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あるゾンビ少女の災難
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | GONZO |
ユーフロシューネという美しい少女がゾンビとして目覚める。彼女は大学の地下書庫で目を覚まし、メイドのアルマから「お嬢様、学生たちを殺して『秘密の石』を取り戻してください」と告げられる。ユーフロシューネはこの奇妙な指令に従いながら、自分の正体と過去の謎を解き明かしていく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ある大学の地下書庫で目を覚ました美しい少女・ユーフロシューネ。彼女はゾンビとして蘇っており、忠実なメイドのアルマから「学生たちを殺して『秘密の石』を取り戻せ」という不穏な命令を受ける。戸惑いながらも指令に従い動き出すユーフロシューネだが、その行動を通じて、自分が何者であるか、なぜゾンビとして目覚めたのか、その謎が少しずつ明らかになっていく。みどころ・魅力
① ゾンビ×お嬢様という異色の組み合わせ
上品な見た目と凄惨なゾンビ描写のギャップが本作最大の特徴。ユーフロシューネのお嬢様然とした振る舞いと、容赦のない戦闘スタイルの落差がブラックユーモアとして機能しており、ホラーとコメディが絶妙に混在した独特の空気感を作り出している。② テンポよく畳み掛けるアクションシーン
ONA作品ながらアクション演出に力が入っており、ゾンビならではの身体能力を活かした戦いが展開される。グロテスクな表現も含む過激なバトルシーンが惜しみなく描かれており、ジャンルを問わずアクション好きな視聴者にも響く仕上がりになっている。③ 主人公の正体をめぐるミステリー要素
「なぜユーフロシューネはゾンビとして蘇ったのか」「秘密の石とは何か」という謎が物語を通じて引っ張り続ける。コメディタッチの外見の裏に、主人公の過去や目的にまつわる伏線が散りばめられており、最後まで目が離せない構成になっている。キャスト・声優一覧












スタッフ
| 原作 | 池端亮 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 蔓木鋼音 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルだけ見たとき、「ゾンビ少女の災難ってなんだ」と思った。ゾンビ自体が災難じゃないのか、と。それが引っかかって手を出したんだが、これが正解だった。序盤の地下書庫で目を覚ますシーンの空気感が、低予算ONA特有の独特さを持っていて——TVアニメのような整った絵面ではないんだけど、その粗さが妙にホラーとして機能している。
早見沙織が演じるユーフロシューネの第一声で「あ、これはちゃんとやってる」と思い直した。無機質さと混乱が混ざった、あの声の質感。2回目に見たとき、冒頭のあの声がすでに「ゾンビとして動いている人間」の音をしていたことに気づいて、少し怖くなった。
死んだ後も「使われ続ける」ことの、じわじわくる気持ち悪さ
この作品を単なるホラーコメディとして消費すると、たぶん半分も見えない。核心にあるのは「道具としてのゾンビ」という構図だ。ユーフロシューネはゾンビとして目覚めた直後、メイドのアルマから「学生を殺して石を取り戻せ」と命令される。本人の意思や混乱を一切待たずに。
これが効いている。ゾンビというモンスターはたいてい「脅威」として描かれるが、この作品のゾンビは最初から「誰かの手足」として起動する。自分が何者で、なぜ死んで、なぜここにいるのかも分からないまま、とりあえず動かされる。その構図には、ゾンビ映画的な恐怖とは別の、もっと静かな気持ち悪さがある。
小倉唯が演じるアルマのキャラクターが、この構図をさらに複雑にしている。口調は丁寧で、態度は献身的で、でも言っていることは「殺してください」だ。その落差がコメディとして機能しながら、同時に「この関係は一体何なのか」という疑問を刺し続ける。主従関係なのか、それとも別の何かなのか——その曖昧さが、このONAの一番おいしいところだと思う。
沢城みゆきや杉田智和が絡んでくると、作品のトーンが一段階引き締まる。2人とも「その場の空気を制御できる」声優なので、シリアスとコメディの切り替えポイントがくっきりする。これが低予算ONAじゃなかったら、もう少し違う見え方をしていたかもしれない——とも思うし、この規模だからこそ走り切れたとも思う。
特に刺さったシーン
終盤の、ユーフロシューネが自分の過去の断片に触れるくだりが一番記憶に残っている。感情的なシーンのはずなのに、早見沙織の声がずっと「少しだけ平坦」なんだ。泣き崩れるわけでも叫ぶわけでもなく、静かに処理しているような声の質感。あれはゾンビとしての身体が感情の表出を抑えているのか、それとも元々そういう人物なのかが分からなくて、2回目に見ても答えが出なかった。
鈴木達央演じる阿部昌弘が序盤に絡んでくるシーンも面白い。学生サイドの人間として登場するわけだが、鈴木達央の声が持つ「軽さの中の不穏さ」みたいなものが、コメディパートをちゃんとコメディとして機能させながら、後の展開への不安も残す。杉田智和との絡みは、正直それだけでご飯一膳いける。
読んで見たくなったら——『あるゾンビ少女の災難』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ゾンビ系ホラーが好きで、でも血しぶきより「設定の気持ち悪さ」に惹かれるタイプ
- 早見沙織・小倉唯・沢城みゆきの演技を聞き比べしたいオタク
- 低予算ONAならではの「作り手の割り切り」を面白がれる人
- コメディとホラーが混線したような作品が好きで、どちらかに振り切られると逆につまらない人
- 主人公の内面が不透明なまま進む物語に耐性がある人
合わない人
- 映像品質やアニメーションの滑らかさを重視する人(TVアニメとの差は正直ある)
- ホラーなら怖く、コメディなら笑えるという明確な区分けを求める人
- 主人公の感情に共感しながら見たい人(ユーフロシューネはつかみどころがない)
- スッキリした結末や伏線の完全回収を期待する人
次に見るなら
がっこうぐらし!は同じ「ゾンビ×少女×日常」の組み合わせながら、こちらは「見せ方」で勝負してくる作品。あるゾンビ少女の災難のような「使われる側の視点」とは逆に、生き延びる側の心理をじわじわ描く。1話の引きが特に強烈なので、未見なら絶対に情報なしで見てほしい。
まなびストレート!ではなく——コープスパーティー(OVA版)は、同じくONA・OVA規模の予算感でホラーをやりきった作品として比較対象になる。キャストも豪華で、限られたリソースの中で怖さをどう作るかという職人芸を見たい人に向いている。
雰囲気がガラッと変わるが、ゾンビランドサガも一度並べて見ると面白い。「ゾンビとして動かされる女の子たち」という構図は共通しているのに、真逆のテンションで成立している。あちらが「生の肯定」なら、こちらは「存在の宙吊り」とでも言えるか。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『あるゾンビ少女の災難』は、dアニメストア・DMM TV・Huluで視聴できます。複数のサービスで配信されているため、すでに契約済みのプラットフォームからすぐに視聴を始めることができます。ゾンビ×コメディという独特の世界観を手軽に楽しめるので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
