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政宗くんのリベンジ OVA
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | SILVER LINK. |
漫画第10巻に付属するオリジナルアニメディスクの特別エピソード。漫画の「その後の物語」を描く。
作品概要・あらすじ
あらすじ
かつて「豚足」と呼ばれた肥満児・政宗は、初恋の相手・愛姫に告白を断られた屈辱を胸に、努力でイケメンへと生まれ変わった。彼女を惚れさせて振ってやるという「リベンジ」を誓って近づくが、いつしか二人の距離は縮まっていく――。本作は漫画第10巻に付属したオリジナルアニメディスクの特別エピソードで、本編のその後を描く番外編。テレビアニメでは語られなかった政宗と愛姫、そして個性豊かな仲間たちの日常を、原作者監修のもとで映像化した、ファン待望の追加ストーリーです。みどころ・魅力
① 原作コミックス付属だけの特別なその後
テレビシリーズでは描かれなかったエピソードを補完する番外編で、原作ファンにとっては「続きが映像で見られる」貴重な一本。本編を追いかけてきた人ほど、キャラクターたちのその後の関係性に思わずニヤリとさせられる構成になっています。② 政宗と愛姫の距離感の変化
復讐心から始まったはずの関係が、回を追うごとに甘酸っぱいラブコメへと変わっていく過程が本作最大の魅力。OVAでは二人の照れや駆け引きがより近い距離で描かれ、本編で芽生えた感情の続きを存分に楽しめます。③ 短尺に凝縮されたコメディのテンポ
OVAならではのコンパクトな尺に、シリーズらしいキレのいいギャグとツッコミがぎゅっと凝縮。日常系コメディとしての軽快なテンポは健在で、肩の力を抜いてサクッと笑える一本に仕上がっています。キャスト・声優一覧




















スタッフ
| 原作 | 竹岡葉月 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | Tiv |
| OP | 大橋彩香「ワガママMIRROR HEART」 |
| ED | 超チョ「Elemental World」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、これ単体で見る人はまずいない。漫画第10巻に付いてきたオリジナルアニメディスクの特別編で、立ち位置としては本編TVシリーズの「続き」というより、原作を追ってきた人へのご褒美に近い。だから最初に手を出すものではなく、本編を見終えて「あの二人のその後が気になる」と思った人がたどり着く場所だ。私もそのクチで、TVシリーズには妙な思い入れがあったから一応見る、くらいの温度で再生した。最初は20分そこらの番外編に何を期待しろと、と斜に構えていたんだけど、見始めて数分で「ああ、この距離感だ」と肩の力が抜けた。2回目に見たときのほうが、むしろ細部がいちいち効いてくる。本編という前提を共有しているからこそ成立する、内輪のあたたかさみたいなものがある。
復讐で始まった関係が、復讐を忘れていく話
そもそも政宗くんのリベンジは、太っていた過去をいじめられた少年が痩せて見た目を作り直し、相手を惚れさせてフッてやるという、わりと業の深い動機から始まる物語だった。承認欲求とコンプレックスを燃料にして他人に近づく——構造だけ取り出せば、けっこう歪んでいる。だからこの作品の本当の見どころは、その歪んだ出発点が、長く一緒にいるうちにどう溶けていくかにあると私は思っている。
このOVAが「その後」を描くという時点で、もう答えは半分出ている。復讐のために磨いた自分が、いつの間にか復讐とは関係ない理由で相手の隣にいる。最初の動機なんて、もう本人すら持て余している。番外編という軽い枠だからこそ、シリアスな種明かしを背負わずに、ただ二人が当たり前のように同じ時間を過ごしている画を出せる。本編であれだけ駆け引きと意地の張り合いをやってきた連中が、特に何を達成するでもなく、くだらない理由でやり合っている。その「特に意味のない時間」こそが、復讐という目的を完全に置き去りにした証拠なんだと思う。
劣等感から始まった関係が、劣等感を必要としなくなる。痩せて手に入れたはずの自信が、本当は見た目じゃないところで育っていた。本編を一気見した人ほど、この番外編の「何も起きなさ」が効く。事件で関係を進めるフェーズはもう終わって、ただ続いていく日常に着地した——そのことを、説明ではなく空気で見せてくる。単なるファンサービスのおまけと侮ると、案外この作品のテーマの着地点をいちばん正直に映しているのはこっちかもしれない、と2回目で思い直した。
特に刺さったシーン
やっぱり花江夏樹の政宗が良い。本編からそうだけど、強気な啖呵を切った直後に素が漏れる、あの落差の付け方がうまい。番外編の短い尺だと演技を盛る余裕がないぶん、声だけで「こいつ実はテンパってる」が伝わってくる。序盤のなんでもないやり取りで、強がりの語尾がほんの少し上ずる瞬間があって、思わず巻き戻した。
そして水瀬いのりの吉乃。表向きの可愛さの下にひと癖もふた癖もある女の子を、声の温度の出し入れだけで成立させている。終盤のやわらかい場面で、それまでの小悪魔めいたトーンがふっと抜けて素の声になるところがあって、ここで関係性の到達点を全部持っていかれた。あと早見沙織の小十郎が一言二言入ってくるだけで画面が締まるのは、もうずるい。短い出番でも空気を変える人だ。本編の声で、本編の関係のその後を聞ける——番外編の価値って、結局そこに尽きる。
読んで見たくなったら——『政宗くんのリベンジ OVA』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 本編TVシリーズを見終えて、あの二人の「その後」が気になっている人
- 事件より、関係が落ち着いたあとの何でもない時間のほうが好きな人
- 花江夏樹・水瀬いのりの掛け合いを、もう少しだけ聞いていたい人
- 原作漫画を追っていて、付属ディスクの立ち位置を分かった上で見る人
合わない人
- このOVAから政宗くんのリベンジに入ろうとしている人(前提知識がないとほぼ置いていかれる)
- 番外編にも明確な事件・大きな展開を求める人
- 復讐という設定のヒリつきこそが好きで、それが解けた後の空気に興味がない人
次に見るなら
順番として大前提だけど、これを単体で見てしまった人はまず政宗くんのリベンジのTVシリーズへ。痩せて作り直した自分で復讐に挑む歪んだ出発点を踏まえてから戻ってくると、この番外編の温度が何倍にもなる。
プライドと意地のぶつかり合いから始まる関係性が好きならかぐや様は告らせたい。素直になれない二人が、駆け引きの果てにだんだん自分の本音を持て余していく感じは、政宗くんと同じ病を別の角度から描いている。
ひねくれた主人公の独白と、距離感がゆっくり変わっていく青春劇が刺さるならやはり俺の青春ラブコメはまちがっている。。承認とコンプレックスを抱えた人間の関係が、事件ではなく時間で進んでいくところに、近いものを感じるはずだ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「政宗くんのリベンジ OVA」は、dアニメストア・U-NEXT・Huluの3つのサービスで視聴できます。アニメ専門のdアニメストアはもちろん、見放題作品が豊富なU-NEXTやHuluでも配信されているので、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめます。本編とあわせて一気に視聴したい方にもおすすめです。



