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七つの美徳
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 2話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | Bridge |
「七つの大罪」のBlu-rayおよびDVDリリースに含まれる未放映エピソード。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『七つの大罪』のBlu-ray・DVDリリースに収録された未放映の特別エピソード。本編では敵対する存在として描かれた七大天使たちが、それぞれの「美徳」にちなんだキャラクターとして登場。メリオダスをはじめとする七つの大罪メンバーとの、本編とはひと味違う親密な関係が描かれる。シリアスな本編とは対照的に、ファンタジーの世界観はそのままに、サービス精神満点の特別編となっている。みどころ・魅力
① 本編キャラが別の顔を見せるギャップの楽しさ
本編では強大な敵として描かれた七大天使たちが、まったく異なる雰囲気で登場。普段はシリアスな展開が続く本編ファンにとって、見慣れたキャラクターの意外な一面を楽しめるのが最大の魅力。本編視聴後に観ることでより一層そのギャップが際立つ。② 『七つの大罪』世界観を活かした特別設定
天使たちが体現する「七つの美徳」という設定が、本編の「七つの大罪」と対をなす構成になっている。世界観やキャラクターのビジュアルはそのままに、全く異なるトーンで描かれることで、作品の奥深さを改めて感じさせてくれる1作。③ Blu-ray・DVD特典ならではの贅沢なファンサービス
通常の放送では見られないBD/DVD限定の未放映エピソードとして制作されており、コレクターやコアファンへ向けたサービス精神が随所に感じられる内容。本編とはひと味違う楽しみ方ができる、ファン必見の特別作品。キャスト・声優一覧














スタッフ
| ED | 妖精帝国「Psychomachia」 |
|---|
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「七つの大罪」のBD特典として封入されている、という時点でハードルは低かった。本編の補完くらいのつもりで再生ボタンを押したら、想定していた温度感とはまるで違う空気が流れ出てきて、少し面食らった記憶がある。
2回目に見たとき気づいたのは、これが「大罪」に対する鏡として機能している構造だということ。本編が欲や怒りや暴食を力として描くなら、こちらは徳——貞潔、節制、慈悲——をテーマに据えている。ただし、それをシリアスにやるのではなく、天使たちが美徳を体現しようとしてどこかズレていくというコミカルな方向で。特典映像なのにテーマ性がある、というのが最初の発見だった。
「徳」は「罪」の反対語ではない——天使たちが示す、善さの難しさ
七つの大罪と七つの美徳は対応している。傲慢には謙虚が、強欲には寛大が、色欲には純潔が。図式としては整っている。ところがこの作品を見ていると、美徳を「持っている」天使たちが必ずしも「正しい側」に見えないという奇妙な感覚が生まれる。
瀬戸麻沙美が演じるウリエルは、その純粋さがそのまま武器にも弱点にもなる造形だ。悪意がないからこそ読めない、という怖さがある。本編の罪の騎士たちが「悪いとわかっていて動く」のに対して、美徳の天使たちは「善いとわかっていて動く」。だが、善意だけで動く存在が周囲に与える影響は、必ずしも穏やかではない。この非対称性が面白い。
Lynnが声を当てるラフアエルは、慈悲という美徳を体現しながらも、その慈悲の向け方がどこかズレていて笑いを生む。井澤詩織のサンダルフォンは、節制や従順さを持ちながらも状況に流されていく。小澤亜李のメタトロンに至っては、知性や勤勉さをまとっているのに行動が一番カオスになる瞬間がある。
「罪」は感情的でわかりやすい。「徳」は概念的で扱いが難しい。この作品が特典映像という制約の中でやろうとしているのは、その「徳の扱いにくさ」をファンタジーとユーモアでほぐすことだと思う。七つの大罪が好きな人間が見ると、本編では描かれなかった「善の側の歪み」が補完される感覚がある。単なるファンサービスで終わっていない、というのが評価できる点だ。
特に刺さったシーン
序盤の、天使たちが自分の担当する「美徳」を説明しようとしてうまくいかないくだりが好きだった。瀬戸麻沙美の声は普段から凛とした透明感があるが、ウリエルという役では、その清潔さが逆に場をフリーズさせるような間の使い方をしていて、2回目に意識して聴くとちゃんと設計されているとわかる。
内山夕実のキャラクターは、素直さととぼけたリアクションが持ち味で、天使たちの中でいちばん「地に足がついていない存在」として機能している。浮いているのに妙に安定感があるという、声だけで作り出せるバランスがある。
終盤の、天使と悪魔の価値観が一瞬だけ重なる展開では、コミカルな作品の中に本編のトーンがふっと差し込まれる。笑いで緩めてから真顔で刺す、というタイミングの作り方が、特典映像としてのクオリティを超えていると感じた場面だった。
読んで見たくなったら——『七つの美徳』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「七つの大罪」本編を複数回見ていて、世界観への理解が深い人
- 天使・悪魔のキャラクター設定が好きで、本編では掘り下げられなかった側の視点が気になっていた人
- 瀬戸麻沙美・Lynn・井澤詩織・小澤亜李といった声優の演技目当てでも十分に満足できる人
- ファンタジー×コメディのバランスが好きで、シリアス一辺倒でなくていいと思っている人
合わない人
- 本編を見ていない状態でいきなりこれを見ようとしている人(前提知識ゼロでは笑えないシーンが多い)
- 「七つの大罪」に重厚なバトルやシリアスな感動を求めていて、コメディ路線を求めていない人
- 特典映像という尺の制約を気にしてしまう人(30分未満でテーマを詰め込んでいるので、展開が速い)
次に見るなら
七つの大罪は言うまでもなく本作の前提だが、改めて本編を見直すと「美徳の天使たちが持っていたもの」の重みが変わる。罪の側から徳の側を眺める、という視点が追加される。
ハイスクールD×Dは天使・悪魔・堕天使が入り乱れるファンタジーで、「七つの美徳」と似たようなジャンル的立ち位置にある。こちらは全編その温度感なので、美徳SPを気に入ったなら同じノリを長尺で楽しめる。
この素晴らしい世界に祝福を!は、神に仕える側のキャラクターが人間くさい欲望を持ちながら生きるというコメディで、「美徳を体現しているはずの存在がズレていく」という構造が共通している。聖なるものへのツッコミが好きなら肌が合う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『七つの美徳』は現在、dアニメストアおよびU-NEXTで視聴できます。どちらのサービスも幅広いアニメ作品を配信しており、本作のような特別エピソードもしっかりラインナップされています。『七つの大罪』本編と合わせて、ぜひチェックしてみてください。




