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ガンダムビルドファイターズ「SD騎士ファイターズ」
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 3話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Sunrise |
ガンダムビルドファイターズのBlu-rayボックス1と2に収録された4分間の特別映像。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『ガンダムビルドファイターズ』のBlu-rayボックス vol.1・vol.2にそれぞれ収録された、約4分間の特別映像。ガンプラバトルを舞台にした本編の世界観をSD(スーパーデフォルメ)スタイルで再解釈し、おなじみのキャラクターたちが騎士や魔法使いに扮して活躍するコメディ作品。短い尺ながら本編ファンが思わず笑えるネタが詰まっており、Blu-ray購入特典としての価値も高い一作です。みどころ・魅力
① SD化キャラのコミカルな掛け合い
本編では熱くシリアスな場面もあるキャラクターたちが、ちびキャラデザインでドタバタ劇を繰り広げます。本編を見ているほど「このキャラがこんな動きをするのか」という笑いが増幅され、ファン向けのサービス精神があふれる仕上がりになっています。② 4分に凝縮されたビルドファイターズの空気感
短尺ながら作品のノリやテンポを的確に再現しており、本編視聴後のクールダウンや箸休めとして絶妙な長さです。Blu-rayボックス収録という形式上、映像クオリティも高く、特典映像としての満足度は十分あります。③ メカ×コメディという珍しい組み合わせ
ガンダムシリーズにおいてSD×コメディ路線は独自のジャンルを形成しており、本作もその系譜に連なる一本です。メカ好きでもコメディ好きでも楽しめる間口の広さがあり、ガンプラ・ガンダム入門者にも敷居が低い内容です。キャスト・声優一覧


















感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
Blu-rayボックスを開封して特典映像を再生したら、いきなりSDキャラが動いていた。1秒くらい「再生間違えたかな」と思った。違う。これが正規コンテンツだ。
「SDガンダムとビルドファイターズが合体する」という組み合わせを聞いたとき、正直「誰が考えたんだこれ」という感想しかなかった。謎のジャンルにもほどがある。でも4分見終わったあと、微妙に悪い気分じゃない。なんだろうと思って2回目を再生した。
2回目でわかったのは、これがかなり確信犯的に作られているということ。笑いを取りにいく構造が整いすぎていて、「特典だからまあいいか」という作り方をしていない。4分にしては密度が妙に高い。
プラモを愛しすぎた人間が行き着く場所——SDという遊び場
ガンダムビルドファイターズという作品の根幹は「プラモデルへの愛」だった。Gプラを戦わせる世界観を成立させているのは、キャラクターたちがプラモを心底好きだという説得力だ。その作品が、なぜわざわざSDフォーマットで4分間の特典を作ったのか。
単純に考えれば「SDガンダムの版権を持つバンダイが遊んだ」という話になる。それは正しい。でも見ていると、もう少し別の何かを感じる。SD化されたセイやアイラ、フェリーニ、ニルスたちは、本編の等身キャラクターとは別の「おもちゃとしての存在」として動いている。そしてそれが妙に似合う。
プラモデルの世界観を扱う作品が、自分たち自身をプラモデルのように変形させてしまう。これはメタ的な構造というより、ビルドファイターズという作品が元々持っていた「何でもおもちゃになり得る」という精神の延長線上にある。本編でGプラが戦う世界を当然のように描いたスタッフが、キャラクター自身をSD化することにも迷いを持っていなかったのだと思う。
4分間という制約の中で笑いを取りつつ本編キャラクターの特徴をSDの文法で再現する。小松未可子が演じるセイのオタク気質も、早見沙織のアイラの静かな凛とした雰囲気も、中村悠一のフェリーニのイタリア人感も、デフォルメされた姿と声のコントラストが妙に機能している。立花慎之介のニルスにいたっては、SDになっても変に様になっていて、それがまた笑えるポイントになっている。悠木碧のミホシも、出番こそ限られているが声の認識度の高さで一瞬で存在感を出してくる。
「本編が好きだから許せる」という見方もあるが、それだけではない。これは模型文化の中に昔からあった「デフォルメして遊ぶ」という行為の正統な継続だ。ちびキャラにして動かす、それ自体がプラモカルチャーの一形態なのだと気づいたとき、この4分が少し違って見えてくる。SDとビルドファイターズが合わさること自体は謎のジャンルだが、「なぜ成立するのか」を考えると、これ以外の形があったのかという気すらしてくる。
特に刺さったシーン
中村悠一のフェリーニが、SDになってもちゃんとフェリーニだったシーン全般で笑ってしまった。声が本人なのでSDキャラの見た目との落差が激しく、「声でこんなに成立するんだな」という当たり前のことを再確認させられる。2回目に見たとき、この落差を意識して構成していることに気づいてさらに笑えた。
悠木碧のミホシは本編への出番が少ないキャラクターだが、こういう特典映像での「ちょっと出てくる」感がかえって印象に残る。SDになってもあの声で話すので、一瞬で誰だかわかる。それが面白いのか不思議なのかよくわからないまま2回見た。
4分という尺の都合上、ストーリーらしいストーリーは展開しない。「このキャラたちをSDで動かしたらどうなるか」という実験が淡々と続く。その淡々とした構成が逆に性に合った。盛りすぎない特典映像は、それだけで価値がある。本編で真剣に戦っていたキャラたちがSDでふざけている、その振り幅そのものが見どころだと思う。
読んで見たくなったら——『ガンダムビルドファイターズ「SD騎士ファイターズ」』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ガンダムビルドファイターズ本編を通しで見た人(前提条件として)
- SD系ガンダムコンテンツへの親しみがある人
- Blu-rayボックスを買ったら特典映像もすべて確認する派
- 声優陣のオフトーンな演技を楽しめる人、本編と違うモードで動くキャラが見たい人
- 4分という尺を短いとは思わず、密度で評価できる人
合わない人
- 本編未視聴でこの特典だけ見ようとしている人(キャラが誰かわからないと何も起きない)
- SDデフォルメのビジュアルが根本的に受け付けない人
- 特典映像にもストーリーを求める人
- 本編の熱量や感動を求めて再生してしまった人
次に見るなら
ガンダムビルドファイターズ Tryは本編の続編で、本作キャラクターたちの後日談にあたる。SDスピンオフで笑ったあとに本編系譜を追いたくなるなら、まずここから入るのが素直な順番だと思う。
SDガンダムワールド 三国創傑伝は、SDフォーマットを本格的なシリアス展開で使い切った作品。「SDなのに全然笑えない」という方向性を知ると、本作のコメディ特化の立ち位置が相対化されておもしろい。SDにも振り幅があるということがわかる。
ガンダムビルドダイバーズはビルドファイターズの精神的後継シリーズ。プラモ+対戦というコンセプトを別世代で再構築した作品で、こちらにも本作のようなコアファン向けの遊びが随所に仕込まれている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ガンダムビルドファイターズ「SD騎士ファイターズ」』は、現在dアニメストアで視聴できます。Blu-ray特典映像という希少な作品ながら配信で手軽にチェックできるのは嬉しいポイントです。本編『ガンダムビルドファイターズ』と合わせて楽しむと、より一層コメディの魅力が伝わります。