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D・N・ANGEL
| 放送年 | 2003年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Xebec |
丹羽大輔は14歳の誕生日を境に変わる。憧れの女の子に告白しようとするが失敗。その直後、その女の子のことを考えると伝説の怪盗ダーク・マウシーに変身してしまう。母親がこのことに気づき、大輔に貴重な美術品を盗むよう指示する。大輔は目的も知らないまま盗みを重ねていくことになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ごく普通の中学生・丹羽大輔は、14歳の誕生日を境に不思議な体質を抱えることになります。憧れのリサリサに告白しようとして失敗した瞬間、彼女を想うと伝説の怪盗ダーク・マウシーへと変身してしまうのです。突然の事態に戸惑う大輔でしたが、母・エミコはこの体質を喜び、丹羽家に代々伝わる宿命として貴重な美術品を盗み出すよう大輔へ指令を下します。目的も知らされぬまま怪盗稼業に身を投じる大輔は、やがて自身に隠された秘密と、ダークをめぐる切ない因縁に向き合っていきます。
みどころ・魅力
① 大輔とダーク、二つの人格が織りなす怪盗活劇
気弱で純情な少年・大輔と、クールで余裕たっぷりの怪盗ダーク。ひとつの身体に宿る対照的な二人が、時にぶつかり合い、時に支え合う掛け合いが本作最大の魅力です。美術品を狙う鮮やかな盗みのシーンは緊張感とユーモアに満ち、毎話飽きさせません。
② 切なさあふれる多重のラブストーリー
大輔が想うリサと、ダークが惹かれる存在。さらに彼らをめぐる宿命のライバルとの関係が複雑に絡み合い、ひと筋縄ではいかない恋模様を描きます。少年の初恋の甘酸っぱさと、世代を超えて続く想いの切なさが重なり、胸を締めつけます。
③ 杉崎ゆきるの世界観を彩る美しい映像と音楽
原作・杉崎ゆきるの繊細で耽美な絵柄を活かした、幻想的なビジュアルが見どころ。怪盗が舞う夜の場面や芸術品の描写は美術的な完成度が高く、物語を引き立てる印象的な楽曲とあわせて、独特の上品な雰囲気を作り上げています。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 羽原信義 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 荒川稔久 |
| 原案キャラデザ | 杉崎ゆきる |
| キャラクターデザイン | 山岡信一 |
| 音楽 | 江口貴勅、長谷川智樹 |
| 美術監督 | 海野よしみ |
| 音響監督 | 鶴岡陽太 |
| OP | 宮本慎一「Byakuya ~ True Light」 |
| ED | ミナヲ「Yasashii gogo」 |
| ED | ミナヲ「はじまりの日」 |
| ED | 宮本駿一「Caged Bird」 |
| ED | 宮本駿一「Michishirube」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
原作を読んだのは中学の頃だ。ニワトリみたいな髪の大助と、白くて翼の生えたダークの絵面だけが妙に記憶に残っていて、話の中身はほとんど忘れていた。今回アニメを通しで見たのは初めてで、正直「こんなに少女漫画の匂いがする作品だったか」と最初は面食らった。淡い色設計、まつ毛の長い男子、告白に失敗して落ち込む14歳。記憶のなかのダークはもっと尖っていた気がしたが、動いて声がつくと印象が変わる。2003年のテレビアニメだから今見ると線も柔らかいけれど、その柔らかさが思春期の話に合っている。懐かしさで見始めて、途中から普通に続きが気になっていた。
好きになると自分じゃなくなる、という思春期の比喩
この作品の仕掛けはシンプルで、大助は憧れの女の子を思うと怪盗ダーク・マウジーに変身してしまう。最初は「変身ヒーローもののバリエーション」くらいに思って見ていたが、2回目に序盤を見返したとき、これは恋の話を変身という形に翻訳したものなんだとようやく腑に落ちた。好きな相手を前にすると、自分でも制御できない別の何かが立ち上がってくる。声が変わり、態度が変わり、さっきまでの自分が他人みたいになる。14歳のあの感覚を、これほど露骨に装置化した話もない。
大助の中にいるダークは、置鮎龍太郎の余裕のある低音で、14歳が憧れるけど絶対になれない「大人の男」として造形されている。入野自由の演じる大助のまだ高さの残る声と並ぶと、同じ体に二人いることの違和感が音で伝わってくる。面白いのは、ダークもまた誰かを思っていて、彼もまた制御できない側にいるという構造だ。盗む対象の美術品にまつわる過去、フリーデルトをめぐる切なさ——ゆきのさつきの声が乗ると、この作品が単なる怪盗コメディではなく、何世代にもわたって反復される片思いの話なんだと見えてくる。
つまりこれは「好きな人がいると自分が自分でいられない」という、誰もが通った居心地の悪さを、翼と盗みと変身で包んだ作品だ。大助が自分の意思と無関係にダークになってしまうように、思春期の恋は本人の許可を取らずに人を変えてしまう。そこを笑いながらも真面目に描いているところに、今見返すと妙な誠実さを感じる。
特に刺さったシーン
序盤、大助が告白に失敗して、その直後に体の中から別人が起き上がってくるくだり。ここの入野自由から置鮎龍太郎への声の切り替わりが思っていたより生々しくて、思わず巻き戻した。声優が違うんだから当たり前なのに、同じ人物が裏返る瞬間として聞こえるのがいい。失恋の痛みがそのまま変身のトリガーになっている設計を、音で納得させられた感じがする。
もうひとつは、日渡怜が絡んでくる中盤の緊張。石田彰の声が入ると場の温度が一段下がるのはいつものことだが、この作品ではその冷たさが、能天気になりかけた話に芯を入れる役割をしている。コメディのテンポで進んでいたのに、彼が出てくると急に「これは戦う話でもあったな」と思い出す。柔らかい作画のなかで、彼の声だけが硬い金属みたいに響くのが好きだった。
読んで見たくなったら——『D・N・ANGEL』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2000年代前半の少女漫画原作アニメの空気が好きな人
- 変身やダブル主人公の「二人で一人」構造にぐっとくる人
- 怪盗もののスマートさと、思春期の不器用さが同居しているのを楽しめる人
- 置鮎龍太郎・入野自由・石田彰あたりの声でキャラを語れる人
合わない人
- テンポの速いアクションや、明確な勝敗で進む話を求めている人
- 少女漫画的な恋愛のじれったさが苦手な人
- 2003年制作の作画・色設計を古く感じてしまう人
次に見るなら
満月をさがしてが好きなら、というか同じ匂いがする。もう一人の自分に変わって願いを叶えようとする少女の話で、二重の自己と切ない恋という骨格がD・N・ANGELとよく似ている。リボン系の柔らかい絵が苦でなければ間違いなく合う。
怪盗そのものに惹かれたなら怪盗セイント・テール。お宝を盗む少女と、それを追う想い人という関係性が、ダークと周囲の距離感に近い。コメディとロマンスの配分も似ていて、こちらのほうが少しビターだ。
「自分の意思と関係なく変身してしまう」テーマが刺さったならフルーツバスケット。抱きつかれると動物に変わってしまう一族の話で、制御できない体と、それでも誰かを好きになる気持ちを正面から描いている。コメディの皮をかぶった、もっと深いところを抉ってくる作品だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『D・N・ANGEL』は、dアニメストアとDMM TVで配信されており、いずれのサービスでも視聴することができます。アニメ作品を多数取りそろえた両サービスなら、本作をいつでも好きなタイミングで楽しめます。どちらに加入しようか迷っている方は、料金プランや他の配信ラインナップを見比べて選ぶのがおすすめです。
よくある質問
まとめ
『D・N・ANGEL』は、dアニメストアとDMM TVで配信されており、いずれのサービスでも視聴することができます。アニメ作品を多数取りそろえた両サービスなら、本作をいつでも好きなタイミングで楽しめます。どちらに加入しようか迷っている方は、料金プランや他の配信ラインナップを見比べて選ぶのがおすすめです。
