チェインクロニクル〜ヘクセイタスの閃(ひかり)〜 第1章

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2016チェインクロニクル〜ヘクセイタスの閃(ひかり)〜 第1章

チェインクロニクル〜ヘクセイタスの閃(ひかり)〜 第1章

★ 3.2 / 5.0アクション冒険ファンタジー
放送年2016年
フォーマット劇場版
話数1話
原作ゲーム
制作Telecom Animation Film
目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

勇者連合の隊長ユーリは、仲間たちとともに世界征服を企む黒の王率いる黒軍に立ち向かう。しかし激戦の末、世界の記録を刻む聖典「全書(チェインクロニクル)」の半分を奪われ、仲間も離散してしまう。絶望と敗北の淵から立ち上がったユーリは、新たな出会いと絆を頼りに、失われた全書を取り戻すための旅へと踏み出す。

みどころ・魅力

① 大人気モバイルRPGが生んだスケール感あふれる世界観

SEGAの人気スマホゲームを原作に、広大なフィールドと多彩な種族が共存するファンタジー世界を劇場クオリティで映像化。ゲームファンなら思わずテンションの上がる場面が随所に散りばめられており、原作未プレイでも重厚な世界観を堪能できる。

② 絶望から始まる逆転の物語が生む熱いドラマ

序盤から主人公が大きな敗北を味わうという、ありきたりな英雄譚とは一線を画す展開が本作の特徴。聖典の半分を失い仲間を失った状況からどう立ち上がるかという、ドラマとしての核心が第1章から惜しみなく描かれている。

③ 個性豊かなキャラクターが織りなす絆のドラマ

隊長ユーリを中心に、異なる種族や立場を持つ多彩なキャラクターたちが集結。それぞれの信念や葛藤が丁寧に描かれており、単なる戦闘劇にとどまらず、人と人のつながりが物語の推進力となっている。

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スタッフ

監督工藤昌史
原案キャラデザ
音楽甲田雅人
音響監督はたしょうじ
EDナノ 「PARAISO」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

スマホゲームのアニメ化、というくくりで当時はちゃんと見ていなかった。チェインクロニクル自体はそこそこ遊んでいたので「まあ映画館まで行くか」と腰を上げたのは公開から少し経ってのことだった。で、見終わったあと「これもっと話題になってよくない?」とひとりで思ったのをよく覚えている。原作ゲームを知らないと入りにくいかもと身構えていたぶん、思いのほか物語の入口が丁寧で拍子抜けした。2回目は友人に誘われてまた劇場へ。そのときはじめて音響の作り込みに気づく。鑑賞1回目は画面を追うのに精いっぱいで、音楽がどんな仕事をしているか全然わかっていなかった。

敗北した英雄が、それでも剣を持つ理由

チェインクロニクルという作品を単純な「ファンタジーの英雄譚」として見ると、序盤で大きく裏切られる。主人公のヨシュアは戦いに勝てなかった。守れなかった。その事実をなかったことにせず、むしろ第1章の核に据えているのが、このシリーズの異質なところだと思う。

勝てなかった英雄をどう描くか、というのはフィクションの古典的な難問で、よくある解法は「じつは勝てる力があった」「仲間が支えてくれる」という方向への回帰だ。チェインクロニクルもその回路を完全に捨てているわけではないが、第1章が丁寧に費やしているのは、ヨシュアが「失敗した自分」を受け入れるまでの時間だ。無力感の描き方が芝居がかっておらず、どこか静かで乾いているのが好きだった。ヒーロー的な振る舞いに戻れない人間の、うまく言語化できない恥と後悔。そこにリアリティがある。

劇場版3部作の第1章という構造が、この描写を可能にしているとも言える。尺の都合で「傷ついた主人公→即復活」の短絡をしなくていい。まず主人公がどれだけ底にいるかを見せることに時間をかけられる。その余裕が、終盤の動き出しを重くする。「なんで今さら剣を取るのか」が腑に落ちる温度まで積んでから動かすから、感情の着地が安定している。

ゲームのIPアニメ化という文脈で語られることが多い作品だが、むしろこのテーマ——「一度折れた人間が立ち直るとはどういうことか」——を正面から扱っていることのほうが、この映画を見る理由になりうると思っている。派手なバトルよりもヨシュアの目の動きを追ってしまうのは、そのせいだ。

特に刺さったシーン

仲間たちと再会するシーン前後の間の取り方が好きだった。感動的な再会をわかりやすく盛り上げるのではなく、空気が重いまま少し時間が流れる。音楽の入りが遅い。その遅さが「戻ってきた」ではなく「戻らなければならなかった」という感覚を作っていて、見ていてじわじわくる。

声優陣の仕事については、主人公ヨシュア役の演技が序盤の「抜け殻感」と終盤の「決意」の落差をきちんと出していて、テキストに頼らず芝居で伝えている箇所が多かった。セリフ量が少ない場面ほど仕事量が増えるタイプの演技で、劇場の音響で聴くと細かいニュアンスまで届いてくる。配信がないのはそういう意味でも惜しい。あの音量と空間で聴く意味がある音だったので。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「英雄が最初から強い」タイプのファンタジーに食傷気味な人
  • 敗北や喪失の描写をじっくり見せてくれる作品が好きな人
  • ゲーム原作を知らなくても、世界観の入口が整備されていれば入れる人
  • 劇場音響でアクションと音楽の密度を体感したい人

合わない人

  • 第1章単体で綺麗に完結することを期待している人(続きへの橋渡し構造が強い)
  • 原作ゲームのキャラクター全員に出番を求める人
  • テンポ重視で、主人公の内面描写よりアクションの密度を求める人
  • 配信で気軽に見たい人(現時点では劇場か円盤のみ。入手手段が限られる)

次に見るなら

劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-は、ゲームIP原作の劇場版としての完成度と、既存キャラクターへの丁寧な向き合い方という点でチェインクロニクルと近い立ち位置にある。アクション密度は高いが、積み上げてきた関係性を使った感情の動かし方が上手い。

劇場版 テイルズ オブ ヴェスペリア 〜フレンドシップの始まり〜は、RPG原作の劇場版という構造の先輩格。チェインクロニクルと同じく「なぜ戦うのか」を掘り下げる作品で、ゲームを知らないまま見ても感情の筋は拾いやすい設計になっている。

オーバーロード(TVシリーズ)は毛色が変わるが、異世界ファンタジーの「主人公が普通の英雄じゃない」という視点で共鳴する部分がある。チェインクロニクルで「ヒーロー像の解体」に興味を持ったなら、逆ベクトルからそのテーマを考える素材になる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+
現時点では主要な定額制動画サービスでの配信は確認されていません。視聴にはBlu-rayやDVDの購入・レンタルをご活用ください。ファンタジーアクションが好きな方や原作ゲームのファンであれば、ぜひチェックしておきたい作品です。

よくある質問

Q. 原作ゲームを知らなくても楽しめますか?
A. はい、楽しめます。映画は原作ゲームとは独立した物語として構成されており、世界観の説明も丁寧に行われているため、ゲーム未プレイの方でも違和感なく視聴できます。
Q. 全3部作ですか?第1章から順番に観る必要がありますか?
A. 本作は全3章構成の劇場版シリーズの第1章にあたります。物語は連続しているため、第1章から順番に観ることを強くおすすめします。
Q. テレビアニメ版とはどう違いますか?
A. 劇場版3部作を再編集したテレビシリーズも放送されました。基本的なストーリーは同じですが、劇場版は映像クオリティや演出面でより映画としての体験を重視した仕上がりになっています。
Q. どんな人におすすめですか?
A. 王道ファンタジーアクションが好きな方、仲間との絆を描くドラマに感動したい方、またスマホゲーム原作アニメに興味がある方に特におすすめです。

まとめ

現時点では主要な定額制動画サービスでの配信は確認されていません。視聴にはBlu-rayやDVDの購入・レンタルをご活用ください。ファンタジーアクションが好きな方や原作ゲームのファンであれば、ぜひチェックしておきたい作品です。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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