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ているず おぶ 劇場
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 5話 |
| 原作 | ゲーム |
「テイルズ・オブ・ゲキジョウ」は『テイルズ・オブ・ザ・ヒーローズ ツインブレイブ』の予約特典です。サンライズ制作による5話の短編アニメシリーズです。第1話と第2話はBS-TBSの正月特番で放送されました。残りの3話は、最初の2話とともにダウンロードコード経由で予約特典として入手できます。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『ているず おぶ 劇場』は、PSP用ゲーム『テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイブ』の予約特典として制作された、サンライズ制作の全5話の短編コメディアニメシリーズです。第1話・第2話はBS-TBSの正月特番として2012年に放送され、残る第3〜5話は予約特典のダウンロードコードで入手できました。テイルズシリーズの人気キャラクターたちが、ゲームとは一味違う”劇場”的なノリで繰り広げるギャグ展開が楽しめる作品です。
みどころ・魅力
① テイルズキャラクターのコメディ全開の掛け合い
普段は壮大な冒険を繰り広げるテイルズシリーズの人気キャラクターたちが、短編ならではの軽快なテンポで笑いを連発。シリアスなイメージとのギャップが楽しく、ファンにとっては新鮮な一面を見られるのが大きな魅力です。
② サンライズ制作による質の高いアニメーション
特典映像にもかかわらず、名門アニメスタジオ・サンライズが制作を担当。予約特典とは思えないクオリティのアニメーションで、キャラクターたちがいきいきと動く姿はコアなファンも満足できる仕上がりになっています。
③ 全5話をコンプリートする”体験型”コンテンツ
第1・2話はTV放送、第3〜5話はダウンロードコード限定という異色の配信形態も話題になりました。ゲームの予約という行為そのものがコンテンツ体験の一部になっており、当時ならではのファン向け限定企画として記憶に残っています。
キャスト・声優一覧
















スタッフ
| ED | 宮田翔子「Omotteiru zutto…」 |
|---|
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
テイルズはゲームで止まってる人間なので、「劇場」と聞いてもピンとこなかった。『ツインブレイブ』の予約特典という時点で、正直「おまけ映像だろ」と低く見ていたのが正直なところ。ゲームのファンサービスで作られる短編アニメって、たいがい本編の繋ぎか薄いギャグで終わる。それが2012年のサンライズ制作で5話構成と知ったとき、少し姿勢が変わった。サンライズが手を抜くとき、あまりここまで本数は用意しない。
見始めたら、予想の斜め上をいく振り切れ方だった。シリアスなはずのキャラたちが、ゲームの文脈を完全無視したコメディをやっている。2回目に見て気づいたのは、これがファンサービスの皮を被った「キャラ崩壊コメディ」として意図的に設計されているということ。あの真剣な顔をしていたキャラがこんな動きをする、というギャップで笑わせる構造が最初からきちんと組まれている。
「キャラを知っているから笑える」——クロスオーバーコメディの正しい使い方
テイルズシリーズは各タイトルが独立した世界観を持つため、通常なら異なる作品のキャラクターが同じ画面に並ぶことはない。この短編はその不可能を「おまけ」という免罪符で堂々とやってのける。アスベル、リッド、ユーリ、リオン、ガイ——それぞれのタイトルを知っているファンなら、キャラの性格の違いを知っているから、組み合わせただけで笑いの土台ができる。これはテイルズというIPが長く続いてきたことへのご褒美的な構造だ。
「クロスオーバーコメディ」というジャンルは、往々にして「キャラが会うだけ」で終わる作品が多い。会わせることに労力を使い切って、そこから何をするかが薄くなる。この短編の面白い点は、ゲームごとに微妙に違うシリーズの「ノリ」の違いをコメディの摩擦として使っているところにある。シリアス寄りのキャラとコメディ寄りのキャラが同じテンションで会話しようとする噛み合わなさ、それがギャグとして機能する。
また「ゲームで止まってる人間」にとって、このアニメはある意味で「そのキャラの声を改めて確認する場」でもある。リオン・マグナス役の緑川光は、あのキャラの刺のある言い回しをコメディの中でも維持しており、声の温度感でキャラクターが成立している。ユーリ・ローウェル役の鳥海浩輔は脱力したクールさを崩さず、それがコメディの中でいい緩衝材になる。これだけのキャストが全員オリジナルキャストで揃うのは、おまけ映像だからこそ実現した贅沢かもしれない。
5話という構成は短すぎず長すぎず、ネタが薄まる前に終わる適切な尺だ。1話あたりの密度より、「テイルズのキャラがこういうことをやっている」という驚きを連発で届ける設計になっている。コメディとしての完成度より、ファンに対するサービスとしての誠実さを感じる作り方をしている。
特に刺さったシーン
複数のキャラクターが一堂に会して何か日常的なことをしようとするシーンで、石田彰演じるリッドのリアクションが毎回おいしいところをかっさらっていく。石田彰は「感情の振れ幅が狭いのに全部伝わる」という特殊な技術を持っていて、コメディの中でそれがより際立つ。台詞が短くても「あ、このキャラ今ちょっと引いてる」が声だけで伝わる。
それと、緑川光のリオンが自分のキャラに忠実すぎるせいで完全に浮いているシーンがある。周囲がコメディの文法で動いている中でひとりシリアス寄りの返しをし続ける、その不器用さが笑いとして成立している。ゲームで彼を知っていると「そうなんだよ、このキャラはこういうやつなんだよ」という妙な納得感があって、笑いながら同時に少し嬉しくなる。
サンライズの作画はおまけ映像のわりにキャラの動きがしっかりしており、コメディ特有の「崩し」のタイミングが計算されている。力が入っているのが伝わる短編だ。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- テイルズシリーズを複数タイトルやっていて、各キャラの性格が頭に入っている人
- ゲームで知っているキャラを声付きで見たい、という欲求がある人
- シリアスなキャラがコメディをやる絵面だけで笑えるタイプ
- 石田彰・緑川光・鳥海浩輔の声をおまけ映像でも浴びたい人
合わない人
- テイルズを1作品もやっていない人(キャラを知らないと笑いの前提が成立しない)
- ストーリーやドラマを求めて見る人(コメディ短編なのでそこはない)
- ゲーム予約特典映像に配信不可・DVD購入のみというハードルを越える気になれない人
次に見るなら
テイルズ オブ ヴェスペリア ~フレンの誓い~が好きなら、同じキャラを別の切り口で見られる。本編のユーリとフレンの関係性を知っている前提で作られたOVAで、短編映像としての密度は高い。鳥海浩輔のユーリをもう少しまじめなトーンで見たいなら入り口になる。
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-の前に出たショート系スピンオフは、「ゲームIP発のおまけ映像が丁寧に作られると何が起きるか」という同じ構造を持っている。ゲームを知っているかどうかで刺さり方が変わる設計が似ている。
テイルズ本編のアニメから入るならテイルズ オブ ジ アビスが比較的まとまっている。こちらはガイ・セシル役の松本保典が本編に近いバランスで出ているので、この短編のノリとは別線でキャラを確認できる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『ているず おぶ 劇場』は現在、定まった配信サービスでの視聴はできません。PSPゲームの予約特典という限定的な形で配布された作品のため、入手手段は中古市場やゲームパッケージ付属のダウンロードコードに限られます。テイルズシリーズのファンであれば、当時のパッケージや関連コレクションを探してみる価値があります。
よくある質問
まとめ
『ているず おぶ 劇場』は現在、定まった配信サービスでの視聴はできません。PSPゲームの予約特典という限定的な形で配布された作品のため、入手手段は中古市場やゲームパッケージ付属のダウンロードコードに限られます。テイルズシリーズのファンであれば、当時のパッケージや関連コレクションを探してみる価値があります。