赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道

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2010赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道

赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道

★ 3.0 / 5.0冒険日常系
放送年2010年
フォーマット劇場版
話数1話
原作その他

孤児院にいたアンが、カスバート家で新しい生活を始めるため、グリーンゲーブルズに到着する。想像力豊かで個性的なアンは、素晴らしい新生活を思い描いていた。しかし到着すると、予期せぬ誤解が生じ、アンの期待と現実のギャップに直面することになる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

孤児として施設で育ったアン・シャーリーは、ある日カスバート家に引き取られ、カナダのプリンスエドワード島にあるグリーンゲーブルズへと向かうことになる。豊かな想像力と明るい個性を持つアンは、新しい生活への期待を胸いっぱいに膨らませていた。ところが到着早々、思いがけない誤解が生じ、アンの未来に暗雲が立ち込める。果たしてアンはグリーンゲーブルズで暮らすことができるのか。

みどころ・魅力

① 原作の魅力を凝縮した劇場版クオリティ

モンゴメリの名作小説を原作に、グリーンゲーブルズ到着までのエピソードを丁寧に映像化。世界名作劇場テイストの温かみある作画と、自然豊かなプリンスエドワード島の風景が劇場版ならではの美しさで描かれており、原作ファンにも初見の視聴者にも楽しめる仕上がりとなっている。

② 個性あふれるアンのキャラクター造形

次々と思いついた言葉を口にし、出会った人や風景にすぐさま詩的な名前をつけてしまうアンの言動は、微笑ましくも愛おしい。孤独な境遇にありながら前向きに生きるアンの姿は、子どもから大人まで心をつかむ普遍的な魅力を持っている。

③ 誤解と出会いが生む感情の起伏

「女の子ではなく男の子を求めていた」というカスバート家の事情から生じるすれ違いが、物語に緊張感とユーモアを生み出す。アンの懸命な訴えと、無骨なマシュウや厳格なマリラの反応が絡み合い、笑いとほろりが交互に訪れる展開は見応え十分だ。

キャスト・声優一覧

アン・シャーリー
アン・シャーリー
メイン
山田栄子
マシュウ・カスバート
マシュウ・カスバート
メイン
マリラ・カスバート
マリラ・カスバート
メイン
スペンサー夫人
スペンサー夫人
サブ
レイチェル・リンド
レイチェル・リンド
サブ
リリー・ジョーンズ
リリー・ジョーンズ
サブ
ブルエット夫人
ブルエット夫人
サブ
フローラ・ジェーン・スペンサー
フローラ・ジェーン・スペンサー
サブ

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スタッフ

監督高畑勲
美術監督井岡雅宏

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

有名なんだけど、ちゃんと見たことない。そういう作品が誰にでもいくつかある。赤毛のアンはずっとそっち側だった。タイトルは知ってる、「孤児の女の子がうるさいやつ」くらいの認識はある、でもちゃんと座って見たことがない。劇場版が出ているのを知って、ちょうどいい入口だと思って見に行った。 思っていたよりずっと静かな映画だった。もっと泣かせにくる感じを想像していたのに、画面の色も音も、どこかひっそりしている。プリンスエドワード島の緑と青が、劇場のスクリーンで見ると異様に映える。あ、これはでかい画面で見るべき絵だった、と最初の数分で気がついた。

空想は逃げじゃない——アンにとって想像力は「生き延びる道具」だった

アンがしゃべりすぎるのは、緊張しているからだとしばらく思っていた。でも改めて見ると、もう少し違う読み方ができる気がした。 アンは孤児院にいた。誰かに必要とされたことが、ほとんどない。グリーンゲーブルズに来たのも「農作業を手伝う男の子」として求められたわけで、女の子のアンは最初からカウントされていなかった。到着した瞬間に「手違いだった」と告げられる可能性がある状況で、それでもアンは窓の外の景色に名前をつけ、馬車の中から見える木々に話しかけ、まだ何も始まっていない新生活の細部を嬉々として語る。 これは現実逃避というより、現実を先回りして塗り替えようとする行為に見える。想像力があれば、今いる場所がどんな状態でも「まだ物語の途中」でいられる。誰かに必要とされていなくても、自分の中に世界を作れれば生きていける。アンの空想癖は、彼女が孤独の中で開発した生存戦略で、それが結果的に人を引きつける魅力になっていく。 この映画が描いているのは「孤独な子どもが温かい家族に救われる話」だけじゃない。むしろアンが、自分自身の力で居場所を作っていく話だ。マシュウが彼女を気に入るのも、マリラが折れていくのも、アンが何かを懇願したからじゃなく、アンがアンであり続けたからで、その頑固さがこの作品の核心にある。歓迎されない場所でも自分を消さなかった子どもの話として見ると、この映画の重さが少し違って感じられる。

特に刺さったシーン

到着してすぐの「誤解が発覚する」場面。マシュウが駅でアンを見つけたとき、明らかに困っているのに、結局連れて帰ってしまうあの流れが好きだった。断れなかったのか、断らなかったのか、マシュウの内心がほとんど台詞で説明されないまま進んでいく。声優さんの演技が、あの沈黙の重さを全部引き受けている感じがあって、何も言わない側の人間の優しさの描き方として、かなり丁寧だと思った。 一方でアンの側の、しゃべり続けることで自分を保とうとしている感じも、聞いていてじわじわくる。楽しい話をしているように見えて、本当は怖くてたまらない。そういう読み方をすると、序盤のアンのモノローグがぜんぶ違う色に聞こえてくる。

読んで見たくなったら——『赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 世界名作劇場の空気感が好きな人、あるいはその世代
  • 「しゃべりすぎる主人公」が苦手じゃない人
  • カナダの田舎風景や自然描写が好きな人
  • 静かで丁寧な劇場体験を求めている人
  • 原作小説を読んだことがある人(入口としても復習としても機能する)

合わない人

  • 起伏のある展開・強い感情の衝突を期待している人
  • 現代的なアニメ作画・演出を求めている人
  • アンのしゃべり方・テンションが生理的に合わない人
  • 90分でカタルシスまで完結してほしい人(これは「始まり」の映画なので)

次に見るなら

この映画が好きなら、赤毛のアン(1979年TVシリーズ)が当然の次の一手。劇場版は入口にすぎず、全50話のシリーズを見ると世界の密度がぜんぜん違う。高畑勲演出・宮崎駿レイアウトという布陣の本気が、じっくり味わえる。 「孤独な子どもが自分の居場所を作っていく」という軸でいくなら、アルプスの少女ハイジも外せない。同じ世界名作劇場ラインの作品で、アンとハイジ、ふたりの「場所への執着」を並べて見ると、また違う発見がある。 もう少し現代的な文脈で「想像力が現実と交差する話」が好きなら、この世界の片隅にが近い感覚を持っている。時代も舞台もまったく違うけれど、世界を自分なりに読み替えながら生きる主人公という点で、見た後の余韻が重なる部分がある。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
本作はdアニメストアで視聴できます。名作文学を原作とした劇場版アニメとして、家族みんなで楽しめる作品です。アンの冒険の始まりをぜひdアニメストアでご覧ください。

よくある質問

Q. 原作小説を読んでいなくても楽しめますか?
A. はい、問題なく楽しめます。本作はアンがグリーンゲーブルズに到着するまでの導入部を丁寧に描いており、原作未読の方でもアンの人物像や物語の背景をすんなりと理解できる構成になっています。
Q. 子どもでも視聴できますか?
A. はい、全年齢向けの作品です。暴力描写や過激な表現はなく、温かみのある家族向けアニメとして制作されているため、小さなお子様から大人まで安心してお楽しみいただけます。
Q. TVアニメ版との違いは何ですか?
A. 本作は2010年公開の劇場版で、グリーンゲーブルズ到着前後のエピソードに絞った凝縮された物語が楽しめます。TVシリーズと比べてテンポよく物語が展開するのが特徴です。
Q. どこで視聴できますか?
A. dアニメストアで配信中です。月額料金で見放題対象となっている場合があるため、加入済みの方はすぐに視聴を始めることができます。

まとめ

本作はdアニメストアで視聴できます。名作文学を原作とした劇場版アニメとして、家族みんなで楽しめる作品です。アンの冒険の始まりをぜひdアニメストアでご覧ください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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