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ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | David Production |
フロリダ2011年、ジョリーンは父・承太郎のように獄中にいた。しかし自らの選択ではない。無実の罪で投獄され、刑期を延長させられたジョリーンはグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所の囚人として絶望的な運命を受け入れようとしていた。しかし承太郎からの贈り物が彼女の潜在能力を目覚めさせた。
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配信状況まとめ
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作品概要・あらすじ
あらすじ
フロリダ州、2011年。空条承太郎の娘・空条徐倫は、交通事故をめぐる冤罪によってグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所に送られる。刑期を延長させられ、逃げ場のない状況に追い込まれた徐倫だったが、父・承太郎が命がけで届けた遺品がきっかけとなり、彼女の眠っていた「スタンド能力」が覚醒する。自由と真実を取り戻すため、徐倫はスタンド使いの仲間たちと共に、刑務所の闇の奥に潜む敵へと立ち向かっていく。
みどころ・魅力
① 主人公・徐倫の強さと成長
「乙女の祈り」(ストーン・フリー)という糸を操るスタンドを持つ徐倫は、シリーズ初の女性主人公。不条理な状況に屈せず、仲間のために体を張る姿は圧倒的な存在感を放つ。絶望的な環境の中で少しずつ自分の力を磨いていく成長の軌跡が見どころのひとつ。
② 刑務所という閉鎖空間が生む緊張感
舞台は厳重な警備が敷かれた女性刑務所。外に助けを求めることも逃げることもできない密室状況が、スタンドバトルに独特の緊張感を与える。仲間か敵か分からない受刑者・職員たちとの駆け引きも見逃せない。
③ 壮大な「運命」をめぐる物語
ストーンオーシャン編は、ジョジョシリーズの中でもとりわけスケールの大きい「天国」をめぐる宿命の物語。プッチ神父との因縁や、ジョースター家の血筋に深く関わるテーマが終盤にかけて怒涛の展開で明かされていく。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 加藤敏幸 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 小林靖子 |
| キャラクターデザイン | 筱雅律 |
| 美術監督 | 渡辺佳人 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
| OP | ichigo from Kishida Kyoudan & The Akeboshi Rockets「STONE OCEAN」 |
| ED | Duffy「Distant Dreamer」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直なところ、5部まで追いかけてきて少し疲れていた。ジョジョはシリーズごとに「別アニメ」として楽しめるのが強みでもあるけど、そのぶん「また一から世界観を飲み込む体力」が要る。6部・ストーンオーシャンに踏み込んだのは、Netflixで全話解禁されていて一気に見られると知ったから、それだけだった。
最初の数話を見た印象は「刑務所、閉塞感、重い」。ジョリーン・クジョーという主人公が、父・承太郎と同じく「閉じ込められるところから始まる」構造になっているのはすぐわかった。ただ最初の視聴では、その対比の意味をそこまで深く考えていなかった。2周目でようやく、この物語が「父親の背中をなぞりながら、なぞり切れないところで本当の主役になる話」だと気づいた。最初は重苦しかったグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所の描写が、2回目ではある種の密室劇として逆に面白く見えてくる。閉じた空間で積み上がる人間関係と、外の世界との断絶——あそこまでの「逃げ場なさ」をアニメでやるのは珍しい。
「父親の呪い」を断ち切るために、娘はひとりで地獄に降りていく
ストーンオーシャンを単純に「女主人公版ジョジョ」と見ると、たぶん半分しか受け取れない。この作品の核心は、ジョリーンが「空条承太郎の娘」であることを引き受けながら、最終的にはその呪いを超えていく物語だと思う。
承太郎は3部の主役であり、長年のシリーズファンにとってほぼ神話的な存在だ。その娘が無実の罪で投獄され、父に会うためだけに戦い続けるという構造は、ある意味で残酷な設定だと思う。ジョリーンは最初から「強くなりたい」とか「世界を救いたい」とか言わない。父に会いたい、父を助けたい、ただそれだけで動く。その動機の小ささが、逆にこのシリーズの中で異質なリアルさを生んでいる。
物語が進むにつれて、承太郎は「助けてもらう側」になっていく。娘に守られる父親、というのはジョジョという作品においてかなり大きな転倒だ。小野大輔が演じる承太郎は、3部当時の圧倒的な余裕を残しながら、どこかくたびれた雰囲気をにじませていて、「老いた英雄」としての存在感がある。その承太郎が徐々に消耗していく過程を見ると、ジョリーンという主人公の肩にかかる重さが理解できる。
そしてエンリコ・プッチという敵役の造形が、このテーマを完成させている。関智一の演じるプッチは、信仰と執念が完全に一体化した男で、単純な悪として描かれていない。彼もまた「失ったものを取り戻すために戦っている」人間として描かれる。ジョリーンとプッチは、喪失という点では対称的な存在だ。片方は父と記憶を、片方は友と理想を——どちらも「大切なものを奪われた者」として戦う。だからこそラストの決着は、勝ち負けを超えた痛さがある。
種﨑敦美演じるエンポリオの存在も見逃せない。序盤から終盤まで、ある意味でこの物語の「証人」として機能するキャラクターで、子どもでありながら狂言回し以上の役割を担う。最終局面での種﨑の演技は、感情を爆発させるというより、静かに積み重なってきたものが一点に収束する感じで、個人的にここが一番刺さった声の芝居だった。
特に刺さったシーン
フー・ファイターズとの関係が変化していく中盤の流れが好きだ。伊瀬茉莉也の演じるF.F.は、「人間ではないもの」が人間の感情を獲得していくキャラクターで、その変化が声の芝居に自然に滲み出てくる。最初は無機質に近かったトーンが、ジョリーンや仲間との時間を経て、確かに「温度」を持ち始める。これを台詞の内容でなく声質と間合いで表現できているのが、アニメとしての誠実さだと思う。
ジョリーン自身の戦い方も好きで、無茶で泥臭い。整然と戦略を立てて勝つタイプではなく、追い詰められながら気合と執念で局面を打開する。その場その場で「まだやれる」と踏ん張る姿に、無実の罪で閉じ込められた人間の怒りと意地がある。強さが血統や才能でなく、折れなさから来ているキャラクターなので、何度見ても応援したくなる。
子安武人がディオとして登場するシーン——出番はそれほど長くないにもかかわらず、プッチとの関係性を通じてシリーズ全体の「呪い」の起点として機能する描き方が巧い。子安の声には、威圧と魅惑が同時に入っていて、画面に出るだけで空気が変わる。
読んで見たくなったら——『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 1〜5部を追いかけてきたジョジョファン。特に承太郎が好きな人には、6部での彼の使われ方がかなり効いてくる
- 閉塞した環境での人間ドラマが好きな人。刑務所という舞台設定をちゃんと活かしている
- 「強くて感情もある女主人公」が見たい人。ジョリーンは強さと脆さのバランスが良い
- 関智一・種﨑敦美・伊瀬茉莉也のファン。それぞれ代表作に挙げてもおかしくない演技がある
合わない人・注意点
- 前作を知らずに6部だけ見ると、承太郎やDIOの重さが全然伝わらない。1部か3部は先に見ておいたほうがいい
- スタンド能力のルールを細かく追うのが苦手な人には、中盤以降のバトルが難解に映るかもしれない
- ハッピーエンド志向が強い人には、結末が相当きつい。これは覚悟しておいたほうがいい
- 作画のムラが気になる人は一部のエピソードで引っかかる可能性がある
次に見るなら
輪るピングドラム——「運命に抗う」というテーマと、密室的な閉塞感の中で積み上がる人間関係がストーンオーシャンと共鳴する。ラストの痛さも似た種類だ。スタンドバトルとは全く違うが、「何かを諦めずに戦い続けること」の重みを別角度で味わえる。
キルラキル——強烈な女主人公が突破力だけで進んでいく構造が近い。泥臭く、感情的で、しかしどこかシリアスなテーマを背負っている。ジョリーンのキャラクターが好きな人はたぶん合う。アクションの熱量と絵のパワーは段違いに高い。
ジョジョの奇妙な冒険(1〜5部)——ストーンオーシャンを見終わって「承太郎のことを最初から追いたい」と思った人は、3部「スターダストクルセイダーズ」に戻るのが正解。小野大輔・子安武人の両方が絡む経緯がわかるので、6部の重さが遡及的に増す。
よくある質問
まとめ
『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Huluで配信中です。主要な動画配信サービスで幅広く視聴できるため、加入中のサービスからすぐに楽しめます。Netflixでは全エピソードが一括配信されており、一気見にも対応しています。













