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メタルファイト ベイブレード ZEROG
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 38話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | SynergySP |
ネメシス危機から7年後、世界の大部分は悲劇的な戦闘で荒廃していた。その結果、ほとんどの人々はベイブレードへの信仰と興味を失った。WBBAの指導者となった大鳥翼は、人類の復興とベイブレードの人気回復を人生の目標とした。彼は整備士の天野政子とともにゼロ-Gを創造した。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ネメシス危機から7年後、ベイブレードへの信頼を失った世界。廃墟と化した地球の復興を誓った大鳥翼は、WBBAの新リーダーとして、整備士・天野政子とともにゼロ-Gという新たなバトルスタイルを開発する。ゼロ重力の感覚を取り入れた革新的なシステムにより、ベイブレードの熱気を世界に取り戻すべく、翼たちの新たな戦いが幕を開ける。みどころ・魅力
① ゼロ-Gという新システムが生む新鮮なバトル展開
従来のフラットなスタジアムとは異なり、傾いたゼロ-Gステージで繰り広げられるバトルは戦略性が大きく変化。慣れ親しんだベイブレードの常識を覆す独自の駆け引きが随所に展開され、シリーズのファンも新鮮な感覚でバトルを楽しめます。② 復興という大義を背負った主人公・翼の成長ドラマ
世界が荒廃した時代に「ベイブレードで人々の希望を取り戻す」という大きな使命を持つ翼の姿が作品の軸となっています。単なる勝負の物語にとどまらず、仲間との絆や信念を問う展開がシリーズに厚みを加えています。③ TV_SHORTならではのテンポの良さ
短尺フォーマットを活かしたスピーディーな構成で、バトルシーンと物語の核心を無駄なく詰め込んでいます。忙しい視聴者でも気軽に見続けられるテンポ感が魅力で、一気見にも向いています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 杉島邦久 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 杉島邦久 |
| キャラクターデザイン | 長森佳容 |
| OP | YU+KI「YU+KI」 |
| ED | イクロ「上を向いて笑って We Go!」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言う。ベイブレードは通ってこなかった。コマを回す遊びがスポーツアニメになっていること自体、当時の記憶でうっすら知っているくらいで、熱狂した経験がない。「ZEROG」の読み方も「ゼロジー」で合ってるのかどうか、最初の5秒ほど悩んだ。
それでも見始めたのは、キャストに岡本信彦と細谷佳正の名前が並んでいたから。この二人が同じ画面でバチバチやり合うなら、内容がどうあれある程度のものが成立するだろう——という信頼で再生ボタンを押した。
「ゼロGスタジアム」という傾いた球体の盤上でベイが弧を描きながら回転するビジュアルは、素直にきれいだと思った。2回目を見たとき気づいたのは、最初に感じた「よくわからない」の正体が「ルールを理解していない」ではなく「熱量の文脈を共有していない」ことだったということで、そこを受け入れてから、かなり違って見えてくる。
廃墟の中で「遊び」を信じ直すことの、個人的な難しさ
この作品の背景設定が、スポーツアニメとしては珍しく重い。ネメシス危機から7年後、世界は「戦闘で荒廃した」という言葉では収まらないレベルで傷ついていて、ほとんどの人がベイブレードへの信仰を失っている。コマ回しに、信仰という言葉を使う。そこがこのシリーズの特殊なところだと思う。
入野自由が演じる大鳥翼は、その廃墟の時代にWBBAの指導者として「ベイブレードの人気回復」を人生の目標に据える。これが単なるスポーツ振興の話ではなく、「かつて熱中したものを信じ直すための個人的な戦い」として描かれている。翼はシリーズ前作の主要人物で、視聴者がその経緯を知っていることで重みが乗る構造になっている。入野自由の演技がここで効いていて、台詞の密度が高くない場面でも、声のトーンだけで「この人物がどれだけ傷ついてここに来たか」が伝わってくる。
新主人公の黒銀ゼロ(岡本信彦)は、その重さを背負わない世代として登場する。廃墟後に育ったゼロには、失ったものへの郷愁がない分、ベイブレードを純粋に「面白いもの」として摑める。破山キラ(細谷佳正)との対立はこの構図を鮮明にする——細谷の声は鋭利さの中に執念があって、「勝ちにこだわる理由がある人間」を演じるのが本当にうまい。ゼロが無邪気に踏み込んでくるほど、キラの声に刃が増す。
玩具プロモーションアニメである、という事実は変わらない。ただ、「玩具プロモーションアニメとして誠実に作られている」という方が正確で、ゼロGスタジアムという新ギミックを見せるための物語が、それだけに終わらない理由は、「失った信仰の回復」というテーマに乗っているからだ。短編フォーマットの制約の中で、そこまで詰め込んでいるのは地味に評価している。
特に刺さったシーン
終盤、黒銀ゼロと破山キラが盤上で正面からぶつかる場面。ゼロGスタジアムの傾きを利用した軌道変化が連続する中で、岡本信彦と細谷佳正の声が交差するシークエンスは、「声優がいる」ことの意味を改めて感じさせてくれる。
岡本信彦のゼロは叫ぶときの倍音が多くて、興奮と焦りが混じったときの声が特徴的だ。細谷佳正のキラは逆に、激しい場面ほど声が絞られていく。この対比が、二人のキャラクターの性質の違いをそのまま音で表現していて、2回目の視聴でそこに気づいてから少し止まれなくなった。
三宅健太の花輪ベンケイは脇を固める役だが、三宅健太が出てくると場の空気が変わる。重量感のある声が混乱した場面に妙な落ち着きを与える効果は、この人特有のもので、「このキャラが本気になったら怖い」という予感をほとんど声量だけで作れる。内山昂輝の火竜院忍はミステリアスなポジションで登場するが、内山昂輝の「何を考えているかわからない人間」の演技は表面だけ見ると穏やかで、その下に何かある、という感触がずっと残る。序盤から気になってしまう役だった。
読んで見たくなったら——『メタルファイト ベイブレード ZEROG』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- メタルファイトシリーズを前作から追っていて、大鳥翼の7年後を見たい人
- 岡本信彦・細谷佳正が好きで、二人の掛け合いを声で楽しめる人
- 短編フォーマットのスポーツバトルアニメが苦にならない人
- 「世界が荒廃した後の再建」という設定に、玩具文化が絡む意外さを面白いと感じられる人
合わない人
- ベイブレードシリーズを一切知らず、そこへの愛着もない人(文脈の共有が前提になっている部分がある)
- じっくりしたキャラクター掘り下げや心理描写を求める人(短編フォーマットの制約がある)
- 玩具プロモーション色の強いアニメが体質的に合わない人
次に見るなら
メタルファイト ベイブレードは本作の前身シリーズ。ZEROGの「7年後」という設定の重みを理解するために先に見ておくと、大鳥翼という人物のキャリアが重なって見えてくる。前作を見てからZEROGに戻ると、翼の立ち位置がまるで別の作品のように読める。
カードファイト!! ヴァンガードは玩具・カードゲームを軸にしながら、敗北と再起の物語を誠実に作る点がZEROGに近い。「ゲームに信仰を持つ人間の話」として見ると共鳴する部分があって、声優の豪華さという意味でも外れにくい。
イナズマイレブン GOは「一度失われたスポーツ文化の再建」という構造が本作とほぼ重なる。前世代が築いたものを次世代が引き継ぐ形で、設定の重みをスポーツバトルに乗せる作り方が似ている。前作ファンへの配慮と新規への間口のバランスの取り方も参考になる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『メタルファイト ベイブレード ZEROG』はU-NEXTで視聴できます。シリーズのファンはもちろん、本作からベイブレードアニメに触れる方にも入りやすい一作です。U-NEXTの無料トライアル期間を活用してチェックしてみてください。
