ブラック★ロックシューター (TV)

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2012ブラック★ロックシューター (TV)

ブラック★ロックシューター (TV)

★ 3.1 / 5.0アクションドラマファンタジーサイコロジカル日常系
放送年2012年
フォーマットTVアニメ
話数8話
原作その他
制作Ordet

漆黒の髪と服、青く輝く瞳を持つ少女・ブラック★ロックシューターが巨大な銃を手に激しい戦いに身を投じる。一方、別の世界では、中学生・黒井真都が珍しい名前の同級生・高梨ヨミに惹かれる。真都は必死にヨミに話しかけようとするが…。二つの世界の出来事が交差する中、少女たちの運命が交錯していく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

異世界で孤独に戦い続ける謎の少女・ブラック★ロックシューター。漆黒の衣装に青く燃える瞳、巨大な銃を携えた彼女は、荒廃した世界で激しい戦いを繰り広げている。一方、現実世界では中学生の黒井真都が、珍しい名前を持つ転入生・高梨ヨミと出会い、ぎこちなくも純粋な友情を育んでいく。やがて二つの世界がつながっていることに気づいたとき、少女たちの心の痛みと戦いの真相が明らかになっていく。

みどころ・魅力

① 二つの世界が交差する独特の構成

現実の中学生たちの日常と、異世界での壮絶なバトルが交互に描かれる二層構造が最大の特徴。一見無関係に見える二つの世界が実はリンクしており、現実の感情や葛藤が異世界の戦いに反映されていく仕掛けが秀逸。謎が少しずつ解けていく構成に引き込まれる。

② 少女たちの心理描写とスクールドラマ

友情・嫉妬・依存・孤独といった思春期特有の繊細な感情が丁寧に描かれている。特にヨミと真都の関係性の変化、そこに割り込む第三者の存在が生むドラマは、リアルな心理描写で胸に刺さる。女の子同士の複雑な感情をここまで正面から描いた作品は少ない。

③ 圧倒的なビジュアルとアクションシーン

ロック調のBGMに乗せて繰り広げられるブラック★ロックシューターのバトルは、スタイリッシュな作画と演出で視覚的な満足度が高い。キャラクターデザインの完成度も高く、独特の世界観が映像として結実している。OVA版とは異なるテレビシリーズならではのスケール感も楽しめる。

キャスト・声優一覧

ブラック★ゴールドソー
ブラック★ゴールドソー
メイン
›
能登麻美子
ストレンクス
ストレンクス
メイン
›
阿澄佳奈
デッドマスター
デッドマスター
メイン
›
沢城みゆき
小鳥遊ヨミ
小鳥遊ヨミ
メイン
›
沢城みゆき
ブラック★ロックシューター
ブラック★ロックシューター
メイン
›
花澤香菜
黒衣 マト
黒衣 マト
メイン
›
花澤香菜
ヨミの母
ヨミの母
サブ
›
半場友恵
納野サヤ
納野サヤ
サブ
›
能登麻美子
神足ユウ
神足ユウ
サブ
›
阿澄佳奈
マトの母
マトの母
サブ
›
村井かずさ
小幡アラタ
小幡アラタ
サブ
›
沼倉愛美
ヒロ
ヒロ
サブ
›
久野美咲

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スタッフ

監督吉岡忍
シリーズ構成岡田麿里
原案キャラデザ
キャラクターデザイン芳垣祐介
音楽森英治
音響監督菊田浩巳
OPスーパーセル 「ブラック★ロックシューター」
EDスーパーセル 「僕らのあしあと」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

ボカロ文化の全盛期、huke描くあのビジュアルは正直ずっと気になっていた。黒い炎と青い目、巨大なロックキャノン。キャラクターとして一枚絵で完成しすぎていて、むしろ「動かして大丈夫か?」という不安があった。OVA版を先に見ていたのでTV版は続きというより別解釈として見始めたのだが、最初の30分でそのまま引っ張られた。

初見では中学生パートの息苦しさについていくのがやっとで、異世界バトルとの繋がりがよく見えなかった。「これ結局どういう話?」と思いながら最終話まで走って、エンドロールで少し黙り込んだ。2周目で気づいたのは、序盤の教室シーンの空気がすでに十分きつい、ということ。初見で「唐突」に見えた展開の多くが、実はちゃんと前に置いてあった。見る速度を変えると全然別の作品になる。

「あなたのために戦っている」が一番残酷な呪いになる話

この作品を「異世界と現実が繋がる女の子たちのバトルもの」と説明すると嘘ではないが、核心からは外れる。本当に描いているのは、感情の重さを他者に引き受けさせることの暴力性だと思う。

黒衣真都とヨミの関係を最初は「友情もの」として見てしまうのだが、よく見ると構造がかなり歪んでいる。ヨミは真都に依存し、真都はその依存を愛情として受け取り、二人の間には「お互いだけいれば十分」という閉じた回路ができている。それ自体はよくある話なのだが、この作品がやっているのは「その回路が本人たちにとってどれほど心地よく、かつ外側からどれほど苦しいものに見えるか」を同時に見せることだ。

異世界パートのデッドマスターは、ヨミの感情が実体化した存在として機能している。ブラック★ロックシューターとの戦闘は「友達を取り戻す」ような文脈で進むが、その実態は抑圧されていた感情を暴力的に解体するプロセスだ。異世界で戦うほど、現実のヨミの表情から何かが削れていく。その対応関係に気づいた瞬間、シリーズ全体の見え方が変わった。

「あなたのために戦っている」という言葉は、親愛の表明である同時に、相手の苦しみを勝手に引き受けて自分のものにする行為でもある。相手が「もう戦わなくていい」と言っても戦い続ける。その動機が善意であることが、一番どうにもならない。スクールカウンセラーの神村先生が担う役割も、同じ構造を別の角度から照らしている。誰かの痛みを扱う仕事が、どこで歪むか。

8話という尺の短さは制約でもあり、結果として余白になっている部分もある。全部説明されない分、異世界側の「感情の墓場」的な世界観が神話的な重さを保っている。2周目でそこに気づいてから、このくらい詰め込まないほうが良かったのか、詰め込んだからこそ成立しているのか、まだ答えが出ていない。

特に刺さったシーン

終盤、ブラック★ロックシューターとデッドマスターの戦いが最高潮に達するあたりの沢城みゆきの演技がとにかく忘れられない。デッドマスターとしての低く抑えた声と、ヨミとしての揺れる声が、同一人物の声だと意識し直したとき、改めて怖くなった。「感情の実体」と「感情の主」を一人で演じているわけで、その温度差の制御が異常に細かい。

花澤香菜の真都は、感情を出す場面より「出せない場面」のほうが印象に残っている。言葉を探しているときの間の作り方が、中学生の語彙の少なさとちゃんと合っていた。2周目で確認したら、序盤から微妙に息が詰まっているような声色で、最終話との繋がりを最初から仕込んでいる。

能登麻美子のブラック★ゴールドソーは出番が限られているぶん、登場するたびに画面の密度が変わる。あの独特の低音が異世界側の「古さ」みたいなものを担っていて、三者それぞれの声の質感で世界の階層が分けられている感覚があった。

音楽はsupercellが手がけていて、戦闘シーンの音の圧がバトルの感情的な重さと噛み合っている。静かなシーンの方が怖い、という設計をサウンドが支えていた。

読んで見たくなったら——『ブラック★ロックシューター (TV)』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる可能性が高い人

  • 思春期の友人関係の息苦しさに覚えがある人。あの感じを言語化してくれる作品を探しているなら候補になる
  • ボカロ・huke周辺の文化に思い入れがあって「あのキャラが動く」という体験自体に価値を見出せる人
  • 花澤香菜・沢城みゆき・能登麻美子のファンで、三者の演技を同時に浴びたい人
  • 説明不足をむしろ余白として楽しめる人。全部わかる作品より考えさせる作品が好きな人

合わない可能性が高い人

  • 異世界と現実の繋がりを論理的にすっきり理解したい人。この作品はそこを意図的にぼかしているので、ずっとモヤモヤする
  • 8話で詰め込みすぎと感じる視聴スピードの人。登場人物の関係整理に時間がかかる
  • 「評判微妙」という事前情報に引っ張られると最初のハードルが無駄に上がる。まっさらで見たほうが良かったかもしれない
  • バトルに爽快感を求める人。この作品の戦闘はほぼ全部しんどい

次に見るなら

魔法少女まどか☆マギカ——同じ2012年前後の「少女の感情を実体化して戦わせる」構造を持つ作品。こちらはより緻密に設計されていて、ブラック★ロックシューターで感じた「もっと整理されたら」という感覚の答え合わせになる。

selector infected WIXOSS——現実の少女たちの歪んだ関係性が異世界のゲームに反映されるという構造が近い。思春期の執着と友情の境界線をじっくり描く系譜の作品として見ると繋がる部分が多い。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。——バトル要素はないが、誰かの痛みを引き受けることの不毛さと必要さを描く点でテーマが響き合う。こちらは泣ける方向に振り切っているので、後味の重さを抜きたいときに。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『ブラック★ロックシューター』(TV)は現在、dアニメストアおよびHuluで視聴可能です。dアニメストアはアニメ専門サービスとして充実したラインナップを誇り、Huluは映画・ドラマとあわせてまとめて楽しめます。それぞれ無料トライアル期間を活用して試してみるのがおすすめです。

よくある質問

Q. OVA版と何が違いますか?
A. 2010年のOVA版は約50分の単発作品ですが、TV版(2012年)は全8話の連続シリーズです。TV版はストーリーが大幅に拡張され、登場人物も増えており、世界観の掘り下げが深くなっています。OVA版を見てから視聴するとより楽しめます。
Q. 全何話ですか?一気見できますか?
A. 全8話で、1話あたり約24分です。合計約3時間と短めなので、週末に一気見するのに最適なボリュームです。終盤に向けて怒涛の展開が続くため、続きが気になって止まれなくなる作品です。
Q. アクション重視ですか?それとも日常系ですか?
A. 両方の要素が混在しています。異世界パートはスタイリッシュなバトルアクション、現実パートは女子中学生の日常と人間関係ドラマが中心です。二つの雰囲気のギャップも魅力のひとつで、どちらの系統が好きな方にも楽しめる構成になっています。
Q. 原作を知らなくても楽しめますか?
A. まったく問題ありません。本作はボカロ楽曲・イラストから派生したメディアミックス作品ですが、TV版は独立したオリジナルストーリーとして完結しています。予備知識なしで視聴しても十分楽しめる内容です。

まとめ

『ブラック★ロックシューター』(TV)は現在、dアニメストアおよびHuluで視聴可能です。dアニメストアはアニメ専門サービスとして充実したラインナップを誇り、Huluは映画・ドラマとあわせてまとめて楽しめます。それぞれ無料トライアル期間を活用して試してみるのがおすすめです。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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