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OBSOLETE(オブソリート)
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 6話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Buemon |
地球の資源と引き換えに、ペドラーと呼ばれる宇宙人が最先端のエクソフレーム技術を取引する。これは神経接続で操作するロボット兵器だ。この異星人の技術は人類の文明を大きく変える可能性があり、特に戦争のあり方に深刻な影響を及ぼす危険性をはらんでいる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ある日、「ペドラー」と名乗る宇宙人が地球に現れ、石灰岩と引き換えに神経接続型の人型機動兵器「エクソフレーム」を提供し始めた。手軽に入手できるこの技術は瞬く間に世界中へ普及し、軍事・産業・農業など各分野に浸透する。本作はそのエクソフレームが人類社会にどのような影響を与えたかを、世界各地の群像ドラマとして描くドキュメンタリー風SFアクションONAである。みどころ・魅力
① リアルな「もしもの未来」を体験するドキュメンタリー形式
実際のニュース映像や証言インタビューを模した演出で、エクソフレームという架空技術が現実世界に浸透していく様子を描く。フィクションでありながらリアリティが高く、「技術が社会を変える」過程をリアルタイムで体感するような没入感がある。② 世界各地を舞台にした多彩な群像劇
中東の反政府勢力、アフリカのゲリラ、アメリカ軍など、複数の視点から物語が展開される。各エピソードは独立しつつも「エクソフレームが変えた世界」という共通軸で繋がっており、断片を積み重ねるように全体像が浮かび上がる構成が秀逸。③ CGアニメとしての高品質なメカ描写
Sola Digital Artsによるフル3DCGで描かれるエクソフレームのアクションは、重量感と機動感のバランスが絶妙。派手な演出よりも実戦的なリアリズムを重視した戦闘描写が、ミリタリーSFファンの心をつかむ仕上がりとなっている。キャスト・声優一覧










スタッフ
| 監督 | 白土晴一、山田裕城 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 虚淵玄 |
| キャラクターデザイン | 永井悠也、吉田明彦 |
| 音楽 | 石川智久 |
| 美術監督 | 谷口淳一 |
| 音響監督 | 鶴岡陽太 |
| OP | Skrillex and Nik Roos「obsolete」 |
| ED | TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND「ORB-SOLUTION」 |
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書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
YouTubeで無料公開されてる、という話を聞いたのがきっかけだった。「えっ、Googleがアニメ制作に金出したの」という驚きの方が先で、内容はほとんど調べずに再生した。そしたら冒頭5分で、思ってたのと全然違うものが始まった。
エクソフレームというロボットを宇宙人が物々交換で売りにくる、というだけ聞くとまあSFロボものだよね、という感じなんだけど、実際に描かれているのは「その後どうなるか」のシミュレーションで、戦争・政治・テロ・難民、そういうものがずっと出てくる。ガンダムの世界観構築に近い何かを感じた。2回目に見て気づいたのは、各エピソードの視点人物がバラバラで、意図的に「英雄譚」を回避してるんだな、ということ。誰かが世界を救う話じゃない。
「誰も制御できない技術」が戦場に落ちたとき、何が起きるか
エクソフレームは、石や塩と引き換えに宇宙人が売ってくれるロボットだ。神経接続で動かせて、誰でも操作できる。軍だけが持てる戦闘機やミサイルと違い、ゲリラでも、テロ組織でも、お金さえなくても手に入れられる。この作品が本当に描きたいのは、そういう「技術の民主化が引き起こす混乱」だと思う。
現実世界でドローンが戦争の形を変えたように、エクソフレームは「圧倒的な軍事力を持つ国家」という前提を崩す。アメリカが出てきて、国連が出てきて、各地の武装勢力が出てきて、全員がこの技術をどう使うか、どう対処するか、という話になっていく。誰も止められない。宇宙人は売るだけで、使い方には関知しない。
ここが面白いのは、この作品が「エクソフレームは悪い技術だ」とも「良い技術だ」とも言い切らない点で、ただ「こうなる」と淡々と積み重ねていく。核兵器が生まれたときの世界がこんな感じだったのかな、と思いながら見ていた。インターネットが普及した瞬間も、きっとこういう「誰も全体を把握できない感じ」があったんじゃないか。
森川智之が演じるミヤジマは、その混乱の中で自分のポジションを測り続けるキャラクターで、声の重さがちょうどいい。軽すぎず、英雄然ともしていない。高木渉のフェルナンドは別の意味での「巻き込まれ方」をしていて、二人の立ち位置の違いがそのまま作品の複眼的な視点を体現している気がした。
特に刺さったシーン
終盤、エクソフレームが軍事転用される流れが加速していく場面で、「制御しようとする側」と「使い倒そうとする側」が平行して描かれるくだりがある。どっちも正気で、どっちも自分の論理の中では正しいことをしている。悪役がいない。そこで妙な居心地の悪さを感じて、一時停止した。
森川智之の声は、こういう「疲れた大人が正しいことを言ってる」シーンで本当に効く。説得力が違う。演じ分けの幅広さで知られる人だけど、OBSOLETEでは抑えた演技を選んでいて、それが世界観の地味さ(誉め言葉)とよく合っていた。2回目に見たとき、序盤の台詞の重みが全然変わって聞こえた。
あと、エクソフレームのデザインが地味に良い。戦闘機みたいな流線型じゃなくて、作業機械に武装を後付けした感じのごつさがある。「実際にあったらこうなるだろうな」という説得力で、そういう細部への誠実さがじわじわ効いてくる。
読んで見たくなったら——『OBSOLETE(オブソリート)』はAmazonプライムビデオで視聴できる(30日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ガンダムや攻殻機動隊的な「世界観設計の丁寧さ」に価値を感じる人
- ロボットより「技術が社会を変える過程」に興味がある人
- 一話完結に近い構成で、群像劇・オムニバス形式が苦にならない人
- 短尺(各話10〜15分程度)でサクッと見たい人
- 森川智之・高木渉の声が好きな人
合わない人
- 主人公が活躍する王道ロボットアクションを期待している人
- 爽快感・カタルシスを求めて見始めると肩透かしを食らう
- 政治・軍事的な話が続くと眠くなる人
- 映像的な派手さを期待すると物足りなく感じるかもしれない(ONAとしては水準高いが)
次に見るなら
機動警察パトレイバー(OVA版)が真っ先に浮かぶ。ロボットが「兵器」ではなく「労働機械」として社会に普及した世界を描いていて、技術が社会に溶け込んだ後のリアルな摩擦を描くという意味でOBSOLETEと問題意識が近い。特にOVA版はテンポが静かなので、OBSOLETEが合った人には刺さると思う。
エヴァンゲリオン新劇場版よりもSSSS.GRIDMANより、むしろ86-エイティシックス-の方向性が近いかもしれない。「ロボットを使う側の政治と倫理」という部分で重なる。あちらはキャラクターへの感情移入を前面に出してくるので、OBSOLETEより入りやすい入口になる。
あとは少し毛色が違うがヴィンランド・サガ。戦争と個人、技術(剣)と暴力の関係を歴史の中で問い続ける作品という意味で、OBSOLETEと同じ問いを別の形でやっている。どちらも「英雄がいない戦争」の話だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『OBSOLETE(オブソリート)』はAmazonプライムビデオで全話配信中です。全6エピソードで1話あたり約15分とコンパクトなため、気軽に視聴を始められます。ドキュメンタリー風の演出とハードなSF設定が好きな方には特におすすめの作品です。


