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クイーンズブレイド グリムワール
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 2話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | Fortes |
「ホビージャパン」4月25日号で、「クイーンズブレイド グリモワール」がOVA化されることが発表されました。2巻構成で、2015年秋にリリースされるクイーンズブレイド次作の戦闘書籍と同梱されます。クイーンズブレイド10周年記念プロジェクトで、新たなキャストが起用され、新しい設定で展開される予定です。
作品概要・あらすじ
あらすじ
「クイーンズブレイド」10周年を記念する新プロジェクトとして制作されたOVA作品。従来シリーズとは異なる新たなキャストと設定を採用し、まったく新しい世界観で描かれる。「ホビージャパン」誌上での発表を皮切りに、クイーンズブレイド次作の戦闘書籍との同梱リリースという形でファンへ届けられた。新世代のヒロインたちが繰り広げるアクションと冒険の物語が、グリモワール(魔術書)という新たなキーワードのもと展開する全2巻構成の作品。みどころ・魅力
① 10周年記念だから実現した、シリーズ再起動の新設定
長期シリーズの10周年節目に合わせた完全新規の世界観で、既存作品の知識がなくても入りやすい構成になっている。グリモワール(魔術書)というテーマを軸に、従来シリーズとは一線を画す新鮮な物語が展開される点が最大の特徴だ。② 新キャスト陣が彩る個性豊かなヒロインたち
シリーズ屈指の豪華さで知られるクイーンズブレイドの伝統を引き継ぎつつ、新規キャストを起用した個性的なヒロインたちが登場。アクションと冒険の要素を盛り込みながら、ファンタジー世界を舞台に繰り広げる戦いは見応え十分だ。③ 書籍同梱という特別な体験型リリース形式
戦闘書籍との同梱形式で提供されたOVAという、通常の単体リリースとは異なる特別なコレクターズ仕様。シリーズのファンが映像と読み物の両方を楽しめる、10周年ならではのパッケージとなっている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| シリーズ構成 | よしもときんじ |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 森沢晴行、織田non、齊藤将嗣、葵渚、深崎暮人、えいわ |
| キャラクターデザイン | うるし原智志 、りんしん、野口孝行、塚田ひろし |
| 美術監督 | 三宅昌和 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「グリムワール」という語感に惹かれた。グリモワール(魔道書)とグリム童話を掛け合わせた造語で、赤ずきんや白雪姫がクイーンズブレイドの文法で動く——そのアイデアが面白そうで手を出した。クイーンズブレイドという名前自体は「戦闘書籍」「着衣破壊」という独自フォーマットで10年以上続いてきたシリーズとして知っていたが、グリムワールは10周年記念で新キャスト・新設定に踏み切った一作だった。
最初に見たとき、「これはシリーズ未履修でも入れるな」という安心感があった。童話の記号を使うことで、世界観説明を最小化している。赤ずきんも白雪姫も、初見でも「あのキャラが〇〇として動いている」という読み取りができる。2回目に見ると、その設定の使い方が思ったより計算されていることに気づく。童話という普遍フォーマットを借りることで、クイーンズブレイドが一番やりたいことだけを前面に出す構造になっている。
「強さ」と「身体性」は分離しない——童話の文法で打ち出すクイーンズブレイドのテーゼ
クイーンズブレイドというシリーズには一貫した前提がある。女性の強さと、その身体性は、切り離せない——という世界観だ。グリムワールはそれを童話というフォーマットに乗せることで、過去作より明確に打ち出している。
赤ずきんや白雪姫が「なぜ強いのか」という問いに、このシリーズは「彼女たちが彼女たちだから」と答える。特訓したから、理由があるから、ではなく、存在が強さとして顕現している。童話のキャラクターはもともとそういう構造を持っていて——赤ずきんが狼に食われないのは、彼女が赤ずきんだからだ——それをクイーンズブレイドの戦闘書籍文法と組み合わせたとき、奇妙なリアリティが生まれる。
10周年で「本編設定を引きずらない」選択をしたのは英断だと思う。グリムワールとして完結した世界を作ることで、シリーズ初見者への間口を確保しつつ、長年のファンには「こういうアプローチもあるんだな」という新鮮さを与えている。
日笠陽子が演じるセイテンという役柄が象徴的で、ただ「強い女」ではなく、童話的な誇張を持ちながら人格として成立しているキャラクターになっている。日笠陽子のこういう役柄——強さと艶が同居するタイプ——は、300本以上の出演作で積み上げてきた音域の幅があってこそで、セリフ一本一本に重みがある。この作品が単なる「エロファンタジーOVA」で終わっていない理由の一端は、間違いなくキャスティングにある。
特に刺さったシーン
川澄綾子のレイナは、シリーズを通して一種の「顔」的な役割を果たしてきたキャラクターで、グリムワールでもその安定感がある。川澄綾子の声は、不思議と「戦う女性」に説得力を持たせるものがあって、アクションシーンでの掛け声の短さと、会話シーンの柔らかさの落差が絶妙だった。2回目に見たとき、改めてそのメリハリに気づく。「ここでこんな芝居してたのか」という発見がある。
伊藤静のキャプテン・リリアナも刺さった。伊藤静は「大人の女性」の翳りある芝居が上手い声優で、リリアナのキャラクター——童話パロディの中で一番「現実」に近い重さを持っている——をしっかり成立させていた。序盤の自己紹介的なシーンで、あの声の低い落ち着き方を聞いた瞬間、「このキャラは信頼できる」という気持ちになった。声だけで人格が見える、という感覚。
安元洋貴のティリトン王は、ちゃんとコミカルな側面もあって、加隈亜衣のキューエルとの掛け合いになると空気がやわらかくなる。キャスト全体として「遊んでいる」感が出ていて、それがOVAという媒体の軽さとよく合っている。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- クイーンズブレイドシリーズのファンで、新解釈・新設定を楽しめる人
- 日笠陽子・川澄綾子・伊藤静のファンで、この三者が絡む芝居を見たい人
- 童話モチーフが好きで、エッジの効いた解釈が加わったものに興味がある人
- OVAという短いフォーマットで濃いビジュアルとアクションを完結させたい人
合わない人
- ストーリーの深さや伏線回収を主目的に見る人
- 露骨なサービスシーンに抵抗がある人(このシリーズを選ぶ時点で覚悟は必要)
- シリーズの文脈をまったく知らない状態で「ちゃんと理解したい」と思いながら見る人——入れはするが、文脈を持っているほど楽しめる
次に見るなら
クイーンズブレイド 流浪の戦士はシリーズ本編の出発点で、グリムワールで感じた「この世界観の正体」を確かめるなら先にこちらを見るのもあり。川澄綾子のレイナが軸になる本家の文脈がわかると、グリムワールでのレイナの立ち位置がより深く読める。
ヴァルキリードライブ マーメイドは同じ「女性バトル×サービス」文法を持つOVA発展系で、2015年のTVシリーズ。クイーンズブレイドよりストーリーラインが整理されているぶん、ジャンルとして気に入ったなら次の一手として入りやすい。
モンスター娘のいる日常は毛色が違うが、「ファンタジー的な存在が日常と交差するサービス系コメディ」という軸で見ると不思議とつながる。こちらはコメディ寄りなので、グリムワールの「割り切ったシリアス感」に疲れたときの口直しとして。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では「クイーンズブレイド グリムワール」の配信サービスでの公式配信は確認されていません。視聴はBlu-ray・DVDなどのパッケージメディアをご利用ください。今後サブスクリプションサービスでの配信が始まる可能性もありますので、各サービスの新着情報をチェックしておくとよいでしょう。