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2023

ガンダムビルドメタバース
★ 2.6 / 5.0アクションメカSF
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 3話 |
| 制作 | Sunrise Beyond |
「ガンダムビルド」フランチャイズ創設10周年を記念したシリーズ。ガンプラの世界に新しいインターネットサービスが誕生した。メタバース内でユーザーは自分のアバターを操作し、他のユーザーと交流し、ガンプラバトルをして、実際のガンプラを購入できる。少年・北条リオはこの新世界に潜り込む。セリアとともに現実世界でガンプラ建造技術を学びながら、メタバースで活動していく。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
「ガンダムビルド」フランチャイズ創設10周年を記念して制作されたONA作品。メタバース空間でアバターを操作し、他ユーザーとの交流やガンプラバトル、実物ガンプラの購入まで楽しめる新サービスが誕生した。少年・北条リオはこの仮想世界に魅了され、仲間のセリアとともに現実でのガンプラ製作技術を磨きながら、メタバースでの戦いに身を投じていく。みどころ・魅力
① ガンダムビルドシリーズ10年の集大成
2013年の「ガンダムビルドファイターズ」から続くシリーズの節目を飾る作品。歴代作品へのオマージュや懐かしいガンプラが随所に登場し、シリーズを追ってきたファンには感慨深い演出が盛りだくさん。長年の視聴者ほど深く刺さる内容となっている。② 「メタバース×ガンプラ」という新時代の設定
仮想空間でガンプラバトルを行いながら、現実でも製作技術を磨くという二重構造のストーリーが新鮮。現実とメタバースが連動するコンセプトは現代的なテーマとも重なり、シリーズ未経験者にも入り込みやすい世界観を提供している。③ 多彩なガンプラと迫力のバトル作画
歴代シリーズ同様、オリジナル改造ガンプラ(ガンプラ)が多数登場し、バトルシーンの見応えは抜群。メタバース空間ならではのダイナミックな演出と、ビルド系らしいカスタム機体のデザインセンスが光る。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 大張正己 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 木村暢 |
| キャラクターデザイン | 形部一平、岡田洋奈、後藤依子 |
| OP | バックオン「ヒカリトカゼ」 |
| ED | LINKL PLANET「Days of Birth」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ビルドシリーズは「ガンダム詳しくない人向けの入門作」という先入観があって、なんとなく後回しにしていた。で、今回メタバースまで来たと知って、タイトルを見た瞬間に「さすがに時流に乗りすぎでは」と思いながら再生した。 ところが最初の数分で、あ、これガンプラの話だ、とわかった瞬間に少し気が緩んだ。ガンダム本編の重さとは別の文脈で、ガンプラという実在するモノへの愛着を起点に動いている。メタバースという設定は、ガンプラバトルの空間を「オンラインに拡張した」だけで、本質的には変わっていない。そこが、過剰に未来的な感じにならずに済んでいる理由だと思う。 ONA形式なので1話あたりの尺も短め。配信で気軽に見始めるのに向いている作りで、最初の1話で続きを見るかどうかの判断がつく。ガンプラを「つくる」ことと「戦わせる」こと——この作品が本当に問うているもの
ガンダムビルドメタバースの表層はバトルものだが、芯にあるのは「作ることへの欲動」だと見ている。 ホウジョウ・リオが現実世界でガンプラの制作技術を学びながら、メタバース空間でそれを戦わせるという構造は、単なる「上達ストーリー」ではない。メタバース内で動くガンプラは、自分が手で作ったものの延長線上にある。それがバトルという文脈に乗っかることで、「自分が作ったものが、自分の意志で動く」という体験が成立する。 これはガンプラという玩具の本質と直結している。買って組み立てて飾るだけでは、どこかで「作ること」は完結しない。動かすことで、初めてキャラクターとして機能する。その欲求を21世紀的な舞台に落とし込んだのが、本作の設計の面白さだ。 安済知佳演じるホウジョウ・リオは、その「作りながら考える」プロセスを担うキャラクターとして機能している。ただ強くなるのではなく、技術的な理解を積み重ねながら戦い方を変えていく。メタバース空間での動きに、現実で習得した知識が反映されるという構造が、キャラクターの成長に説得力を与えている。 一方、小林裕介のミカミ・リクが体現するのは、すでに「ガンプラバトルの文化」を生きてきた側の視点だ。ビルドシリーズの蓄積を引き受けたポジションにいるキャラクターで、新参者のリオとの対比が、作品にある種の縦軸を作っている。 ビルドシリーズ10周年という位置づけも、この「積み重ねる」という主題と無関係ではない。過去作のキャラクターやガンプラが登場する場面で感じるのは、単なるファンサービスではなく、「10年分の時間をガンプラという形で持ち込む」という意図だ。メタバース空間が、過去と現在が交差する場として機能している。特に刺さったシーン
リオが現実でガンプラを組み上げて、それを初めてメタバース空間に持ち込んで動かした瞬間のシーンは、何度見ても反応してしまう。 安済知佳の演技が、そこで一段階テンションを変える。技術を習得するパートでの落ち着いたトーンから、メタバース空間に入った瞬間に声のレイヤーが変わる感じ——技術的に言語化するのが難しいが、「同じキャラクターが別の文脈に入った」という感覚が音で伝わってくる。安済知佳は出演82本のキャリアの中でも、こういう「内側の変化を声で見せる」シーンへの対応が特に精度が高い。 沼倉愛美演じるアヤメとの掛け合いは、シリアスになりすぎずに関係性を見せてくれる。沼倉愛美はこういう「感情の幅が大きすぎないキャラ」をやると、セリフの隙間の情報量が多い。大げさに演じないから、むしろキャラクターの実在感が増す。106本のキャリアで培われた、抑制の技術だと思う。 バトルシーンの作画は、ONA制作の水準として相当気合いが入っている。配信オリジナルだからといってTVシリーズより手を抜いた印象は全くなく、序盤のバトルを見れば先入観は更新されると思う。ガンプラ同士がぶつかる瞬間の描き込みに、「動くガンプラを見せる」ことへの本気度が出ている。読んで見たくなったら——『ガンダムビルドメタバース』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ガンプラを作ったことがある人(実物のキットへの愛着がある分、作中のガンプラへの感情移入が違う)
- ビルドシリーズを1作でも見たことがある人(過去作キャラの登場に反応できる)
- ガンダム本編の重さよりも「キャラクターと機体の関係性」を楽しみたい人
- 配信でサクサク見たいが、映像クオリティに妥協したくない人
合わない人
- ガンダムの政治的な世界観や戦争描写を期待している人(本作にはほぼない)
- メタバースという設定に敏感な人(舞台装置として使われているが、テーマの核ではない)
- 1クール以上のしっかりした尺で物語を見たい人(ONA形式のため話数は短め)
次に見るなら
ガンダムビルドファイターズは、ビルドシリーズの原点にあたる2013年の作品。ガンプラバトルというコンセプトが最初にどう形になったかを確認するなら、ここから入るのが筋。ビルドメタバースを見たあとで遡ると、10年の変化と継続しているものが両方見えて面白い。 電脳コイルは、デジタル空間と現実が交差する世界観を持つ2007年のSF作品。メタバース的な設定を「子どもたちが生活の中で使うもの」として描いた先駆けで、ビルドメタバースと並べると時代の違いと問いの近さが同時に見える。NHKアニメだが大人が見ても普通に面白い。 カードファイト!! ヴァンガードは、ジャンルは違うがカードゲームという「現実のモノへの愛着がバトルに乗っかる」という構造を共有している。ガンプラバトルと似た欲動を別のフォーマットで見たいなら、このシリーズも射程圏内に入る。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ガンダムビルドメタバース』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴できます。いずれも対応デバイスが多く、スマートフォンやテレビでの視聴にも対応していますので、使い慣れたサービスから手軽に楽しめます。シリーズ10周年の記念作品をぜひチェックしてみてください。
