リトルウィッチアカデミア

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2013リトルウィッチアカデミア

リトルウィッチアカデミア

★ 3.8 / 5.0コメディファンタジー
放送年2013年
フォーマット劇場版
話数1話
原作オリジナル
制作TRIGGER

世界中の若い魔女たちから尊敬されている名高い魔女シャイニィ・シャリオト。しかし成長するにつれ、魔女たちの評価は変わり、シャリオトの名前を出すと子どもだと思われてしまう。それでも彼女への憧れを失わない平凡な少女アツコ・カガリは、ルナノヴァ魔法学園に入学し、いつかシャリオトのような魔女になることを目指す。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

幼いころに魔法ショーで観た”シャイニィ・シャリオ”の演技に心を奪われた少女・アツコ・カガリ。魔法を信じ続けるアッコは、憧れのシャリオを追いかけてルナノヴァ魔法学園に入学する。しかし一般家庭育ちで魔法の素養ゼロのアッコに、学園生活は試練の連続。そんな中、伝説の魔法道具”シャリオのロッド”と出会い、思いがけない冒険が幕を開ける。”信じる者に魔法は宿る”——シャリオの言葉を胸に、アッコが駆け抜ける青春ファンタジー。

みどころ・魅力

① トリガーらしい超ハイテンポなアクションと映像美

TRIGGER(キルラキル、グレンラガン)が手がけるオリジナル劇場作品。全編にわたって手書きアニメーションの熱量が炸裂し、魔法バトルや箒でのチェイスシーンは息をつく間もない。約26分という短さながら密度は長編並みで、アニメーションファンが唸るカット連発。

② 「好き」を貫く少女の真っ直ぐさが刺さる

主人公アッコは才能もコネもない落ちこぼれ。それでも憧れを手放さずに突き進む姿は、大人が観ても胸に響く。努力・友情・夢といったシンプルなテーマを、説教くさくなく、ポップなコメディタッチで描いているのが本作の強み。

③ 世界観の豊かさと女の子たちのキャラクター

ホウキ通学・魔法薬学・竜の授業など、魔法学校ライフの細部まで作り込まれた世界観が楽しい。個性豊かな同級生たちとのコンビプレイや掛け合いはコメディとして完成度が高く、シリーズTV版(2017年)へのスムーズな入り口にもなっている。

キャスト・声優一覧

ロッテ・ヤンソン
ロッテ・ヤンソン
メイン
›
折笠富美子
ダイアナ・キャベンディッシュ
ダイアナ・キャベンディッシュ
メイン
›
日笠陽子
アツコ・カガリ
アツコ・カガリ
メイン
›
潘めぐみ
スーシィ・マンババラン
スーシィ・マンババラン
メイン
›
村瀬迪与
バーバラ・パーカー
バーバラ・パーカー
サブ
›
赤﨑千夏
シャリオデュノール
シャリオデュノール
サブ
›
日高のり子
ネルソン教官
ネルソン教官
サブ
›
高山みなみ
ミノタウロス
ミノタウロス
サブ
›
乃村健次
老教師
老教師
サブ
›
京田尚子
ハンナ・イングランド
ハンナ・イングランド
サブ
›
中尾衣里
生徒
生徒
›
上田麗奈

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スタッフ

監督吉成曜
キャラクターデザイン吉成曜
音楽大島ミチル
美術監督金子雄司

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

TRIGGERという名前が「あ、ガイナックスの人たちが立ち上げたスタジオか」程度の認識だったころに見た。当時はクラウドファンディングで制作費を集めた短編として話題になっていて、「アニメーターが食うために作った映画」みたいな文脈で語られていた記憶がある。最初はそういう文脈込みで、どこか義務感に近い気持ちで再生した。

で、冒頭のシャリオのショーで、完全にやられた。あの魔法のスペクタクル、あの客席の熱狂、あの少女の目。「ああ、これは本気のやつだ」と思うのに5分かからなかった。53分という尺の短さもあって、その後は止まれなかった。見終わったあとに、もう一回再生した。それが2013年の話。

「好き」という感情だけで走り続けられるか——アッコが突き抜けている理由

この映画の核心は、才能のない人間が憧れだけで走り続ける話だ、と思っている。ただ「努力が報われる」系の話ではない。アツコ・カガリには正直、ルナノヴァでの生活を見ても、魔法の才能があるとは言い難い。周囲のダイアナたちと比べれば、差は歴然としている。

それでも彼女が突き抜けて見えるのは、「好き」という感情の純度が異常だからだと思う。シャリオへの憧れが、批判や嘲笑によって一切希釈されていない。普通、10年も「子どもっぽい」と言われ続ければ、どこかで防衛本能が働く。好きという感情を薄めるか、ひとまず封印するか。でもアッコはそれをしない。恥ずかしがることも、照れることもなく、シャリオが好きだという事実を一点の曇りもなく抱えて走る。

潘めぐみの演技がこの部分を完璧に体現している。アッコの台詞には、計算がない。「好き」という感情がそのまま声になっているような、ある種の無防備さがある。あれは演技というより、解放に近い。2回目に見たとき、最初に気づかなかったのが、アッコが転んだり失敗したりするときも、悲壮感がほとんどないことだった。悔しいとか悲しいより先に「でももう一回やろう」が来る。この反射の速さが、彼女の本質だと思う。

一方でダイアナ・キャベンディッシュという存在の置き方が絶妙で、日笠陽子が声を当てているキャラクターとして、あの冷静さと内側の揺らぎのバランスが絶妙に効いている。ダイアナはアッコと同じシャリオを見ているはずなのに、その見え方がまるで違う。この対比によって、アッコの「好き」の特殊性がより際立つ構造になっている。

「信じる心が魔法を使う」という作品のテーゼは、表面上はシンプルに見える。でも53分の尺の中で、それをアッコという人間の具体的な体験として見せきっているのが、この作品の誠実さだと思う。単なる「夢を持て」系の話ではなく、「この純度で好きでいられる人間はすごい」という話として読んだとき、見え方がだいぶ変わる。

特に刺さったシーン

序盤のシャリオのショーシーンは、何度見ても最高のアニメーションだと思う。TRIGGERが「全力出してる」という感覚が一番ダイレクトに来るのがここで、動きの密度が明らかに他の部分と違う。あのシーンに予算と愛情の大半が注ぎ込まれているのが分かる。

それとは別に、個人的に一番刺さったのは中盤、アッコが魔法をうまく使えずに地面に転がる場面のあとの、折笠富美子のロッテの一言だった。大きなセリフではない。でもあの温度感と間が、「この子たちは友達なんだな」という感覚を一瞬で作る。折笠富美子の声の丸さがそこで非常によく機能していて、劇場の音響で聴くと輪郭がはっきりする。

終盤の展開、アッコがひとつの決断をするくだりは、見るたびに胸に来る。派手な演出ではない。でもそこに至るまでの53分の積み上げがあるから、あの決断の重さが出る。初見のときは「え、ここで?」と思ったが、2回目以降は「ここしかない」と思うようになった。

読んで見たくなったら——『リトルウィッチアカデミア』はNetflixで視聴できる。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さると思う人

  • 「好き」という感情の純度に弱い人。アッコの突き抜け方は、見ていると少し恥ずかしくなるくらい純粋で、それが刺さるタイプかどうかで評価が分かれる
  • TRIGGERのアニメーションに興味がある人。53分間、作画の密度を楽しむだけでも元が取れる
  • ファンタジー設定の細部をじっくり味わうより、キャラクターの感情の動きを追いたい人

合わないかもしれない人

  • ストーリーの複雑さや伏線回収を期待する人。53分の短編映画なので、世界観は広げるが深くは掘らない
  • 主人公が失敗し続けることにストレスを感じるタイプ。アッコはとにかくよく転ぶ
  • 「才能と努力の話」として見たい人。この映画はそういう構造ではない

次に見るなら

アッコの「根拠のない自信と突き抜けた熱量」が好きだったなら、天元突破グレンラガンは確実に刺さる。こちらも「信じる力」を真正面から扱っているが、スケールはリトルウィッチアカデミアの比ではない。同じくガイナックス出身のクリエイター陣が手掛けた作品として、地続きの感覚がある。

TRIGGERのアニメーションそのものに興味が出たなら、キルラキルは外せない。リトルウィッチアカデミアより圧倒的に暴力的でうるさいが、画面の熱量と密度という意味では同じ系譜にある。同スタジオの「全力」がどこまで行けるかを見たい人向け。

女の子が魔法学校に通う系でもう少し落ち着いたトーンを求めるなら、魔女の宅急便(劇場版)。ジャンルとしては近いが、温度は全然違う。アッコとキキでは主人公の気質が対照的で、そのまま比較して楽しめる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『リトルウィッチアカデミア』(劇場版)はNetflixで視聴可能です。26分とコンパクトな尺なので、アニメに慣れていない方でも気軽に観られます。同じくNetflixで配信されているTVシリーズ全25話への導入作としても最適な一本です。

よくある質問

Q. リトルウィッチアカデミア劇場版はどこで見られますか?
A. Netflixで配信中です。同サービスではTVシリーズ全25話も視聴できるため、劇場版を観た後にそのまま続きを楽しむことができます。
Q. TVアニメを見る前に劇場版から見ても大丈夫ですか?
A. 問題ありません。劇場版は独立したストーリーで完結しており、予備知識なしで楽しめます。むしろTVシリーズへの入門作として先に観るのがおすすめです。
Q. 子どもと一緒に楽しめますか?
A. はい。暴力表現や過激な描写はなく、ファンタジーとコメディを中心とした全年齢向けの内容です。魔法学校という設定もあり、小学生以上のお子さんと一緒に観るのに適しています。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 約26分の短編劇場作品です。忙しい方でも隙間時間に一気見できる尺で、アニメをあまり観ない方にも試しやすい作品です。

まとめ

『リトルウィッチアカデミア』(劇場版)はNetflixで視聴可能です。26分とコンパクトな尺なので、アニメに慣れていない方でも気軽に観られます。同じくNetflixで配信されているTVシリーズ全25話への導入作としても最適な一本です。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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