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アサティール 未来の昔ばなし
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Toei Animation |
2050年のリヤドで、おばあちゃんのアスマが孫たちを過去へ導き、アラビア半島の伝統的な昔話を通じて地域の歴史と遺産を紹介する。ロボット猫アニスの助けを借りて、子どもたちは現代の悩みが世代から世代へ受け継がれた知恵の言葉にはかなわないことを学んでいく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
舞台は2050年のリヤド。テクノロジーが発達した未来都市に暮らす子どもたちに、祖母のアスマは「昔ばなし」の旅へと誘う。ロボット猫アニスをガイドに、きょうだいたちはアラビア半島の伝統的な民話の世界へタイムスリップ。そこで出会う知恵や教えは、現代を生きる子どもたちの悩みにも通じるものばかり。世代から世代へと受け継がれてきた言葉の力を、冒険を通して学んでいく物語。
みどころ・魅力
① 「2050年」と「昔話」が融合するユニークな世界観
未来都市リヤドを舞台にしながら、アラビア半島の伝統的な昔話の世界へ飛び込むという斬新な設定が最大の特徴。SF的な近未来と口承文化の温かさが共存する独自のビジュアルと雰囲気は、世界中のアニメの中でもほかに類を見ない体験を届けてくれます。
② ロボット猫アニスが子どもたちの旅を彩る
案内役を務めるロボット猫アニスのキャラクターが、冒険に親しみやすさとユーモアを加えています。テクノロジーの象徴であるロボットが「昔の知恵」へ誘うという逆説的な設定も面白く、大人も子どもも楽しめる物語のアクセントになっています。
③ アラビア半島の文化・歴史遺産を自然に学べる
各エピソードの昔話には、アラビア半島に古くから伝わる地域の歴史・慣習・価値観が盛り込まれています。エンターテインメントとして楽しみながら、普段なじみの少ない中東の文化的背景に触れられる教育的な側面も持ち合わせた作品です。
キャスト・声優一覧








スタッフ
| 監督 | 下田正美 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 若林厚史 |
| 音楽 | 菊田裕樹 |
| OP | 渡部幸子「未来の昔ばなし」 |
| ED | 渡部幸子「記憶の向こう」 |
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アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
DMM TVのおすすめ欄に出てきて、タイトルと絵柄の組み合わせが妙に気になって再生した。「アサティール」って何語だろうと思いながら冒頭を見たら、舞台が2050年のリヤド。サウジアラビア制作のアニメだった。
正直、最初は身構えた。海外アニメ+お説教系昔話、という組み合わせから、子ども向け教育コンテンツのにおいがしたから。でも2話くらいまで見ると、その予感が半分外れていることに気づく。おばあちゃんのアスマが孫たちをアラビア半島の昔話の世界に連れていく設定で、ロボット猫のアニスが語り部役を担うんだけど、このアニスの存在感が意外と薄くなくて、物語の道案内として機能している。2回目に見たとき、アスマが最初のエピソードで語る言葉の重さが全然違って聞こえた。初見は「いい話だな」で終わったものが、おばあちゃんという存在の不可逆性みたいなものにじわじわ刺さってくる。
現代の悩みは、千年前にも誰かが抱えていた
この作品が本当に描いているのは「伝統の継承」とか「文化の大切さ」ではなく、もっと普遍的なことだと思う。2050年のリヤドという設定は、「近未来だけど人間の本質は変わっていない」という前提を視覚的に示すための装置だ。都市はきっと様変わりしている。でも子どもたちが抱える悩み——友人関係のこじれ、自分の居場所への不安、大人に対する反発——はアラビア半島の昔話に登場する人物たちと完全に重なる。
アスマが孫たちに昔話を「聞かせる」のではなく、その世界に「連れていく」という構造が効いている。当事者として体験させることで、知識ではなく感覚として刻み込まれる。これはいわゆる「おじいちゃんが言っていた」型の格言継承とは違う。孫たちは自分の問題を抱えたまま過去に飛んで、そこで同じ問題を生きた誰かと出会う。それが「先人の知恵」という概念を説明文ではなく体験として届ける構造になっている。
野沢雅子さんがアスマを演じているのが、この設計を支えている大きな柱だ。悟空でも孫悟飯でも孫悟天でもない、老いた女性の声として機能しているアスマには、積み重なった時間の重さがある。あの声で語られる昔話は、絵本の読み聞かせより一段深い場所から来る感じがする。
単なる「子ども向けの教育アニメ」として見ると退屈に感じるかもしれないが、「おばあちゃんが持っている記憶の地層」という視点で見ると、この作品が何を描こうとしているかが見えてくる。
特に刺さったシーン
子どもたちが現代の問題を抱えたまま昔話の世界に入り込んで、同じ問題で苦しんでいる人物に出会う瞬間——そこで大空直美さん演じるマハの表情が変わる場面がある。言葉より先に体が反応する、あの間の取り方が好きだ。大空さんの演技はセリフの間で感情を置いていく型で、マハが何かに気づいたとき、台詞が来る前の一呼吸に全部乗っている。
あと個人的に刺さったのは、アスマが物語を始めるときの静けさ。野沢雅子さんがあの声でゆっくり語り始めると、部屋の空気が変わる感じがある。孫たちが「またその話?」みたいな顔をするシーンも含めて、「おばあちゃんの昔話」というリアルな家族のやり取りになっている。ここで「うちのばあちゃんも同じ顔してた」と思ってしまって、作品の世界ではなく自分の記憶に引き込まれた。
読んで見たくなったら——『アサティール 未来の昔ばなし』はDMM TVで視聴できる(14日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 昔話・民話が好きで、文化圏を問わず読んできた人
- 野沢雅子さんの「孫悟空以外の仕事」が気になっている人
- アラビア半島の文化・歴史に興味があるか、単純に知らないから見てみたい人
- 子ども向けアニメにも「大人が見ると刺さる層」があると思っている人
- Netflixでも何でもなく、DMM TVでしか見られない掘り出し物を探している人
合わない人
- ストーリーの密度・展開の速さを求める人(基本ゆっくり)
- 日本的なアニメ文法に強くなじんでいて、作画・演出のリズム感が合わないと入れない人
- 「子ども向けコンテンツを大人が見る」という行為にそもそも乗れない人
次に見るなら
アラジン(2019年実写版)が好きなら、アラビア半島の民話的世界観を別のアプローチで味わえる作品として本作は面白い。あちらは娯楽のパッケージングが優れているが、本作はその背後にある伝承文化の厚みに近い場所から始まっている。
未来少年コナンは時代も国も全然違うけど、「おとなが壊した世界を子どもが再建する」という構造と、知恵・経験の世代間継承というテーマが本作と響き合う部分がある。古さを気にしないなら。
かぐや様は告らせたいは関係ないように見えて、「現代の問題は実は古典の中にすでに解法がある」という感覚を笑いのフォーマットで見せている点が面白い対比になる。本作のシリアス版を見た後に、その軽量化バージョンとして。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『アサティール 未来の昔ばなし』はDMM TVで視聴できます。アラビア半島の伝統文化を未来の視点から描いた珍しいONAで、家族で楽しめる冒険ファンタジーとして一見の価値があります。DMM TVのラインナップからぜひチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
『アサティール 未来の昔ばなし』はDMM TVで視聴できます。アラビア半島の伝統文化を未来の視点から描いた珍しいONAで、家族で楽しめる冒険ファンタジーとして一見の価値があります。DMM TVのラインナップからぜひチェックしてみてください。

