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賭ケグルイ××
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | MAPPA |
私立百花王学園で、夜見山愛美の人気が高まる一方、生徒会の評判は低下する。権力が弱まる中、生徒会長・桃伊キラリは次期会長選挙に賭けることで権力図式の再構築を試みる。全員が1枚のチップを持って始まり、終了時に
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配信状況まとめ
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
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| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
作品概要・あらすじ
あらすじ
私立百花王学園では、ギャンブルで人気を集める夜見山愛美の台頭により、生徒会の権威が揺らぎ始めていた。危機感を抱いた生徒会長・桃伊キラリは、次期生徒会長を決める選挙そのものをギャンブルに変えることを宣言。全生徒が1枚のチップを持ち、勝負を重ねてチップを集めた者が会長候補になれる「生徒会長選挙」が幕を開ける。命がけの心理戦と欲望が渦巻く、狂喜に満ちた権力争いが始まる。みどころ・魅力
① 生徒会長選挙という新たな賭けの舞台
前作で確立された「賭け狂い」の世界観を継承しつつ、今作では学園全体を巻き込む選挙戦という新軸が加わる。チップをめぐる駆け引きは一対一の勝負を超え、複雑な多人数戦へと発展。スケールアップした権力ゲームが視聴者を飽きさせない。② 個性豊かなギャンブラーたちの心理戦
新たな強敵・ライバルが次々と登場し、それぞれ独自のギャンブルスタイルと狂気を持つ。表情・動作・台詞のすべてで感情を爆発させるキャラクター描写は本作最大の見せ場であり、誰が何を企んでいるかを読み解く楽しさが詰まっている。③ 爽快感とスリルを両立するテンポの良さ
1クール全12話の中で密度の高いギャンブル勝負が連続するため、中だるみがなく一気に観られる。緊張と解放のリズムが巧みで、結末が予測できない展開が続くため、次話への引きが強いのも魅力のひとつ。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 林祐一郎、松田清 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 小林靖子 |
| 原作 | 河本ほむら |
| 原案キャラデザ | 尚村透 |
| キャラクターデザイン | 秋田学 |
| 音楽 | TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND |
| 美術監督 | 松田春香 |
| 音響監督 | 藤田亜紀子 |
| OP | JUNNA「コノユビトマレ」 |
| ED | D-selections「AlegriA」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1期を見終えたとき、正直「もういいかな」と思っていた。ギャンブルの面白さというより、蛇喰夢子の顔芸を延々と見せられた12話という印象で、それはそれで楽しかったのだが、続きを追いかけようという気にはなれなかった。それが2期を見るはめになったのは、早見沙織がラジオか何かで話していたのを聞いたのがきっかけだ。あの声優が夢子を演じることにどれだけ本気でいるか、という話を聞いてしまったら、もう一度スイッチを入れるしかない。
で、実際に見てみると——あ、これ1期より好きかもしれない。生徒会長選挙という軸が加わったことで、「誰が誰に賭けるか」という人間関係の地図が一気に複雑になる。2回目を見たときに気づいたのは、序盤のさりげない会話にすでに伏線が埋め込まれていて、終盤の展開を知った状態で見ると全然違う顔をしているということだ。顔芸アニメだと思って見始めると、意外と設計がちゃんとしている。
「賭ける側」でいることが、この学園では唯一の自己証明になる
賭ケグルイ××が描いているのは、ギャンブルの駆け引きではない。それはあくまで手段で、本当に映しているのは「自分が何者であるかを証明するために何かを差し出さずにいられない人間」の話だ。
2期で選挙という構造が入ってくることで、これがより明確になる。票を集める行為はそのままギャンブルと同じ論理で動いていて、誰もが自分の価値を「賭け」によって測ろうとしている。桃伊キラリが選挙を「賭け」に変換しようとする動機は、権力維持ではなく、むしろ逆で、賭けの外に出てしまうと自分が何者かわからなくなるという恐怖に近い。沢城みゆきが演じる桃喰リリカも同じ構造を持っていて、あのキャラクターの表向きの余裕の裏に、「負けたら消える」という切迫感が透けて見える。沢城みゆきがそこをどう演じているかというと、過剰にしないんですよね。台詞の端々に、ほんの少し力が入る瞬間がある。それが怖い。
夢子がなぜ「賭ける側」でい続けられるかというと、彼女は証明しなくていいからだ。負けることへの恐怖がそもそもない。だから周囲の人間がどれだけ自己証明のために消耗しても、夢子だけが純粋に「賭けの快楽」を享受できる。この非対称性が、このシリーズを単なる頭脳戦ものと違うものにしている。夢子は怪物ではなく、他の全員が抱えている「何かを証明しなければ」という強迫から、たまたま自由なだけだ。
2期でその対比が一番はっきり出るのは、上田麗奈が声を当てているウルルミアが絡む場面だ。あのキャラクターは「賭けることへの意味」を外から問いかける位置に置かれていて、上田麗奈の声質——少し宙に浮いたような、感情の輪郭がぼんやりしている感じ——がその役割にひどく合っている。初見では「変なキャラだな」と思って流したシーンが、2回目だと全部違う重さで見える。
特に刺さったシーン
終盤、夢子が明らかに不利な状況に追い込まれているにもかかわらず、顔がにやけているシーンがある。早見沙織の演技がここで一段階上がる。普通に怖い声なのに、声のトーンとしては楽しんでいる。この二つが同居しているのが早見沙織の夢子で、テキストで説明すると「サイコパス」で終わるところを、演技で「この人は本当にこれが好きなんだ」という説得力に変えている。顔芸アニメと言ったが、顔芸を成立させているのは声だ、というのを2回目で強く感じた。
もう一つは、細谷佳正演じる尾喰いばらが動く場面。細谷佳正はああいう「飄々としているが実は腹が読めない男」を演じると抜群に上手くて、声だけで「この人何考えてるんだろう」という不安感が出る。序盤は完全に脇役として流していたのに、中盤以降の動き方を見てから見返すと、最初から全部わかってやってたんじゃないかという気がしてくる。
読んで見たくなったら——『賭ケグルイ××』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ギャンブルのルール説明よりキャラクターの「顔」で見るアニメが好きな人
- 声優の演技の細部を拾いながら見るのが習慣になっている人
- 早見沙織・沢城みゆきのファンで、この二人が同じ作品でぶつかるのを見たい人
- 1期を見終えて「悪くないけど物足りない」と思った人(2期の方が構造がしっかりしている)
合わない人
- ギャンブルの戦略・確率の話として楽しみたい人(この作品はそこをほぼやらない)
- 主人公が苦境に立たされる展開が好きな人(夢子は基本的に苦しまない)
- 感情移入できるキャラクターが必要な人(全員どこか壊れているので共感のフックが少ない)
- 露出・扇情的な演出が苦手な人(原作由来の表現が多数ある)
次に見るなら
嘘喰い(2011、OVA)——ギャンブルで人間の欲を暴くという意味では同じ系譜に属している。こちらはルール面の精度が高く、「頭脳戦として楽しみたかった」という賭ケグルイへの不満をそのまま解消してくれる。原作漫画の方が長いので、入口としてOVAから試すといい。
プリンセス・プリンシパル(2017)——権力構造の中で女性キャラクターたちがそれぞれの思惑を隠しながら動く、という構造が近い。大久保瑠美が出演していることもあり、声の聞き比べという楽しみ方もできる。こちらはシリアスな世界観なので、賭ケグルイの過剰さが好きな人には物足りないかもしれないが、「キャラクターの腹の中が読めない感じ」を別のジャンルで味わいたいなら合う。
selector infected WIXOSS(2014)——カードゲームを通じて少女たちが欲望と引き換えに何かを失っていく構造は、賭ケグルイよりずっと暗い。「賭ける行為に人格が滲み出る」という部分だけを抽出して、全体の雰囲気を反転させたような作品。上田麗奈のファンは特に。
よくある質問
まとめ
『賭ケグルイ××』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflixの4サービスで配信中のため、普段使いのサービスからすぐに視聴できる。前作『賭ケグルイ』も同様に主要配信サービスで観られるので、続けて一気見するのがおすすめだ。複数の配信サービスで対応しているため、無料トライアル期間を活用して視聴するのも手軽な方法のひとつ。
