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クイーンズブレイド 美しき闘士たち
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 6話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | Arms |
クイーンズブレードのOVA作品。女王の刃の大会終了後、戦士たちの日常生活を描いた短編ストーリー集。大会を通じて絆を深めた各キャラクターが、それぞれ異なる環境で繰り広げる物語や冒険、人間関係の変化などを収録。戦闘シーンだけでなく、キャラクターたちの素の姿や意外な一面が描かれる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
クイーンズブレイドの大会が幕を閉じたあと、激闘を経た戦士たちのそれぞれの日常を描くOVA作品。剣を交えた者同士が培った絆や、戦いの場では見せることのなかった素の表情、思わぬ一面が短編オムニバス形式で綴られる。大会という共通の記憶を持ちながらも、まったく異なる環境で新たな物語を紡ぐ各キャラクターたちの姿が楽しめる一作。みどころ・魅力
① 本編では見られなかったキャラクターたちの素顔
過酷な戦いの舞台を離れた戦士たちが、日常の中でどんな表情を見せるかが本作の核心。真剣勝負の場では伝わりにくかった各キャラクターの個性や人間味が丁寧に掘り下げられており、本編ファンほど新鮮な驚きと親しみをおぼえる内容になっています。② 多彩なキャラクターが主役のオムニバス構成
一人の主人公に焦点を絞るのではなく、複数のキャラクターがそれぞれの視点で物語を展開するオムニバス形式を採用。自分のお気に入りキャラクターが主役のエピソードをじっくり楽しめるうえ、普段は絡みの少ないキャラクター同士の意外な組み合わせも見逃せません。③ 大会後の世界観を補完する読後感
本編の終幕後という設定が、ファンにとって「あのキャラクターはあれからどうなったのか」という疑問を自然な形で解消してくれます。ストーリーの空白を埋める補完的な楽しみ方ができ、シリーズへの愛着がさらに深まる作品です。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | よしもときんじ |
|---|---|
| キャラクターデザイン | りんしん |
| 音楽 | 横山克 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| ED | 能登麻美子「美闘士カーニバル~たおれる時は前向きに~」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
TVシリーズを2クール付き合った人間がこのOVAを手に取る理由は一つしかない。「あのキャラクターたちの、大会後の話が見たい」それだけだ。2010年リリース当時、TSUTAYA の棚で迷った記憶がある。パッケージを裏返して「日常生活を描いた短編集」という文字を見て、正直ちょっと構えた。バトルじゃないのか、と。
ところが実際に再生してみると——いや、「構え」の方向が最初から間違っていた。このOVA、そもそもバトルのフォーマットで成立しているコンテンツではなかったんだと、2周目で改めて整理がついた。TVシリーズでも薄々感じていたことを、短編集という形式がくっきり可視化している。鎧は、飾りだ。最初から。
鎧は最初から飾りだった——バトルファンタジーの皮を被ったキャラクター消費の構造
「クイーンズブレイド」というシリーズを振り返ると、戦闘という行為が一貫して別の何かのための器として機能してきたことがわかる。大会という設定、武器、鎧——それらは「女性キャラクターを様々な状況に置くための文法」であって、ジャンルの本質ではない。このOVA「美しき闘士たち」はその構造を一切隠さない。隠す気がないというより、むしろ開き直っている。
大会が終わった後の戦士たちの「日常」を描く、という設定自体が象徴的だ。もう戦わなくていいのに、キャラクターたちはスクリーンに存在し続ける。なぜか。彼女たちは「戦士」としてではなく「キャラクター」として消費されているから、という答えが自ずと出てくる。
釘宮理恵が演じるメローナは、戦闘時とまったく変わらないテンションで日常にいる。あのしゃらくさい声色は、戦場でも台所でも同じように機能する。能登麻美子のトモエは、TVシリーズから一貫して「生真面目さゆえのズレ」を体現していたキャラクターで、このOVAの日常パートでもその軸はブレない。つまり彼女たちにとって、設定上の「鎧の有無」は演技の質に何も影響を与えていない。
これを批判として読むこともできるし、「そういうコンテンツである」という整理として読むこともできる。個人的には後者の方が誠実な向き合い方だと思っている。鎧が飾りだと気づいたとき、このシリーズへの見方がむしろ楽になった。「バトルとして評価しようとするから違和感が出る。キャラクターショーとして見ればいい」——OVAはその整理を、TVシリーズよりずっとわかりやすい形で提示してくれる。
喜多村英梨のアレインは特にそれが顕著で、戦場の外に出ると設定の緊張感が抜けて、キャラクターとしての輪郭だけが残る。大原さやかのメルファが醸し出す「なんとなく浮世離れした柔らかさ」もそう。このキャストの顔ぶれを見ながら、声優陣が作品の「皮」ではなく「芯」を担っているコンテンツなのだと改めて感じた。
特に刺さったシーン
各エピソードの、妙に力の抜けた日常描写の合間に挟まる、キャラクター同士の短いやり取りがいい。TVシリーズでは「対立」か「共闘」でしか関係性が描かれなかった組み合わせが、大会後という設定のおかげで「ただ話している」状態で映される。その落差が、2周目になって初めて「あ、これ意図的に作ってるな」と気づく構造になっている。
釘宮理恵が二役(メローナとラナ)を担っているのは、このOVA内でも地味にすごいことで、声色の切り替えの精度を同じ作品内で比較できる珍しい機会でもある。能登麻美子のトモエが素の状態で喋っているシーンは、TVシリーズの緊張感を知っている分、変な感慨がある。「この人、こういう声も出るんだ」というより「この人の演技の引き出しをやっと全部使ってもらえた」という感じ。短編集だからこそ生まれたリラックスした演技があって、そこを聴くためだけでも価値はある。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「クイーンズブレイド」TVシリーズを最低でも1クール見ていて、キャラクターに愛着がある人
- バトルよりキャラクター関係性の掘り下げに価値を見出せる人
- 釘宮理恵・能登麻美子・喜多村英梨の演技目当てで見られる人
- このジャンルのお約束を把握した上で「楽しむ」モードで見られる人
- 短編オムニバス形式が好きな人(1話完結で気軽に見られる)
合わない人
- TVシリーズ未視聴でこのOVAから入ろうとしている人(前提知識なしでは刺さらない)
- バトルシーン・戦略描写を期待している人
- このジャンル特有の表現に対して生理的な拒否感がある人
- 「日常系」として見たときにクオリティの水準を求める人
次に見るなら
このOVAがある程度楽しめたなら、同じ制作背景を持つクイーンズブレイド リベリオンも見ておくといい。前作の大会後の世界を舞台に新キャラクターが登場し、シリーズとしての続きを確認できる。このOVAで感じた「キャラクターショーとしての完成度」の続きがある。
女性キャラクターが多数登場するバトルファンタジーという軸で探すなら、閃乱カグラシリーズが近い位置にいる。こちらはゲーム原作でアニメ展開もあり、「戦闘という器にキャラクターを乗せる」構造への自覚度がさらに高い。ジャンルの文法をある程度飲み込んだ人向け。
OVA形式でキャラクターの「大会後」「日常」を描く構造が好みなら、ドラゴンボールZ スペシャル系のような「本編後の番外編OVA」文化全般と相性がいい。クイーンズブレイドに限らず、TVシリーズとセットで楽しむOVAというフォーマット自体に馴染みがあると、このタイプの短編集の楽しみ方が見えてくる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点で『クイーンズブレイド 美しき闘士たち』の配信サービスでの提供は確認されていません。視聴にあたってはBlu-rayやDVDなどのパッケージ版をご利用ください。購入・レンタルサービスでの取り扱いがないか、あわせてご確認いただくことをおすすめします。