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イケメン戦国◆時をかけるが恋ははじまらない
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ビジュアルノベル |
| 制作 | Jinni’s Animation Studio |
普通の少女が偶然戦国時代へタイムスリップし、天からの使者と勘違いされる。そこで彼女は、日本の戦国時代の歴史上の人物が、ハンサムな若い男性に変身した姿で出会う。
作品概要・あらすじ
あらすじ
普通の女の子がひょんなことから戦国時代へタイムスリップ。天からの使者と勘違いされてしまった彼女の前に現れたのは、織田信長や伊達政宗など歴史上の武将たちがイケメンな若者として姿を現した面々だった。ギャップ全開の武将たちとのドタバタなやり取りを描く、笑いあり・ときめきありのショートコメディ。みどころ・魅力
① 実在の武将がイケメン化!ギャップ萌えが止まらない
織田信長・伊達政宗・上杉謙信など、誰もが名前を知る戦国武将が次々とイケメン青年として登場。歴史の授業で習ったあの人物がこんなキャラに?という驚きとギャップが笑いとときめきを同時に引き起こす。歴史好きもそうでない人も楽しめるポイント。② 短尺で気軽に観られるテンポ感
TV_SHORT形式ならではのテンポの良さで、1話あたり数分という短さながら毎話しっかりオチがある構成。隙間時間に気軽に楽しめるため、まとめ視聴にも向いている。コメディ色が強く、ストーリーを追う負担がないのも魅力のひとつ。③ タイムスリップ×ラブコメという定番の組み合わせを手軽に楽しむ
「現代女子が異世界(戦国)へ」という王道設定に、天の使者という誤解から生まれるすれ違いコメディが加わり、ショート作品ながら笑いどころが随所に散りばめられている。恋愛要素も程よく混じっており、ライトなラブコメとして楽しめる。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 渡辺誠之 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 岐部昌幸 |
| キャラクターデザイン | 山中純子 |
| 音楽 | いとうけいすけ |
| 音響監督 | 吉村尚紀 |
| OP | Star☆Concerto「イエス/ノー」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
スマホゲーのアニメ化と聞いた瞬間、少し身構えた。乙女ゲー原作のアニメって、プレイ経験者向けのダイジェスト映像になりがちで、外側から見ると「なんで主人公のこと好きになってるんだろう」という置いてきぼり感が出やすい。そこに戦国武将のイケメン化とタイムスリップが重なるとなると、欲張りが過ぎるのでは、とは思った。
でも短編フォーマットと知って少し安心した。全力でシリアスをやる気はないんだな、と。見始めたら案の定というかなんというか、ギャグとして割り切れていて、変に熱くなっていない。杉田智和が信長をやっている時点でどこかキャラクターとしての「ズレ」が予約されているようなものだし、そのズレを楽しむ構造になっていた。2回目に見たとき、主人公がタイムスリップした直後の反応が思ったより淡々としていることに気づいて、あ、これはリアクション芸の作品ではなくてサラッと流すのがこの作品のお作法なんだ、と理解が更新された。
「天の使者」という誤解が、選ばれる根拠になる話
タイムスリップもの+乙女ゲーの組み合わせを見るとき、「なぜ主人公はその時代に受け入れられるのか」という部分が一番気になる。この作品の答えは「天からの使者だと勘違いされるから」で、これがわりとよくできた設定だと思っている。
普通の現代女性が戦国時代に落ちたとして、言葉がなんとか通じても、身分も素性も何もない。そこでいきなり「天の使者」という権威を付与されてしまう。本人がそれを望んだわけではないし、積極的に偽っているわけでもない——ただ誤解されている、という状態から物語が始まる。これが単なる巻き込まれ系ヒロインとちょっと違うところで、主人公は受動的でありながら、その受動性が武将たちへのアクセス権を与えるという逆転した構造になっている。
乙女ゲーのロジックとして「なぜイケメンたちは主人公に関わるのか」を設定が担保している、という点ではよく整理されていると思う。「天の使者」という虚像を周囲が信じているから、信長も秀吉も幸村も彼女に近づく。その「信じられている虚像」と「普通の現代人である実像」のギャップがコメディの燃料になっていて、短編の尺でそこを繰り返し消費する構成は効率がいい。
個人的に面白いと思うのは、この設定がわりと自己言及的な構造を持っているところで——乙女ゲーのプレイヤー自身も「自分が選ばれた存在として武将たちと関わる」というファンタジーを享受しているわけだ。「天の使者」は現代女性が戦国時代で受け入れられるためのフィクション内装置だけど、乙女ゲーというジャンル自体が「なぜ自分が歴史上の英雄たちに愛されるのか」を正当化するための装置でもある。この作品はその二重構造を特に意識してやっているとは思わないが、そう読むと一層おもしろい。
特に刺さったシーン
杉田智和の信長が初めて主人公に話しかけるシーン。あの独特の低めのトーンで「天の使者か」とスラッと信じている感じがして、逆に怖くない。怖くないのに圧がある、という杉田節がここでいい仕事をしていた。歴史上最も「恐怖政治」のイメージが強い人物を演じながら、コメディ文脈に着地させる匙加減が絶妙で、この人でないと成立しなかったキャスティングだと思う。
小野賢章の幸村は対照的に声の熱量が全然違って、同じ場面に二人いたとき「この温度差はわざとだな」とすぐわかった。2回目で確認したら、やはり音響的にも意図的にコントラストをつけていて、主人公がどちらに引き寄せられていくかという予感を静かに演出していた。短編でここまでやるか、というか短編だからこそここだけに集中できるのかもしれない。
鳥海浩輔の秀吉は笑いの担当として機能していて、このちょっとオーバーなリアクションと声の張り方が短編の間延びを防いでいる。梅原裕一郎の信玄はほぼ登場しないに等しいのに、出てきた瞬間に場の空気をひとりで変えてしまうのが地力だと思った。
読んで見たくなったら——『イケメン戦国◆時をかけるが恋ははじまらない』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- イケメン戦国のゲームをプレイしたことがある、またはしている
- 乙女ゲー原作アニメに免疫があり、シリアスより軽さを好む
- 短編アニメのテンポが好きで、サラッと流れるギャグを楽しめる
- 杉田智和・小野賢章・鳥海浩輔の声で戦国武将を聞きたい欲がある
- 歴史上の人物のイケメン解釈に対してそもそもノリがいい
合わない人
- 乙女ゲー原作のハーレム構造や戦国武将の大胆なキャラ解釈が受け付けない
- タイムスリップものに歴史考証やロジックを求める
- ゲームをやっていないとキャラへの愛着が薄く、短編の尺では掘り下げが足りないと感じる可能性がある
- コメディの温度が低め・サラッと流れる感じが物足りない、熱量のあるドラマを期待している
次に見るなら
乙女ゲーのロジックをそのままアニメにしたとき特有の「なぜか選ばれてしまうヒロイン」構造に乗れた人は、乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった!へ進むと幸せになれる。こちらは乙女ゲーのお約束をメタ的に使いながら、キャラの掘り下げもしっかりあるので、物足りなさを感じにくい。
戦国武将を現代的なイケメンとして再解釈するコンセプト自体が好きなら、戦国コレクションはかなり違うアプローチだが「歴史上の武将×現代」という軸では比較対象になる。シリアスとコメディが混在していて、短編ではないので密度が全然違う。
キャスト目当てで楽しんだなら、杉田智和なら銀魂の坂田銀時、鳥海浩輔ならPSYCHO-PASSの狡噛慎也あたりを押さえると、今作でのギャップが一層味わい深くなる。各声優が「全力を出したとき」を知ってから戻ってくると、この作品の力の抜き加減が違う角度で見えてくる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『イケメン戦国◆時をかけるが恋ははじまらない』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴できます。いずれも見放題プランに対応しているサービスですので、すでに契約中の方はすぐに視聴を始められます。ショート作品なので全話一気見もしやすく、気軽に楽しめる一作です。
