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月刊モー想科学
| 放送年 | 2024年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | OLM |
ある国のモスト・シティという町が舞台。古い建物の2階にある出版社は、科学雑誌「デラッショナル・マンスリー・マガジン」を発行している。この雑誌は、科学者も首を傾げるような衝撃的で奇想天外な事件や不可解な現象について掲載している。スタッフは美しい編集長のみで構成されている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
舞台はどこかの国の「モスト・シティ」。古びた建物の2階に構える小さな出版社では、科学雑誌「デラッショナル・マンスリー・マガジン」を発行している。この雑誌が取り上げるのは、一流の科学者たちでさえ首を傾げるような奇想天外な事件や不可解な現象ばかり。美しい編集長がたったひとりでスタッフを兼ねるこの出版社に、次々と不思議な出来事が舞い込んでくる。コメディとミステリー、そして超自然的な要素が絶妙に絡み合う、独特の雰囲気をもった作品だ。みどころ・魅力
① 奇想天外な事件と笑いの絶妙なバランス
科学雑誌の題材として、現実では起こりえないような超自然的・非科学的な出来事が次々と登場する。真剣に追いかけているのにどこか抜けた空気感が漂い、コメディとして絶妙な笑いを生み出している点が本作最大の魅力だ。② 謎めいた編集長の圧倒的な存在感
美しい外見とは裏腹にクセの強い個性を持つ編集長が、ストーリーの核心を担う。彼女の言動や独自の論理には一貫したブレのなさがあり、物語全体を牽引する強烈なキャラクター性が光る。③ ミステリーとして楽しめる謎解き要素
各エピソードに散りばめられた不可解な現象には、さらに奇妙な理由や伏線が隠されていることも。コメディの笑いの中にもミステリーとしての奥行きがあり、ただ笑うだけで終わらない作品になっている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 宮脇千鶴 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 金杉弘子 |
| 原案キャラデザ | 宮脇千鶴 |
| キャラクターデザイン | 廣田茜 |
| 音楽 | 立山秋航 |
| 美術監督 | 縫部文江 |
| 音響監督 | 納谷僚介 |
| OP | 月刊妄想科学編集部「オーバーサイエンてぃふぃっく!」 |
| ED | 土岐隼一「SCIENCE」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
まずタイトルで止まった。「モー想」って何だ。妄想? それとも別の何か? 「科学」がついてるから理系コメディかな、という雑な読みで再生ボタンを押したら、冒頭から想像と全然違う空気が流れてきた。古い建物に構えた出版社、「デラッショナル・マンスリー・マガジン」という誌名。ああ、こういう温度感か、と少し椅子に座り直した。
2回目に見てようやく気づいたのが、タイトルの「モー想」が単なる言葉遊びじゃないということ。妄想と科学を同じ屋根の下に住まわせる、その図々しさみたいなものが、最初から全体に染みている。
「証明できないもの」を誌面に載せる人間が、正直でいられる限界の話
この作品を「変な現象が起きるコメディ」として消費することはできる。できるけど、それだけじゃない。
「デラッショナル・マンスリー・マガジン」が扱うのは、科学者が首をかしげるような事件や不可解な現象だ。つまり「誰も証明できないもの」を扱う雑誌である。面白いのは、そのスタッフが美しい編集長たちだけで構成されているという設定で、これが最初はギャグとして機能しているように見える。でも見続けると、この設定が意外なほど作品の芯に刺さってくる。
「証明できないもの」を「雑誌」という形式で公表するというのは、本質的に信用と無責任の境界線を歩いている行為だ。科学が答えを出せないということは、誰も嘘をつかなくていいということでもあり、同時に誰でも何でも言えてしまうということでもある。そのグレーゾーンに職業として立っている人間が、どういう顔をして、どういう声で仕事をするのか——そこを描こうとしている作品だと思う。
釘宮理恵が演じるキャサリン・スーを見ていると、この矛盾が一番わかりやすく浮かび上がる。釘宮さんの声の質——完璧に制御されているように見えて、どこか微妙に気が抜けている、あの独特の隙——がキャラクターの二重性をそのまま体現している。強さと脆さが同じ音域で鳴っている演技は、このキャラクターでないとできなかったと思う。
タイトルの「モー想科学」が問いかけているのは、「超常現象は実在するか」ではなく、「説明できないものに向き合う人間の誠実さ」の話だ。それをコメディとミステリーの混合物として包んでいるから、重くなりすぎず、でも軽くも終わらない。
特に刺さったシーン
エドワード・チー(杉田智和)が絡む場面はほぼ全部好きだった。杉田さんって、有能そうに見えてどこかズレているキャラクターを演じるときの間の取り方が特有で、このチー役でもそれが出ている。台詞のテンポというよりも「言わない間」の使い方が巧い。序盤、不可解な現象を前にチーが淡々と記録しているくだりがあるんだけど、あの「感情を排した有能さ」の中にちらっと漏れる困惑の気配がよかった。
下野紘のソテツも印象に残っている。下野さんは「声優と夜あそび」のMCイメージが先行しがちだけど、生き生きしたキャラクターを演じるときの「素の楽しさ」が漏れ出るタイプで、ソテツというキャラクターに当てると妙な実在感が生まれる。
終盤のある転換点で、それまでコメディトーンで進んでいた空気が一瞬変わる場面があって、そこで斎藤千和のナンシーの声が全然違う質感になる。「ずっとそれを抱えていたんだ」と気づかされる種類の演技で、ああいう一音でひっくり返す技術はベテランでないとできない。
読んで見たくなったら——『月刊モー想科学』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- コメディとミステリーが混線したまま終わる作品を許容できる人
- 釘宮・杉田・下野・斎藤・檜山という布陣を見た瞬間に察するタイプ
- 「謎が解決しないこと」を欠点ではなく味として受け取れる人
- 職場ものとして緩く見始めたら、気づいたらちゃんとハマっていたい人
合わない人
- ミステリーには「解決」と「真相」を求める人(この作品、きれいに畳まないことがある)
- エピソードごとの温度差が大きいと不安になるタイプ
- 超常現象の設定に整合性と論理的根拠を求める人
次に見るなら
「謎のある職場コメディ」という軸で選ぶなら涼宮ハルヒの憂鬱は外せない。超常現象を日常に混入させながらキャラクターのアンサンブルで見せるという構造が近い。声優の演技をじっくり聴く楽しみも共通している。
ODDTAXIはタイトルからは想像しにくいが、「説明されない違和感」を積み重ねてミステリーを構築する手つきが本作と似ている。乾いたトーンで進む会話劇が好きなら必ず合う。
超常×日常のコメディ寄りで行くならモブサイコ100。こちらはアクション成分が増えるが、「説明できない力を持った人間の戸惑い」という核は本作と地続きだと思う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『月刊モー想科学』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TVにて配信中です。複数のサービスで視聴できるため、すでに加入しているサービスからすぐに楽しめます。コメディとミステリーが好きな方には特におすすめの作品です。
