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メルヘン・メドヘン
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Hoods Entertainment |
葉月・鍵村は普通の少女だが、いつも一人ぼっちだ。新しい家族との関係がうまくいかず、毎日物語と本の世界に逃げ込んでいる。ある日、放課後に図書館の本棚が彼女を魔法学校のある異世界へ送る。そこで土御門・静香と出会う。学校に通う少女たちは「メードヘン」と呼ばれ、特別に選ばれた者だと判明する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
新しい家族との関係になじめず、いつも物語と本の世界に逃げ込んでいた少女・鍵村葉月。ある日の放課後、図書館の本棚が突然彼女を異世界へと導きます。たどり着いたのは、魔法を学ぶ少女たちが集う学園でした。そこで葉月は土御門静香と出会い、選ばれた者だけが「メードヘン」と呼ばれること、そして物語(原典)の力を操る魔法の存在を知ります。孤独だった少女が、仲間とともに自分の居場所と力を見つけていく、おとぎ話をモチーフにした魔法ファンタジーです。
みどころ・魅力
① 童話・古典を題材にした「原典」設定
シンデレラや各国の名作童話など、誰もが知る物語を「原典」として魔法に変換する世界観が最大の特徴です。元ネタを知っているほど登場する魔法の意味が深く読み取れ、文学好きにも刺さる設定になっています。
② 孤独な少女の成長物語
本にしか居場所がなかった葉月が、異世界の学園で仲間と出会い、少しずつ前を向いていく姿が丁寧に描かれます。内気な主人公が踏み出す一歩に共感できる、王道の成長ドラマが軸になっています。
③ 各国から集う個性豊かなメードヘンたち
静香をはじめ、世界各地の物語を背負った少女たちが登場します。それぞれ異なる文化や原典を持つキャラクターの掛け合いと、彼女たちが織りなす学園生活の華やかさも見どころのひとつです。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 上田繁 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 松智洋 |
| 原作 | 松智洋 |
| 原案キャラデザ | カントク |
| 音楽 | 岡野里音 |
| OP | fhána「わたしのための物語 ~My Uncompleted Story~」 |
| ED | 上田麗奈「sleepland」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
放送途中で止まったやつだ、というのが正直な第一記憶だ。2018年の冬、図書館の棚から異世界に飛ばされる女の子の話、くらいの軽い気持ちで見始めて、気づいたら配信が来なくなっていた。制作が追いつかず、終盤が大きく遅れてようやく出てきた——あの「続きはしばらくお待ちください」を、リアルタイムで味わった数少ない作品のひとつになった。
最初は、よくある魔法学校ものだと思って見ていた。本に逃げ込む内向きな主人公、選ばれし少女たち、原典から力を引き出す設定。テンプレといえばテンプレ。それでも何年か経って「結局あれ、最後どうなったんだっけ」と気になって見返したら、序盤のあの静けさが思っていたより刺さってきて、自分でも少し面食らった。
本に逃げ込んでいた子が、本そのものを力に変える話
葉月・鍵村は、新しい家族の中でうまく息ができなくて、本の世界に逃げ込んでいる子だ。この「逃げ込む」という言葉を、作品はネガティブに使わない。そこがメルヘン・メドヘンの一番おもしろいところだと思っている。
メードヘンの魔法は、原典——つまり物語そのものから力を引き出す。シンデレラ、かぐや姫、アーサー王。誰もが知っている話が、そのまま少女たちの武器になる。葉月が現実から目をそらすために抱えていた本が、異世界では彼女の居場所と力の源になる。逃避だったものが、肯定される。これは単なる「物語が人を救う」という綺麗な話ではなくて、「物語に逃げてきた時間は無駄じゃなかった」と、過去の自分に言ってやる話なんだと思う。
本を読んでいた孤独な時間が、ちゃんと意味を持つ。一人で本棚の前に立っていた子が、その本棚に背中を押されて誰かと出会う。派手な設定の裏で描かれているのは、ずっと地味で個人的な救いだ。
皮肉なのは、物語の力を描いたこの作品自身が、最後まで物語を語りきれなかったこと。制作が崩れて終盤が遅れた事実と、テーマが奇妙に重なってしまう。狙ったわけではないだろうけど、見返すとそこが妙に忘れられない。
特に刺さったシーン
序盤、葉月が本棚に呑み込まれて異世界に放り出される場面。世界のほうがひっくり返っているのに、本人だけが状況に追いつけていない、あの取り残され方が好きだ。土御門・静香と組んでいく過程の、ぎこちない距離の縮まり方も丁寧だった。
声でいうと、上田麗奈が演じるアーサー・ペンドラゴンが出てくると画面が締まる。王の名を冠したキャラに、あの芯のある低めの声が乗ると説得力が違う。加隈亜衣のアガーテ・アーリアは逆に、近寄りがたさと脆さの両方を声だけで出してくるのがうまい。本渡楓の加澄有子、日高里菜のリン・デイヴス、ユーミリア・カザンを演じるLynnと、脇に回る少女たちの声がいちいち良くて、群像としての賑やかさは最後まで失われなかった。作画が苦しくなっても芝居の熱量だけは落ちなかったのが、この作品を嫌いになりきれない理由だ。
読んで見たくなったら——『メルヘン・メドヘン』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 子どもの頃、本やゲームに逃げ込んで時間をやり過ごした記憶がある人
- 童話・神話モチーフがそのまま力に変わる設定にわくわくする人
- 少女たちの群像劇を、賑やかな声込みで楽しめる人
- 作画が苦しくても、芯にあるものを拾って見られる人
合わない人
- 毎話安定した作画クオリティを求める人
- きれいに着地する結末まで含めて評価したい人
- 魔法学校ものの設定そのものに新鮮さを求める人
次に見るなら
本そのものへの執着で生き延びる主人公が見たいなら本好きの下剋上。本のない異世界に放り込まれた本の虫が、ただ本を作りたい一心で知恵を絞る話で、「物語に救われてきた人間」の業を一番まっすぐ描いている。
選ばれた少女が魔法学校で居場所を見つける筋が好きならリトルウィッチアカデミア。落ちこぼれだけど物語と魔法を信じきる子が主役で、葉月とは別ベクトルの「信じる力」が気持ちいい。
童話の原典から力を引き出す設定そのものに惹かれたならグリムノーツ。物語に縛られた世界で、書き換えられた運命と戦う話。モチーフの距離が近いぶん、見比べると面白い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「メルヘン・メドヘン」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つの配信サービスで視聴できます。いずれもアニメ作品を幅広く扱うサービスですので、ご自身が普段使っている環境に合わせて選べます。複数のサービスで配信されているため、比較的見つけやすい作品となっています。
よくある質問
まとめ
「メルヘン・メドヘン」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つの配信サービスで視聴できます。いずれもアニメ作品を幅広く扱うサービスですので、ご自身が普段使っている環境に合わせて選べます。複数のサービスで配信されているため、比較的見つけやすい作品となっています。
