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別冊オリンピア・キュクロス
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Gosay Studio |
古代ギリシャの陶芸職人見習いデメトリオスは、才能ある運動選手でありながら気の弱いオタク青年だった。ある日、村の紛争に巻き込まれた彼は自らの無力さに悩むが、突然落雷に襲われる。目覚めると、彼は異なる言語が通じない奇妙な土地にいた。
作品概要・あらすじ
あらすじ
古代ギリシャの小さな村で暮らす陶芸職人見習いのデメトリオスは、オリンピックで活躍できるほどの運動神経を持ちながら、内気でアートを愛するオタク青年。ある日、村の争いに巻き込まれ自分の無力さを痛感した彼は、落雷を受けて突如見知らぬ土地にタイムスリップしてしまう。そこは言葉も文化も異なる不思議な世界——彼の数奇な異世界漂流が幕を開ける。みどころ・魅力
① 古代ギリシャ×現代日本という奇想天外な設定
古代ギリシャとタイムスリップ先の文明(日本)の文化衝突がコメディの核。デメトリオスが必死に状況を理解しようとするリアクションが笑いを生み、短い話数の中にテンポよくギャグが詰め込まれている。② スポーツ×日常×ファンタジーの絶妙なブレンド
スポーツとファンタジーを軸にしながら、日常系ののんびりした空気感も併せ持つ。シリアスになりすぎず、かといって薄くもない絶妙なバランスで、幅広い視聴者が気軽に楽しめる作風に仕上がっている。③ ショートアニメならではの濃密な1話完結構成
TV_SHORTフォーマットを活かし、1話の中でしっかりオチまで完結する構成。すき間時間に気軽に視聴でき、次のエピソードへの引きも強い。忙しい人にも見やすいテンポの良さが魅力のひとつ。キャスト・声優一覧











スタッフ
| 監督 | 藤井亮 |
|---|---|
| OP | Jin Katagiri & Akihito Hayashi「William Tell Overture」 |
| ED | 林明人「君はヘレネス」 |
| ED | 林明人「ZE.N.RA」 |
| ED | 林明人「男のアレーテー」 |
| ED | 林明人「はじまりはいつもゼウス」 |
| ED | 林明人「痕のエーゲ海」 |
| ED | 林明人「今夜はシンポジ才ン」 |
| ED | 林明人「スイートオリンピア」 |
| ED | 林明人「エンドレスサマー 」 |
| ED | 林明人「立てろ!トロパイオン」 |
| ED | 林明人「スパルタ人こわい」 |
| ED | 林明人「国外では別の顔」 |
| ED | 林明人「さよならスパルタ」 |
| ED | 林明人「LADY discrimination」 |
| ED | 林明人「君は何スロン」 |
| ED | 林明人「夢のマーケット 」 |
| ED | 林明人「ずるい皇帝(ひと)」 |
| ED | 林明人「君のペッソイ 」 |
| ED | 林明人「哲学者の食卓」 |
| ED | 林明人「ヘルマ!ヘルマ!ヘルマ!」 |
| ED | 林明人「BURNING FIRE」 |
| ED | 林明人「村人A(アルファ)」 |
| ED | 林明人「君の白い嘘」 |
| ED | 林明人「サヨナラの折に…」 |
| ED | 林明人「トリンピック」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「古代ギリシャ人が現代に来る」という設定を聞いて、正直なところまたその手の話かと思っていた。テルマエ・ロマエ以降、似たような時空間ズレネタが量産されていた時期があって、食傷気味だったのだ。でも10分枠のショートアニメだし、試しに1話だけ——と再生したら、主人公デメトリオスの「陶芸オタクなのに運動だけ得意」という設定がじわじわ面白くて止まらなくなった。最初は「コメディのテンポが読めない」と感じた部分も、2周目に見るとちゃんとフリになっていて、構造の精度に気づかされる。DMM TV経由で見始めた経緯もあって、見る前から「ちょっとマイナーな枠の作品」という先入観があったのは正直に言っておく。その先入観が悪い方向にはたらかなかった、珍しいケースだった。
「才能があるのに自分を信じられない人間」が、文脈ゼロの場所でだけ輝く話
この作品を単純な「古代人が現代に来てビックリするコメディ」として消費すると、たぶん半分も受け取れない。核心はもっと地味なところにある——「自分の居場所では評価されないのに、他所に行くと突然必要とされる人間」の話だ。
デメトリオスは古代ギリシャでは陶芸に打ち込む内向きな青年で、運動神経の高さは「たまたまついてきた才能」くらいの位置づけでしかない。本人も自分のスポーツ能力を誇っているわけではなく、どちらかというと迷惑そうにしている節がある。それが現代(1960年代東京)に飛ばされた途端、言語も文化も何もわからない状況の中で、体の動きだけが唯一の共通言語になる。
おもしろいのは、デメトリオスが「英雄的な決断をして状況を打開する」タイプではないところだ。基本的に流されている。流されながらも、気づいたら誰かの役に立っていて、気づいたら何かを変えていた——というのがこの作品の構造で、それが「気弱なオタク青年」というキャラクターに正直に向き合っている感じがする。
自分の文脈から切り離された場所でしか発揮できない力というのは、リアルな話として考えると少し切ない。地元では埋もれていた人間が、旅先や転職先で急に評価される——みたいな経験をしたことがある人には刺さる構造だと思う。コメディの皮をかぶっているが、その下にあるのはそういう地味で正確な人間観察だ。
特に刺さったシーン
序盤、言葉が通じない状況でデメトリオスが混乱しながらも周囲に合わせてしまう場面は、小野大輔の演技が特によかった。「困惑しているのに愛想よくしてしまう」という二重の感情を、台詞の抑揚だけで表現していて、何度か聞き返した。小野大輔はもともと柔らかい青年声の枠をずっとやっていて、ここでもその系譜ではあるんだけど、デメトリオスには少し「ちゃんとしたくてもちゃんとできない」という情けなさが上乗せされていて、それがキャラクターの解像度を上げている。
終盤の競技に関わる場面では、それまで受け身だったデメトリオスが珍しく前のめりになる瞬間があって、そこの空気の変わり方がよかった。大げさに盛り上げないぶん、静かに体温が上がる感じ。ショートアニメの尺でこれをやり切るのは地味に難しいはずで、構成の判断に手慣れたものを感じた。
読んで見たくなったら——『別冊オリンピア・キュクロス』はDMM TVで視聴できる(14日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- テルマエ・ロマエ系の「古代人✕現代文明」コメディが好きで、もう少し地味なトーンでも楽しめる人
- 10分以下のショートアニメを気軽に消費したい、隙間時間のコンテンツを探している人
- 「自分の居場所では評価されない」という感覚に心当たりがある人
- 小野大輔の演技の細部を拾いながら見るタイプのファン
- 笑いより「じわっと面白い」に反応できる人
合わない人
- テンポの速いギャグアニメや、毎話クライマックスがある構成を期待している人
- 作画のクオリティや演出の派手さを重視する人(ショートアニメの予算帯)
- スポーツアニメとして熱量の高い試合シーンを求めている人
- 「古代ギリシャ」「オリンピック」というワードから史実系ドラマを想像した人
次に見るなら
テルマエ・ロマエ(OVA・映画)——古代ローマの建築家が現代日本の銭湯に迷い込む、同系統の元祖的作品。こちらはギャグの密度が高く、テンポも速め。別冊オリンピア・キュクロスが好きならまず押さえておきたい。
うさぎドロップ——主人公が「自分の文脈ではない場所」で突然役割を与えられ、それに誠実に向き合う話という点で構造が近い。コメディ成分は少ないが、デメトリオスの「流されながら誠実に生きる」雰囲気が好きなら。
聖☆おにいさん——「神話・宗教的な存在が現代日本で日常を送る」という設定の安心感あるコメディ。テンション低めのユーモアを好む人向け。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『別冊オリンピア・キュクロス』はDMM TVで視聴できます。ショートアニメなので全話を短時間でまとめて楽しめます。古代ギリシャ×コメディというユニークな世界観が気になる方は、ぜひDMM TVでチェックしてみてください。
