵組織の掘り下げより主人公たちの成長に集中してほしい人(終盤の敵サイドの描写にムラがある)
次に見るなら
魔法少女まどか☆マギカは、「夢を持つことのコスト」を真正面から描く点でプリンセスプリキュアと対になる作品として面白い。プリキュアが肯定で終わるとすれば、こちらはその肯定を一度全部壊してから積み直す構造を取っている。見比べると両方の輪郭が鮮明になる。
アイカツ!は、夢に向かって努力を積み重ねる少女の話という点で近い温度感がある。プリキュアより現実に近いトーンで、「実力をつけることで夢に近づく」という描き方に誠実な作品。どちらも長期シリーズなので、覚悟して始めてほしい。
少女革命ウテナは設定年代が離れているが、「お姫様であること」の意味を問い直すという点でプリンセスプリキュアの問題意識と地続きだと思っている。演出の密度が全然違うので別物として見る必要があるが、プリキュアを見て姫と夢の話に興味が出たなら、いずれ通ることになる作品だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「Go!プリンセスプリキュア」は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。すでにいずれかのサービスに加入している方であれば、すぐに全話視聴できます。プリンセスを目指す少女たちの熱い物語を、ぜひお気に入りのサービスでお楽しみください。


