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だぶるじぇい
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 11話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | DLE |
放課後活動が必須の学校で、hajimeと友人Sayoは未知の新しい部活を発見する。それは「文化活動保存部」という部活だった。二人が部室に入ると、畳作りや爪楊枝作りなど、様々なアナログな仕事や活動が行われていた。これはコメディー要素を交えた独特な文化系マンガである。
作品概要・あらすじ
あらすじ
放課後活動への参加が必須とされる学校に通うハジメと友人のサヨは、ある日「文化活動保存部」という謎めいた部活を発見する。恐る恐る部室に足を踏み入れると、そこでは畳の編み方や爪楊枝づくりなど、現代ではほとんど目にしない”アナログな伝統作業”に部員たちが真剣に取り組んでいた。シュールな空気と独特のテンポで描かれる、ちょっと変わった青春コメディ。みどころ・魅力
① 「文化活動保存部」という唯一無二の設定
畳作りや爪楊枝づくりといった、現代の高校生には縁遠い”昔ながらの仕事”を真面目にこなす部活という設定が本作の核心。日常系コメディでありながら、題材の奇妙さがそのまま笑いに直結しており、ほかの作品にはない独特のシュールな空気感を醸し出している。② 短編ならではのテンポとキレのよさ
TV SHORTフォーマットで1話数分という短い尺を活かし、ダレることなく笑いのツボを突き続ける構成が特徴。余計な説明を削ぎ落とし、設定とボケを畳みかけるテンポは短編作品として完成度が高く、隙間時間に気軽に楽しめる点も魅力のひとつ。③ ゆるさの中に光る文化系マンガの個性
派手なアクションや恋愛要素ではなく、地味で淡々とした”部活動”を主軸に据えたゆるい世界観が、ハマる人にはクセになる一作。コメディでありながら日本の伝統文化・民芸的な作業が随所に登場する点に、原作マンガならではの丁寧な観察眼が感じられる。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 谷東 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 亜桜まる |
| 音楽 | SLF!! |
| ED | ももいろクローバーZ 「ワニとシャンプー」 |
| ED | 小林ゆう「今日の日はさようなら」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
2011年のショートアニメだと聞いても、ピンとくる人はほとんどいないと思う。配信が一切ない。サブスクを端から端まで漁っても出てこない。こういう作品は「存在を知っていたかどうか」が全てで、知らなければ一生出会えないまま終わる。自分がこれを掘り当てたのは、竹達彩奈の出演リストを古い順から追っていたからで、正直そうでなければ今も知らなかったはずだ。最初に見たときは「放課後に畳を作らされる部活」というコンセプトだけで十分笑えた。2回目で気づいたのは、そのシュールさが意外と丁寧に設計されているということで、ギャグのテンポが崩れないまま5分が終わる職人的な構成になっている。
「なんの役にも立たない」を真顔でやり続けることの、静かな反抗
「文化活動保存部」という部活の名前が、このアニメのテーマをほぼ全部言い表している。爪楊枝を手作りする。畳を織る。誰も頼んでいないのに、誰も求めていない技術を、放課後に真顔でやり続ける。それを「保存する」と呼ぶところに、製作者の意地がある。
2011年という時代背景を考えると、この作品が「効率」への静かな反発として読めてくる。スマートフォンが普及し始め、何でも検索できて何でもアプリで済む時代が来る直前。そこで爪楊枝を一本一本削る部活を描いたのは、偶然ではないと思っている。「意味があるからやる」ではなく「やっているからやる」という論理で動くキャラクターたちは、目的合理性から完全に自由だ。
hajimeとSayoが部室に入ったとき、彼女たちが経験するのは「謎の部活を発見するコメディ」ではなく、「意味を問われない空間への入室」だと思う。学校という制度の中で、唯一スコアと無関係な場所。ショートアニメという尺の短さも、この「何も積み上げない」感覚とよく合っている。5分で完結して何も残らない。でも確かにそこにあった、という構造。
加藤英美里が演じる有馬小夜のキャラクターに、この作品の核心が凝縮されている気がする。無駄なことを無駄と思わない人間の、あの独特の落ち着き。焦らない。急がない。ただやっている。コメディとして笑えるのは表層で、その下に「こういう人間でいることの強さ」が薄く敷かれている。
特に刺さったシーン
序盤、部室に入ってきたhajimeが「何これ」と戸惑う場面での、部員側の反応のなさ。驚かない。説明もしない。当然のようにそれぞれの作業を続けている。あのテンションの落差が一番好きで、「こういうところに迷い込んだ人間」の困惑と「ここが普通の人間」の乖離を、セリフなしでやってのける。
広橋涼の真田静馬が発言するタイミングの間が、このシーンをさらに奇妙にしている。何かを言いそうで言わない、言ったと思ったら関係ない方向に行く、あの処理は声優の判断が大きく出る部分で、テキストを読むだけでは成立しない。檜山修之の鳥羽一郎も、大げさに見えて実はずっと一定のテンションを保っていて、2回目以降で気づく部分がある。
小林ゆうのフランソワーズ坂井は名前からしてすでに物語の外にいるような存在で、あのキャスティングは「この作品は普通ではない」という宣言だったと今では思う。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「何も起きないコメディ」が好きで、日常系の中でもシュール寄りが刺さる人
- 竹達彩奈・小林ゆう・加藤英美里あたりの2010年代前半の仕事を掘っている人
- 5分アニメを軽く流せる人(全話通して30分かからない)
- 「意味のない部活」というコンセプトだけで笑える人
- 2011年前後のショートアニメブームを振り返りたい人
合わない人
- ストーリーの起伏や感情的な山場を求める人
- キャラクターの掘り下げや関係性の変化を期待する人
- 配信で手軽に見たい人(現状DVD入手が必要)
- ショートアニメの「尺の短さ」が物足りなく感じるタイプ
次に見るなら
てーきゅうは同じくショートコメディで、だぶるじぇいのシュールな間が好きな人に向いている。テニス部を舞台にしながら一切テニスを真剣にやらないという構造が近く、「部活もの」の皮をかぶった別のものという点で共通する。
gdgd妖精sは2011年同期のショートアニメで、「意味のない会話を真顔でやりきる」フォーマットがだぶるじぇいと地続きにある。製作環境も実験的で、この時期の深夜ショートの空気をまとめて体験するのに良い。
人類は衰退しましたは尺は違うが、「無意味なことを淡々と描くユーモア」という点で共鳴する部分がある。こちらは竹達彩奈も出演しており、この時期の彼女のキャリアを追うなら自然な流れで繋がる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点で本作の公式配信サービスへの取り扱いは確認されていません。視聴を検討される場合は、DVD・Blu-rayなどのパッケージ作品を中古市場やレンタルサービスで探してみるとよいでしょう。配信状況は随時変わる可能性がありますので、各プラットフォームで最新情報を確認することをおすすめします。