ちみも

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2022ちみも

ちみも

★ 3.2 / 5.0コメディ日常系超自然
放送年2022年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作オリジナル
制作Shin-Ei Animation

地獄の可愛らしい使者、チミモは平凡な悪魔だが、配下の手下たちとともに地上に地獄をもたらす大きな野望を抱いている。だが異界への門が彼を鬼神家へ落とし、そこでは三姉妹が鉄の拳で家を支配していた。チミモは彼らの居候となり、地上への野望を実現することができなくなってしまう。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

地獄の使者・チミモは、地上に地獄をもたらすという壮大な野望を持つ悪魔。しかし異界への門が彼を思わぬ場所へと送り込んでしまう。行き着いた先は鬼神家——鉄の拳で家を支配する三姉妹が待ち構える一軒家だった。チミモは三姉妹の居候となり、手下たちとともに地上侵攻どころか日々の生活に翻弄されることになる。野望と現実のギャップがゆるく笑えるコメディ短編アニメ。

みどころ・魅力

① 可愛いのに野望だけ一人前——チミモのギャップが笑いを生む

地獄の使者という肩書きとは裏腹に、見た目はぽってりした愛らしいデザイン。「地上に地獄を」と本気で意気込むほど、三姉妹にあしらわれるギャップが際立ち、そのズレが毎話の笑いの核になっています。

② 個性派三姉妹が全員強キャラ——賑やかな家族コメディ

家を仕切る三姉妹はそれぞれ異なる個性を持ち、チミモを振り回す存在感が抜群。悪魔より人間の方が強いというシュールな力関係が一貫しており、繰り返し見ても飽きないテンポの良いかけ合いが楽しめます。

③ ショートアニメの快テンポ——隙間時間に気軽に見られる

1話数分のショートフォーマットで構成されており、起承転結がコンパクトにまとまっています。ストーリーを追う必要がなくどこから見ても楽しめるため、アニメをあまり見慣れていない人にも入りやすい作品です。

キャスト・声優一覧

鬼神めい
鬼神めい
メイン
神月柚莉愛
鬼神むつみ
鬼神むつみ
メイン
能登麻美子
地獄さん
地獄さん
メイン
諏訪部順一
鬼神はづき
鬼神はづき
メイン
加隈亜衣
ケバブ店の店長
ケバブ店の店長
サブ
高橋伸也
家政婦
家政婦
サブ
清水彩香
女子高生B
女子高生B
サブ
咲々木瞳
母親
母親
サブ
白石晴香
女子高生A
女子高生A
サブ
梅澤めぐ
ナレーター
ナレーター
サブ
諏訪部順一
溜息教授
溜息教授
サブ
土師孝也
不動産会社の店員
不動産会社の店員
サブ
高橋伸也

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スタッフ

シリーズ構成うえのきみこ
原案キャラデザカナヘイ
キャラクターデザイン堤舞
音楽小林康太
美術監督高橋佐知
OP眉村ちあき「マルコッパ」
ED小松未可子「なんだなんなんだ!」

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「ちみも」という名前だけはどこかで見た覚えがあった。アイコンか、誰かのツイートか、その程度の認知。2022年の短編群はとにかく本数が多くて、全部を追うのはさすがに無理だと思いつつ、能登麻美子諏訪部順一が揃って出ているという情報が目に入って、それで見た。正直に言うと「消費」に近い気持ちで再生ボタンを押した。

最初の数話は、「あ、こういうやつか」という感じだった。地獄の悪魔が姉妹に圧倒されてすごすごと居候になる、そのワンアイデアを短編サイズで畳み掛けてくる構造。ところが2周目に入ってから視点が変わった。チミモが「大きな野望を持っているのに、でも姉妹が強すぎて何もできない」という状況の繰り返しが、ただのギャグではなく、どこか妙に切実な空気を帯びているのに気づいた。短いフォーマットゆえにそれが凝縮されている。

「上位存在に飼いならされる者」の、それでも消えない野望の話

この作品を「強キャラ姉妹にやられっぱなしの悪魔コメディ」として消費するのは簡単だ。でもそれだけで終わらせるのはもったいない。チミモという存在の核心は、「夢を持っているのに、現実の力関係がそれを完全に封じている」という構図にある。

地獄の使者として地上に降り立ち、世界に混乱をもたらす野望を抱えている。それ自体はチミモにとっての「アイデンティティ」だ。ところが異界の門の気まぐれで鬼神家に落ちてしまい、そこには自分より圧倒的に強い存在——三姉妹——がいる。この構図は、実は「組織の論理と個人の夢」の縮図としても読める。

諏訪部順一がチミモ(地獄さん)を演じていることが、このテーマを面白い方向に引っ張っている。諏訪部さんの声には「格」がある。どんな役でも、その声が乗った瞬間に一定の威厳が出る。だから「悪魔のくせに姉妹にぐうの音も出ない」という状況が、単なる情けなさではなく、「本来強いはずの者が抑圧されているコント」として成立する。ナレーターも兼任しているのがまたいい。自分の惨状を自分で実況しているような構造が、作品のメタ的なユーモアを補強している。

能登麻美子演じるむつみ、加隈亜衣演じるはづきという姉妹のキャラクターは、「抑圧する側」として機能しているが、彼女たちを単純な悪役にしていないのがこの作品の上手さだ。家を支配しているのは確かだが、それは暴力ではなくキャラクターの強度による制圧に近い。能登さんの落ち着いた、でもぶれない声のむつみと、加隈さんの変幻自在な声のはづきが並ぶと、「この家に居候するのは確かにきつい」という納得感がある。

白石晴香が演じる母親も、要所で出てきて空気を変える。この家の「強さ」が一世代で完成したものではなく、もっと深いところから来ているんだろうという示唆として機能している。

チミモの野望は結局作中で叶わない。でもそれが喪失感として残らないのは、諦めたからではなく、「野望を持ち続けながらその家に居る」というチミモの在り方そのものが作品の答えになっているからだと思う。野望と現実のギャップを笑いに変えながら、チミモは毎回諦めない。そのしつこさが、この作品のエンジンだ。

特に刺さったシーン

姉妹による「何でもない日常の一コマ」にチミモが巻き込まれて、自分の野望どころか発言権さえ消えていく場面の積み重ねが好きだった。特に、チミモが何か企んでいる——明らかに地獄的な何かを準備している——のに、姉妹側がそれを意に介さず普通の家事や会話を進めてしまうくだり。悪役のプレゼンを誰も聞いていない、という状況のシュールさ。

ここで諏訪部さんの演技が光る。企みを語るときの低く抑えたトーン、それが空振りに終わったときの微妙な間の取り方。声だけで「負けを認めてはいないが、今日は引く」という複雑な感情を乗せてくる。大仰に崩れるのではなく、静かに現実に折れる感じ。これが短編の尺でも重みを持つのは、声の力だと思う。

加隈さんのはづきが何かを言うたびに場の空気が変わるのも印象的だった。テンションが読めない、という意味での不確実性が、チミモにとっての最大のリスク要因として機能していて、見ているこちらも「次はどうくる?」という緊張感がある。コメディの緊張感、というのはこういうことを言う。

読んで見たくなったら——『ちみも』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 短編アニメを「隙間に見るもの」ではなく一つの完成したフォーマットとして好んでいる人
  • 諏訪部順一能登麻美子加隈亜衣の声が好きで、演技そのものを楽しめる人
  • ギャグのオチよりも「状況のシュールさ」や「間」で笑えるタイプ
  • 大きな野望を持ちながら日常に埋没していく感覚に身に覚えがある人
  • 強キャラ女性に圧倒される主人公というフォーマットに一定の需要を感じている人

合わない人

  • 短編は「本編の補完」として見るもの、という意識が強い人(この作品はそれ単体で成立しているが、物足りなさを感じる可能性がある)
  • ストーリーに起伏や解決を求める人(基本的に毎回チミモが押しつぶされて終わる)
  • コメディに勢いとテンションを求める人(この作品はどちらかといえば淡々としている)
  • キャラクターへの感情移入をエンジンにして見るタイプ(距離感のある作品なので乗りにくい)

次に見るなら

「強すぎる周囲に振り回される日常」が気に入ったなら、うちの師匠はしっぽがないが近い感触を持っている。落語の世界に飛び込んだ化け狸が人間の師匠に翻弄されながら成長する話で、「格」の差が生む笑いと切なさの配合が似ている。こちらはがっつりした尺で見られる。

短編フォーマットでもっと続けたいなら、みならいディーバてーきゅうよりも、同じく「謎の居候コメディ」としてちおちゃんの通学路を挙げたい。日常系だが、ちみもと同じく「理不尽な状況に主人公が翻弄され続ける」という構造で動いていて、諦めない主人公の在り方が重なる。

能登麻美子の演技をもっと聴きたいなら、花咲くいろはは外せない。声のトーンをコントロールする幅の広さが全話にわたって味わえる作品で、ちみもで感じた「静かなのに存在感がある声」の魅力をより長尺で体験できる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『ちみも』はdアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluで配信されています。主要な動画配信サービスで幅広く視聴できるため、普段お使いのサービスからすぐに楽しめます。短編作品なので一気見もしやすく、気軽に試してみるのにぴったりです。

よくある質問

Q. ちみもはどこで見られますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluで配信中です。いずれも会員登録が必要ですが、無料トライアルを活用すればすぐに視聴を始められます。
Q. 何話構成ですか?1話どのくらいの長さですか?
A. ショートアニメ形式で、1話あたり数分程度のコンパクトな構成です。隙間時間にサクッと見られるので、忙しい日でも気軽に楽しめます。
Q. 子どもでも楽しめますか?
A. キャラクターデザインが可愛らしく、暴力・過激な描写もないため、幅広い年齢層で楽しめます。家族みんなで気軽に見られるほのぼのコメディ作品です。
Q. 原作はありますか?
A. 原作はWebコミックです。アニメはその内容を元にショートアニメとして制作されています。原作ファンはもちろん、アニメから入っても十分に楽しめる作品になっています。

まとめ

『ちみも』はdアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluで配信されています。主要な動画配信サービスで幅広く視聴できるため、普段お使いのサービスからすぐに楽しめます。短編作品なので一気見もしやすく、気軽に試してみるのにぴったりです。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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