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妖狐×僕SS
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | David Production |
第7巻のBlu-ray&DVDに付属する未放送エピソードが公開される。漫画原作者の藤原ココアが新たに執筆した3つの短編エピソードで構成されている。藤原は本エピソードのために、花ちゃんという新キャラクターもデザインした。
作品概要・あらすじ
あらすじ
妖狐×僕SSは、藤原ココア原作のコメディ&ミステリー作品です。本作はテレビシリーズ第7巻のBlu-ray&DVDに収録された未放送エピソードで、原作者・藤原ココアが書き下ろした3つの短編で構成されています。あやかしを先祖に持つ住人たちと、彼らに仕える秘密機関(SS)のメンバーが暮らす「メゾン・ド・章樫(あやかし館)」を舞台に、本編では描かれなかった日常の一コマが描かれます。本SPのために新たにデザインされた花ちゃんも登場し、ファンにとって見逃せない特別編となっています。みどころ・魅力
① 原作者・藤原ココア書き下ろしの完全新作エピソード
本SP最大の魅力は、漫画原作者である藤原ココア自身が手がけた3つの短編であること。本編アニメや原作コミックでは描かれなかったオリジナルストーリーが楽しめ、キャラクターたちの新たな一面に触れられます。原作ファンも初見の人も新鮮に楽しめる内容です。② SPのために描き下ろされた新キャラ「花ちゃん」
本エピソードのために藤原ココアが新たにデザインした花ちゃんが登場。既存キャラとの絡みや、あやかし館にもたらす新しい空気感は本SPならではの見どころです。短編ながらキャラクターの魅力がぎゅっと詰まっています。③ あやかし館の住人たちが織りなす日常コメディ
御狐神双熾や白鬼院凜々蝶をはじめ、個性豊かな住人とSSメンバーのやり取りが本作の核。シリアスとコメディのバランスが絶妙で、短編集だからこそテンポよく彼らの掛け合いを堪能できます。キャスト・声優一覧




















スタッフ
| 監督 | 津田尚克 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 根元歳三 |
| キャラクターデザイン | 飯塚晴子 |
| 音楽 | 中川幸太郎 |
| 音響監督 | 飯田里樹 |
| OP | ムック「Nirvana」 |
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OP
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、本編を見終わったあと「妖狐がやたら格好良かった」という記憶だけが妙に濃く残っていて、肝心のエピソードの細部はだいぶ薄れていた。だからこのSPを見返したのは、続きを追うというより、あの空気をもう一度確認しに行く感覚に近かった。第7巻のディスクに付いてくる、藤原ココア書き下ろしの短編三本。本編の余熱でできた小品だろうと高をくくって再生したら、思っていたより手触りがちゃんと「妖狐×僕SS」で、御狐神双熾の声を聞いた瞬間に、忘れていたはずの感覚が一気に戻ってきた。二度目に見て気づいたのは、これは新規ファンに向けた紹介ではなく、メゾン・ド・章樫の住人たちと別れがたかった人間への、後日譚という名のおまけだということ。新キャラの花ちゃんも含めて、終わった作品に少しだけ留まらせてくれる時間だった。
本編が終わったあとの「余白」を、ちゃんと贅沢に使う話
このSPが面白いのは、物語を一歩進めようとしていないところだ。本編の感情のピークはもう過ぎている。凛々蝶と双熾の関係も、ある到達点を見たあとで、ここで大きく動かす必要はない。だからこの三本は、進展のためではなく「あの居心地」を再現するために組まれている。それは原作者が自分で書いたからできることで、キャラの口調や距離感の手触りが、外注された番外編にありがちな「似てるけど少しズレてる」感じにならない。
個人的には、これは単なるファンサービスではなく、コメディとして作品が一番得意だった呼吸を取り戻す試みだと思っている。本編は超自然設定とシリアスな自意識の話を同時に背負っていて、たまに重心が定まらなかった。SPはその重い部分を一旦下ろして、住人たちが互いにじゃれ合う、あの軽口の応酬だけを抽出している。蜻蛉の暴走、野ばらの容赦のなさ、双熾の度を越した献身——それぞれの「困ったところ」が、事件性のない日常の中でただ転がっていく。テーマと呼ぶには軽いかもしれないが、終わった作品にあえて余白を作って、そこで登場人物をもう一度ちゃんと生かす、という選択そのものに、藤原ココアのこのキャラたちへの未練が透けて見える。見送る側の名残惜しさと、送り出す側の名残惜しさが、新キャラ花ちゃんの登場でそっと重なる。終わりを少しだけ先延ばしにする、その引き延ばし方が品が良い。
特に刺さったシーン
やっぱり双熾だ。沢城みゆきの声が乗った御狐神双熾は、序盤の何でもないやり取りでも、献身が一周回って不穏に聞こえる瞬間がある。穏やかなトーンのまま言っていることの重さがおかしくて、あの落差で笑わせにくるのがこのキャラの真骨頂だと再確認した。記憶に残っていた「格好良かった」の正体は、決め場面の格好良さというより、この声の制御の精度だったんだなと、二度目でようやく腑に落ちた。対して杉田智和の青鬼院蜻蛉が画面に入ってくると空気が一段うるさくなって、そのうるささを花澤香菜の髏々宮カルタが受け流す——この三人の温度差が一番好きだった。終盤のオチで思わず鼻で笑ってしまったのは、結局この面子は何をやってもこうなる、という安心感があったから。事件は起きない。ただ、彼らがそこにいる。それで十分だった。
読んで見たくなったら——『妖狐×僕SS』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 本編を見終えて、メゾン・ド・章樫の住人たちと別れがたかった人
- 双熾の度を越した献身と、沢城みゆきの声の制御を浴び直したい人
- 事件性より、キャラ同士の軽口の応酬そのものを楽しめる人
合わない人
- 本編未視聴で、ここから話を理解しようとしている人
- 番外編にも物語の前進や明確なオチを求める人
- 短編構成の「余白を味わう」ゆるさが物足りなく感じる人
次に見るなら
妖怪の血を引く者たちの共同生活と、屋敷ものの雰囲気が好きならつぐもも。人ならざる者と人間の距離感を、コメディと不穏さの両方で描くバランスが近い。
主従関係の重さと、献身が一周回って怖くなる感じに惹かれたなら夏目友人帳。妖との関わりをもっと静かで情緒寄りに振った作品で、双熾の根にある優しさが好きな人に。
個性の強い面子が一つ屋根の下で軽口を交わす空気を求めるなら男子高校生の日常。事件は起きない、ただ会話が転がっていく、あの心地よさを別ジャンルで味わえる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
妖狐×僕SSのSPは、現在dアニメストアとU-NEXTで配信されています。どちらのサービスでも視聴できるため、本編とあわせてこの特別編もスムーズに楽しめます。アニメ好きなら、まずはこの2サービスのいずれかでチェックしてみるのがおすすめです。

