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ひなこのーと
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Passione |
日本語訳 田舎に住む口下手なヒナコは、人と自由に話せるようになりたいと願い、高校進学を機に東京へ転校する。演劇部への入部を計画していたが、入居することになった下宿が古本屋だった。そこには本を食べる少女が住んでいた。
作品概要・あらすじ
あらすじ
田舎育ちで極度の人見知りな桜木ひな子は、人前に出ると緊張のあまり身体が固まり「かかし」のようになってしまうのが悩み。そんな自分を変えたい一心で、高校進学を機に東京へと転校してきます。憧れの演劇部に入って自由に話せるようになりたい——そう願って下宿先にやってきた彼女を待っていたのは、古本屋「ひととせ荘」と、そこに暮らす本を食べてしまう不思議な少女くひなや、個性豊かな先輩たちでした。新しい環境で出会った仲間とともに、ひな子が少しずつ成長していく日常を描いた、ほのぼのコメディです。
みどころ・魅力
① かかし化するヒナコの愛らしさ
本作最大の見どころは、緊張すると両手を広げて固まり「かかし」になってしまう主人公ヒナコ。シリアスになりすぎないコミカルな描写で、人見知りという悩みが愛嬌たっぷりに表現されます。少しずつ殻を破っていく彼女の成長も、見守りたくなるポイントです。
② きらら系ならではの癒しの日常
原作は4コマ漫画で、ゆるやかでほのぼのとした空気感が魅力。パステルカラーの柔らかな作画と、肩の力を抜いて楽しめるテンポの良いやり取りが心地よく、一日の終わりにそっと寄り添ってくれるような癒し系作品に仕上がっています。
③ 個性豊かな下宿の仲間たち
本を食べる少女くひなをはじめ、しっかり者の先輩や面倒見のよい大家さんなど、「ひととせ荘」に集う面々はみんな個性的。賑やかな下宿でのにぎやかな掛け合いと、少しずつ深まっていく仲間との関係性が、物語に温かな彩りを添えています。
キャスト・声優一覧














スタッフ
| 監督 | 喜多幡徹 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 浦畑達彦 |
| キャラクターデザイン | 植田和幸 |
| 音楽 | 橋本由香利 |
| 美術監督 | 中村嘉博、本多敬 |
| 音響監督 | 稲葉順一 |
| OP | 劇団ひととせ「あ・え・い・う・え・お・あお!」 |
| ED | 劇団ひととせ「かーてんこーる!!!!!」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
田舎から出てきた口下手な子が東京の高校に転校して、なぜか古本屋の下宿に転がり込む。あらすじだけ読むと、よくある日常系の入り口に見える。最初は作業のBGM代わりに流すつもりで再生したら、思っていたより手が止まった。喋るのが苦手な子が「演じる」世界に足を踏み入れる、という芯が、ゆるい絵面の下にちゃんと埋まっている。2回目に見たときは、ひな子の挙動不審な「間(ま)」が全部あとの伏線みたいに見えてきて、序盤の印象がだいぶ変わった。ゆるい。ゆるいんだけど、ただ可愛い子が転がっているだけの作品ではない。そこに気づいてからは、わりと真顔で最終話まで付き合っていた。
うまく喋れない子が、「誰か」を演じることで言葉を取り戻す話
この作品、表向きは可愛い女の子たちが下宿でわちゃわちゃする日常系だ。でも芯にあるのは、もう少し不器用なテーマだと思っている。ひな子は人と自由に話せるようになりたくて、わざわざ東京まで出てきた。そのための手段に選んだのが演劇、つまり「自分以外の誰かを演じること」だった。ここがちょっと倒錯していて面白い。素の自分では言葉が出てこない子が、台本という他人の言葉を借りた途端に声を張れるようになる。自分を外に出すために、一回自分を手放す。遠回りなのに、たぶんそれが彼女にとっては唯一まっすぐな道なんだろう。
人形劇めいた「自分じゃないもの」に喋らせる場面が出てくるのも、たぶん偶然じゃない。人形という緩衝材を一枚はさむと、本音が外に出せる。あれはひな子が「役」を借りて言葉を取り戻すのと、まったく同じ構造をしている。本を食べてしまう真雪にしても、他人の言葉を文字どおり体に取り込んでいるわけで、この下宿は全員どこかで「自分の言葉を持てない問題」を抱えている。そういう目で見ると、ただの空気系に見えた日常が、少しずつ別の温度を帯びてくる。
単なる「内気な子の成長物語」と要約してしまうと、たぶん大事なところがこぼれる。この作品が描いているのは、成長して堂々と喋れるようになる話ではなく、喋れないまま、それでも誰かと繋がる回路を見つけていく話だ。劇的に克服しないところがいい。最後までひな子はひな子のままで、ただ立てる場所が一つ増える。その控えめさを、この作品はちゃんと肯定している。
特に刺さったシーン
終盤、ひな子が人前で言葉を絞り出す展開。ここの市道真央の芝居が良かった。普段の台詞は語尾が消え入って、息と言葉の境目がずっと曖昧なのに、その場面だけ声の芯が一段だけ前に出る。劇的に上手くなるわけじゃない。ほんの数センチ前進したのが声でわかる、くらいの加減で、そこが妙にリアルだった。「ここで声が届いたとき、思わずこっちまで肩の力が抜けた」という種類の良さがある。
脇のアンサンブルも効いている。本に齧りつく真雪を演じる小倉唯の、現実から半歩浮いたふわふわした発声。夏川くいな役の富田美憂が放り込んでくる勢いのあるツッコミ。中島ゆあ役の高野麻里佳の、ちょっと背伸びした世話焼きの口ぶり。この四人の声の温度差が、ひな子の頼りなさをやわらかく受け止める緩衝材になっている。誰か一人が突出するんじゃなく、声の集合として下宿の空気ができている。そこを聴くのが楽しい作品だ。
読んで見たくなったら——『ひなこのーと』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 日常系の「ほとんど何も起きなさ」に、ちゃんと癒される人
- 不器用な子がほんの数センチだけ前に進む話に弱い人
- 声優の芝居、特に間の取り方や息づかいを細かく味わいたい人
- 古本屋の下宿という舞台設定の、埃っぽい居心地の良さが好きな人
合わない人
- 明確な目的や、はっきりした起伏のあるストーリーを求める人
- 序盤で世界観や設定をきっちり説明してほしい人
- キャラの可愛さより、設定の整合性や理屈を重視する人
次に見るなら
同じ下宿・同じ空気の温度が好きなら、まずはこみっくがーるず。引っ込み思案な子が共同生活と創作を通じて少しずつ顔を上げていく話で、「不器用なまま前に進む」手触りがひなこのーとと近い。刺さる人はそのまま刺さると思う。
とにかく可愛い子たちのゆるい日常に浸りたいならご注文はうさぎですか?。古い喫茶店という、生活感のある箱の中で時間がゆっくり流れる感じが共通している。物語の起伏より空気を味わうタイプの作品だ。
「表現すること」のテーマをもう少し追いたいならステラのまほうもおすすめ。こちらは同人ゲーム作りが題材で、自分の好きを形にして人に届けるまでの、もどかしくて愛おしい距離感を描いている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『ひなこのーと』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4つの配信サービスで視聴できます。アニメに特化したdアニメストアはもちろん、幅広い作品をそろえるU-NEXTやHulu、DMM TVでも配信されているため、ご自身が利用中のサービスから手軽に楽しめます。ほのぼのとした癒しの日常を、お好きな環境でゆっくりご覧ください。
よくある質問
まとめ
『ひなこのーと』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4つの配信サービスで視聴できます。アニメに特化したdアニメストアはもちろん、幅広い作品をそろえるU-NEXTやHulu、DMM TVでも配信されているため、ご自身が利用中のサービスから手軽に楽しめます。ほのぼのとした癒しの日常を、お好きな環境でゆっくりご覧ください。
