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91Days
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Shuka |
禁酒法時代が舞台。無法地帯では法が通用せず、マフィアが街を支配し、違法な酒が流通している。かつてアビリオはこの地区に住んでいたが、マフィア抗争で家族が殺害されたため身を隠していた。その後、謎の人物からの手紙を受け取ったアビリオは復讐心に火がつく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
禁酒法時代のアメリカ。法の届かない無法地帯では、マフィアが街を牛耳り、闇酒が堂々と流通していた。幼い頃、マフィア抗争によって家族を惨殺されたアビリオ・ブルーノは、その後ひっそりと身を隠して生きていた。だがある日、差出人不明の手紙が届き、失われた7年間の怒りと復讐の炎が再び燃え上がる。憎き仇を見つけ出すため、アビリオは禁断の世界へと足を踏み入れていく。みどころ・魅力
① 緻密に張り巡らされた復讐劇の構成
主人公アビリオが仇討ちのためにマフィア組織へ潜入し、内側から崩していく様子が丁寧に描かれる。誰を信じ、誰を欺くか——駆け引きと伏線が積み重なり、1話ごとに緊張感が増していく構成は秀逸。最終話に向けた収束の鋭さも高く評価されている。② 禁酒法時代の退廃的な世界観と美術
1920年代アメリカを舞台に、ジャズが流れる酒場、泥臭い路地裏、マフィアの抗争が交錯する退廃的な雰囲気を精緻なビジュアルで再現。時代の空気感に浸れる画面設計と、劇伴・演出の組み合わせが没入感を高める。③ 業と感情を背負うキャラクター同士の関係性
復讐者と追われる者、裏切りと友情が交差する人間ドラマが見どころのひとつ。特にアビリオとネロの関係は、単純な敵対構造に収まらず複雑な感情が揺れ動く。キャラクターひとりひとりが背景と動機を持って描かれており、物語に厚みを与えている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 鏑木ひろ |
|---|---|
| シリーズ構成 | 岸本卓 |
| キャラクターデザイン | 岸友洋 |
| 音楽 | 海田庄吾 |
| 美術監督 | 小倉宏昌 |
| 音響監督 | 本山哲 |
| OP | 北嶋徹「Signal」 |
| ED | エリサ 「Rain or Shine」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「禁酒法時代のマフィアもの」という一文だけで手が止まった。珍しいじゃないかと思って。ギャングものといえばどうしても現代か近未来に行きがちなのに、1920年代アメリカ、スーツに帽子、闇酒に銃声——この組み合わせをわざわざ選んだアニメが来たか、という感覚。
最初に見たときは「雰囲気アニメかな」と正直なめていた。作画が落ち着いたトーンで、テンポも速くなくて、序盤は情報を咀嚼しながら見ることになる。でも2周目で気づいたのは、その「のんびりに見える間」のほとんどがアビリオの演技だということ。中村悠一さんが感情を削ぎ落とした声でやっているから、最初は掴みにくい。2回目は逆にそれが怖くなってくる。
復讐は「終わり」ではなく、自分が何者かを決める選択だった
この作品を「復讐劇」と呼ぶのは間違いではないけれど、そこで止まると半分しか見えない。アビリオが家族を殺した相手を順番に追い詰めていく話ではあるが、91日間という限定された時間の中で描かれているのは、復讐を遂行する人間がどうやって自分を保つか——あるいは保てなくなるかという話だ。
復讐を果たすために嘘をつき、信頼を裏切り、自分でも想定していなかった感情が出てくる。特にネロとの関係がそのまま「復讐の代償」の形をしていて、江口拓也さんが演じるネロの、ちょっと抜けているようで実は感情の振れ幅が大きいというキャラクターが、アビリオの殻を少しずつ剥がしていく構造になっている。
小野大輔さんのヴァンノも印象的で、あのキャラクターの存在がマフィアという組織の「身内の論理」を体現している。誰かを大切にしていても、構造が人を殺す。その理不尽さが作品全体のトーンを底から支えている。
大塚芳忠さんのガラッシア——あの声でのし上がった男を演じられたら、そこに反発するキャラクターに必然的に説得力が出る。ガラッシア家という巨大な重力に対してアビリオがどう動くかという構図が、キャスティングの段階で決まっていた感じがする。
「復讐を終えた後に何が残るか」という問いは古くて普遍的だけど、91Daysはその答えを綺麗に言語化しない。最後まで、アビリオは何かを言葉にしない。でもそれがこの作品のリアリティになっている。
特に刺さったシーン
中盤以降、アビリオとネロが車で長距離を移動するシーンがいくつかある。何かが起きるわけではなくて、ただ二人が同じ空間にいて、会話して、沈黙する。あの間がずっと好きで、ここで江口拓也さんのネロが妙に楽しそうにしているのがつらい。楽しそうにしているから余計につらい。
本渡楓さんのルーチェは出番が限られているけれど、序盤に登場するシーンの重さが後半に響いてくる。あの役を丁寧にやっているから、アビリオが何のために動いているかという根拠が崩れない。
終盤の展開は2周目だと見え方が変わる。最初は「ここでそうなるのか」という驚きで受け取るが、2回目は伏線の置き方に気づいて、むしろ静かに沈んでいく感じがある。派手な見せ場ではなく、引き算で作ったクライマックスだった。
読んで見たくなったら——『91Days』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 1920年代アメリカの雰囲気・禁酒法時代の世界観が好きな人
- ノワール的な、救いのない話が平気な人
- 中村悠一さんの感情を抑えた演技が好きな人
- ゆっくりした展開でも画面の空気で見続けられる人
- 派手な逆転劇より、人間関係のグラデーションを追いたい人
合わない人
- スカッとする復讐劇を期待すると全然違う
- 主人公に感情移入しながら見たい人には、アビリオの無口さがきつい
- テンポが遅く感じる回があるので、週1放送向きで一気見には少し合わないかもしれない
- ハッピーエンドが必要な人には向かない
次に見るなら
バッカーノ!——こちらも禁酒法時代のアメリカが舞台で、複数の視点が入り乱れる群像劇。91Daysが一本の線で進むのに対して、バッカーノ!は時系列をシャッフルしながら全員がつながっていく構成。雰囲気の近さでいえば一番近い。
デュラララ!!——池袋という現代の街でマフィアまがいの組織と普通の人間が入り乱れる話。バッカーノ!と同じ作者で、裏切りと義理と暴力が入り組んだ人間関係が好きなら次はこれ。
ヴィンランド・サガ——時代も場所も全然違うが「復讐を軸に動く人間が何を失って何に気づくか」という構造が似ている。91Daysのアビリオに感情移入できた人は、トルフィンのことも追えると思う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『91Days』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中のため、各サービスの加入状況に応じてすぐに視聴できる。全13話(OVA含む)とコンパクトにまとまっており、週末の一気見にも最適な作品だ。各プラットフォームで見放題対象となっていることが多いので、加入済みであれば追加費用なく楽しめる。
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まとめ
『91Days』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中のため、各サービスの加入状況に応じてすぐに視聴できる。全13話(OVA含む)とコンパクトにまとまっており、週末の一気見にも最適な作品だ。各プラットフォームで見放題対象となっていることが多いので、加入済みであれば追加費用なく楽しめる。

