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キスダム -ENGAGE planet-
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | オリジナル |
紀元2031年、人類は繁栄を享受していたが、ハーディアンと呼ばれる奇妙な生命体が現れる。彼らは急速に増殖し、人類を襲撃し始める。対抗措置として、人類はN.I.D.F.を組織し、ハーディアンを調査し自らを守る。戦闘機パイロットの相馬修がこの生命体との戦闘に関わり始める。地球の一流科学者の一人であるユーノ・ルリカも関わることになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
紀元2031年、急速な繁栄を謳歌していた人類の前に、「ハーディアン」と呼ばれる謎の生命体が突如出現する。凄まじい勢いで増殖しながら人類を襲うハーディアンに対抗すべく、人類は特殊組織N.I.D.F.を設立。戦闘機パイロットの相馬修は、その最前線でハーディアンとの死闘に身を投じていく。やがて彼は、世界的な科学者・ユーノ・ルリカとともに、この未知の脅威に隠された真実へと迫っていく。みどころ・魅力
① 謎の生命体「ハーディアン」が生み出す独自の緊張感
従来のロボットアニメとは一線を画す「正体不明の生命体」を敵に据えた設定が本作最大の特徴。機械的な敵との戦闘とは異なり、生態も目的も不透明なハーディアンの存在が、物語全体に独特の不安感と緊張感をもたらしている。② 戦場の最前線で交わる、兵士と科学者の視点
パイロットとして命を懸けて戦う相馬修と、科学者として真実を追うユーノ・ルリカ。異なる立場から同じ脅威に向き合う二人の交差が、物語に奥行きを与える。軍事アクションとSFミステリーが同時に楽しめる構成となっている。③ 2007年代メカアニメならではの熱量あるバトル演出
戦闘機を中心とした空戦シーンや、スケール感あるSFアクションが見どころ。2000年代中期のメカアニメらしい力強い作画と演出で、ハーディアンとの戦闘が描かれており、当時のアニメファンには懐かしく、初見には新鮮に映る。キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | 佐藤英一 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | すしお |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | TWO-MIX「時空を超えて」 |
| OP | II MIX⊿DELTA「A Runner At Daybreak」 |
| OP | II MIX⊿DELTA「時空を超えて The Second Chapter」 |
| ED | ステファニー「時空を超えて」 |
| ED | ステファニー「君がいる限り」 |
| ED | ステファニー「because of you」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「キスダム」というタイトル、どこかで聞いた気がしていた。2007年の作品で、ちょうどリアルタイムで追うには忙しかった時期に放送していたやつ。名前だけが記憶の端っこに残っていて、ある夜に2000年代のSFメカを掘り返していたとき、そういえばこれ見てなかったと引っ張り出した。
見始めてまず思ったのは、「2007年のアニメってこういう質感だったよな」という懐かしさだった。CGと作画の融合がまだ試行錯誤していた時代の、あの独特の画面。中村悠一と小野大輔がキャストにいると知って、それだけで少しテンションが上がった。2回目を見ると、序盤に流していたシーンにちゃんと意味があることに気づく。初見ではわからなかった情報が画面に埋まっていた。
「敵」に名前をつけた瞬間に、人類は何かを失っている
キスダムの中心にあるのは、ハーディアンという存在だと思う。生命体なのか、現象なのか、最初はよくわからないものとして登場して、人類側が「ハーディアン」と分類した瞬間から戦争が始まる。この構図は2007年当時にはそこまで珍しくなかったかもしれないけど、今見ると妙に刺さる部分がある。
N.I.D.F.を組織して、パイロットを訓練して、科学者を動員する——人類の対応はどこまでも「わかっているものへの対処」の形を取る。相馬修という戦闘機パイロットが前線に立ち、ユーノ・ルリカという科学者が背後で解析する構図は、ある種の「役割分担で世界を理解しようとする試み」だ。ところが相手はそういう枠に収まらない。増殖し、変容し、こちらの想定を外れ続ける。
この「名前をつけたのに制御できない」感覚が、この作品を単なる人類対エイリアンの戦記物にしていない理由だと思う。ハーディアンとの戦いを通じて描かれているのは、むしろ「人間が理解できないものにどう向き合うか」という問いで、それは2031年の話でありながらどこかでリアルに聞こえる。
水樹奈々が演じる「ホームページ」というキャラクターの名前が象徴的だった。人の名前としては異質な、記号的な響き。2007年の文脈でその名前を持つ存在がどう機能するのかは見ていくうちにわかってくるが、最初にその名前を聞いたとき、この作品はただのメカSFじゃないと直感した。世界観の中で「名前」と「存在」の関係に意識的なんだと。中井和哉が演じるガルナザルという役も含め、人間側とそうでない側の境界線がどこにあるのか、見るたびに少し違う見え方をする。それが2周目以降の面白さでもある。
特に刺さったシーン
序盤の戦闘シーン——相馬修が初めてハーディアンと交戦する場面が強く残っている。戦闘機のコックピットから見る敵の動きが、既存の「敵機」のそれじゃない。軌道予測が意味をなさないような挙動で、熟練パイロットとしての技量が通用しない恐怖が、中村悠一の声の変化だけで伝わってくる。普段はどこか余裕のあるトーンを持つ声優なので、その余裕が崩れる瞬間の落差が効く。
小西克幸の真崎というキャラクターは、中盤以降に見え方が変わってくる。序盤は背景に溶け込んでいるように見えて、ある場面でいきなり存在感が前に出てくる。そこでの小西克幸の芝居は感情を抑制した中にある圧を感じるタイプで、声だけで「この人物は何かを知っている」と思わせる。
小野大輔が担当するキャラクターが序盤から醸し出す空気感も引っかかった。何かを抱えている人間の「軽さの演技」が上手くて、見ているうちに「この軽さはいつ崩れるんだろう」と引っ張られる。2周目で序盤の台詞を聞き直すと、最初と違う意味に聞こえてくる場面がある。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2000年代の国産SFメカアニメを「あの時代の質感ごと」楽しめる人
- 中村悠一・小野大輔・水樹奈々のキャリアを掘り返している人
- 敵の正体が最初からわからない系のSFが好きな人
- 世界観構築に時間をかけた作品を、後半の回収込みで評価できる人
合わない人
- 序盤の情報量の多さで離脱しやすい人(世界観の説明が多め)
- スピード感のある展開を序盤から求めている人
- 定額配信で気軽に見たい人(現時点で全配信サービス対象外、DVD入手が必要)
- メカデザインやバトル作画に2007年以降の水準を求めている人
次に見るなら
蒼穹のファフナー——正体不明の存在と戦う人類、閉塞した組織、個人と集団の葛藤という構造がよく似ている。キスダムの雰囲気が好きなら序盤の重さも受け入れられるはず。こちらは感情の振れ幅がさらに大きく、シリーズを通して見ると後半の密度が段違いになる。
ラーゼフォン——2002年の作品で、「敵とは何か」「人間とは何か」を問いながらメカバトルを絡める点が近い。2000年代初頭の国産SFアニメが持っていた哲学的な重さを、より整理された形で味わいたいならこちら。キスダムより世界観の見通しがいいので、とっつきやすい。
エウレカセブン——2005年。スカブコーラルという「わからない存在」と人類の関係という点でテーマが重なる。感情の振れ幅と青春要素はキスダムより大きいが、あの時代のSFメカが好きなら外れない一本。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では本作の配信サービスは確認されていません。視聴を検討される場合は、DVDやBlu-rayなどのパッケージ購入・レンタルをご利用ください。今後配信サービスへの追加が始まる可能性もありますので、各サービスの新着情報もあわせてご確認いただくことをおすすめします。