※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

山田くんと7人の魔女
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | LIDENFILMS |
白石麗が学園のトップ学生である。ある日、偶然のキスで、彼女は不良生徒・山田竜の体に入ってしまう。元の体に戻ろうとする中、キスで体が入れ替わることに気づく。この発見により、学園に7人の魔女がいることを知る。彼らは7人の魔女の正体を明かそうと試みる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
椿山高校のトップ優等生・白石麗と、問題児として知られる不良生徒・山田竜。ある日、ふたりは階段で転落するはずみに偶然キスをしてしまい、気づけばお互いの体が入れ替わっていた。元に戻るためにキスを繰り返すうちに、このキスには「体を入れ替える」不思議な力があることが判明。さらにその調査を通じて、学園には特殊な能力を持つ「7人の魔女」が存在することが明らかになっていく。
みどころ・魅力
① キスで体が入れ替わる、ユニークな学園ラブコメ設定
体が入れ替わるという古典的な設定に「キス」という条件を加えることで、コメディとしての笑いとドキドキが絶妙に共存。不良×優等生という対照的なふたりが否応なく距離を縮めていく展開は、ラブコメ好きにはたまらない構造になっている。
② 7人の魔女をめぐる謎解きと群像劇
単なる恋愛ものにとどまらず、それぞれ異なる能力を持つ7人の魔女の正体を暴いていくミステリー的な構成が物語に奥行きを与えている。キャラクターひとりひとりに背景があり、能力が明かされるたびに物語が大きく動く。
③ テンポよく楽しめる短編ONA形式
ONA(オリジナルネットアニメ)として配信された本作は、コンパクトにまとめられたエピソード構成でテンポよく視聴できる。2013年公開の作品ながらラブコメ×超自然の組み合わせは色あせず、原作漫画の入門としても手軽に楽しめる一作。
キャスト・声優一覧






関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——「みんな面白いって言う」を信じてみたら
周りのオタクが口を揃えて「山田くんと7人の魔女は面白い」と言うのに、2013年のONAという時点で後回しにしていた。配信で観られるのは知っていたけど、「体が入れ替わる」「キスで能力が発動」というあらすじを読んで、「あー、そういう感じか」と決め打ちしてしまっていた。ラブコメの文法に沿って進むだけのやつだと。
実際に見始めたら、その予想の半分は当たっていて、半分は外れた。確かにラブコメの文法で動いているんだけど、序盤から転がってくるスピード感が思ったより速い。白石と山田が入れ替わって、互いの立場を体験して、「あ、こいつこういう見え方で生きてたのか」という発見の積み重ね方が丁寧で、単なるギャグの消費じゃない。2回目に見たとき、序盤の細かい伏線を拾えて、1回目とは別の作品を観ている感覚があった。
「入れ替わり」が暴く、自分では見えない自分の立場
この作品を「体が入れ替わるラブコメ」と説明するのは間違ってはいないけど、それだと核心を外す。山田くんと7人の魔女が本当にやっていることは、「自分が占めている位置を、自分では絶対に観察できない」という話だと思う。
白石うららは学園のトップ学生として扱われ続けてきた。でもその「扱われ方」がどういうものか、彼女自身は体の外から見たことがない。山田竜は不良として周囲から避けられる側にいる。その「避けられ方」を、彼自身は客観視できない。キスによる体の入れ替わりは、その不可能を一時的に可能にするための装置として機能している。
7人の魔女という設定が秀逸なのは、それぞれの能力が「他者との関係性」に直結している点だ。コピー、予知、幸運、惚れ薬——どれも単体で完結しない。誰かを介さないと発動しない、あるいは意味を持たない能力ばかりで、これは意図的だと思う。魔女たちは自分の力の使い方をコントロールしているようで、実は常に誰かとの関係に縛られている。「能力がある」ことが孤立の原因にもなっている描写が、2回目以降に効いてくる。
山田が入れ替わりを通じて各魔女の置かれた状況を理解していく展開は、思春期特有の「他人の内側に入ることへの欲求」みたいなものの、ひとつの理想化された形として読める。現実には絶対できないこと——本当の意味で相手の立場に立つこと——をファンタジーで実現して、そこから「じゃあ自分はどう動くか」を問う。ラブコメの外装をまとった、わりとちゃんとしたテーマを持った作品だと思う。
特に刺さったシーン
早見沙織の演技の話をしたい。白石うららは序盤、非常に「整った」声で喋る。優等生として場に合わせた話し方をしているのがわかる声質で、それが山田の体に入ったあとに変わる瞬間の落差が面白い。白石の意識が山田の体でうろたえているときの、あの少しだけ語尾が乱れる感じ。普段の白石ではない「中身が白石なのに外側が山田」の状態を声だけで表現していて、見ていて「あ、ちゃんと別キャラとして演じてる」と気づく。1回目は内容を追うのに必死で気づかなかったやつ。
逢坂良太は山田の軽さとぶっきらぼうさのバランスがいい。不良という記号に頼らず、頭が悪いわけじゃないし意地悪でもないけど器用でもない、という多層的な人物として立ち上げている。序盤の魔女探しが軌道に乗る前の、山田がまだ半信半疑で行動している場面の掛け合いが特に好きで、そこだけで何度か巻き戻した。
内田真礼の伊藤雅は、出番のバランスを考えると印象に残り方が強い。ちょっと掴みどころのない雰囲気をあの声でやると、「何考えてるかわからないけど敵じゃない」という絶妙な距離感が出る。それが後になって効いてくる。
読んで見たくなったら——『山田くんと7人の魔女』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 学園ラブコメが好きだけど、もう少し「なぜこのキャラはこう動くのか」という納得感が欲しい人
- ハーレム構図に拒絶反応がない人(構造としてはそうなっている)
- キャラクターが多くても全員に役割があるアンサンブル系が好きな人
- 短いエピソードをテンポよく消費したい人(ONA形式なので1話の密度が高い)
- 早見沙織・内田真礼・逢坂良太の演技を追っているリスナー
合わない人
- ファンタジー設定のご都合主義に引っかかりやすい人(「なぜキスで入れ替わるのか」を真剣に考え始めると詰まる)
- 主人公が複数の異性と近距離で接する展開が苦手な人
- 長編でキャラクターを深掘りするタイプが好みで、短期集中型のテンポ感が合わない人
- 2013年の作画クオリティに慣れていない人(ONAとしては水準内だが、近年の作品基準で見ると落差を感じる可能性がある)
次に見るなら
学園内の「立場の非対称性」と「関係性の変化」というテーマが好きなら、フルーツバスケットを勧める。超自然的な設定が人間関係の核心に絡んでいる構造が似ていて、こちらはより感情的な深度に振れている。笑いよりも痛みの比率が高いが、「自分の立場を外から見られない」という主題は通底している。
ハーレム構図込みの学園ラブコメとして楽しんだなら、ニセコイが次の候補になる。「偽りの関係が本物になっていく」という展開の積み重ねと、キャラクターそれぞれの背景の描き方が丁寧で、複数ヒロインが均等に掘り下げられる作りは山田くんと7人の魔女に近い感触がある。
もう少し内側の心理描写を重視したラブコメを求めるなら、僕の心のヤバイやつが合うと思う。学園の「カーストの上下」を意識したキャラクター配置と、そこをすり抜けていく関係性の描き方が、山田くんと7人の魔女が持つ「立場を超えて繋がる」という軸と重なる部分がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『山田くんと7人の魔女』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。月額サービスに加入済みであれば追加料金なく視聴できるものも多く、まずは加入中のサービスから確認してみてください。複数サービスで配信されているため、無料トライアル期間を活用して視聴するのもおすすめです。
よくある質問
まとめ
『山田くんと7人の魔女』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。月額サービスに加入済みであれば追加料金なく視聴できるものも多く、まずは加入中のサービスから確認してみてください。複数サービスで配信されているため、無料トライアル期間を活用して視聴するのもおすすめです。



