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マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド
| 放送年 | 2024年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 6話 |
| 原作 | その他 |
ゾンビパンデミックで世界が崩壊した。主人公・天野美琴は記憶を失った状態で目覚め、6人の少女に匿われる。しかし衝撃の事件が発生—美琴と共に匿われた男が殺害され、犯人は彼女たちの一人だった。東急歌舞伎町タワーに舞台を移し、封鎖された建物内で謎と秘密が次々と明かされていく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ゾンビパンデミックによって世界が崩壊した近未来。記憶を失った状態で目覚めた少女・天野美琴は、6人の少女たちに保護される。しかし平穏もつかの間、彼女たちと共に匿われていた男が何者かに殺害された。犯人は、共に生き延びようとしていた少女たちの中にいる。生存をかけて封鎖された東急歌舞伎町タワーへと舞台を移し、謎と秘密が次々と明かされていく密室サバイバルミステリー。みどころ・魅力
① ゾンビ×クローズドサークルという二重の恐怖
外はゾンビで溢れ、中には殺人犯がいる。「外に逃げられない」密室状況でのサバイバルとミステリーを同時に描く二重構造が本作最大の特徴。どこへ逃げても死が迫るという絶望的な設定が、サスペンスの緊張感を極限まで高めています。② 記憶喪失の主人公が解き明かす真実
何も覚えていない状態から始まる天野美琴の視点は、視聴者と同じ目線で謎を追う構造になっています。彼女の記憶が戻るたびに事件の輪郭が変わり、「犯人は誰か」だけでなく「美琴とは何者か」という二重の謎が物語を牽引します。③ 少女たちそれぞれの秘密と人間ドラマ
互いを信じられない極限状況に置かれた6人の少女たちは、それぞれ隠された背景と動機を持っています。疑心暗鬼が生み出す心理戦と、それでも生き残ろうとする絆のドラマが交錯し、キャラクター描写の厚みがホラー以上の没入感を生み出しています。キャスト・声優一覧














スタッフ
| 監督 | 石井友博 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 川上亮 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルに「マーダーミステリー」って入ってるのを見て、最初はボードゲームのあれかと思った。ここ数年でテーブルトップのマーダーミステリーゲームが流行ってるから、そっちのメディアミックスかな、と。でも蓋を開けたらゾンビパンデミックと密室殺人が混ざった、わりとえぐい方向性の作品だった。
序盤の数話を見た段階での印象は「設定を詰め込みすぎじゃないか」だった。ゾンビもので記憶喪失の主人公が少女たちに匿われて、そこで仲間割れ殺人が起きる——一つ一つはジャンルとして確立されてるけど、組み合わせることで逆に焦点がぼやけないかという不安。2回目に見直したとき気づいたのは、その「ぼやけ」が意図的だということ。主人公・美琴の混乱と視聴者の混乱を同期させる構造になっていた。記憶を持たない主人公の目線で世界を見るから、情報が小出しになるのは必然で、最初の「わかりにくい」はそのまま作品の設計だった。
「信頼できる人間」がいない閉鎖空間で、それでも手を繋ごうとする話
表向きはゾンビ×密室ミステリーだけど、この作品が本当に問いかけているのは「誰かを信じることの不可能性と、それでも信じざるを得ない状況」だと思っている。
東急歌舞伎町タワーという実在の建物を舞台にしたのは単なるロケ地の話ではない。現実に存在する空間を使うことで、「ここは非日常の架空世界」という逃げ道を視聴者から奪っている。ゾンビに囲まれた封鎖ビルの中で、一緒にいる仲間のうちの一人が殺人犯——という状況は、信頼の前提が根本から崩れた状態だ。
通常のミステリーなら「犯人を特定して終わり」でいい。でもこの作品の残酷なところは、犯人を見つけたとしても、ゾンビに囲まれた外には出られないという点にある。状況が解決しないまま、犯人かもしれない人間と同じ空間に居続けなければならない。それは「信頼」ではなく「共依存」に近い状態で、人間が極限状態でどうつながるかの話として読める。
美琴が記憶を失っていることの意味も、この文脈で効いてくる。「自分が何者か」を知らない人間は、他者への先入観も持たない。全員が等しく「知らない人」であるとき、信頼の芽はどこから生えてくるのか。そういう問いを、ゾンビという外圧とミステリーという内圧で挟んで炙り出している構造だと思う。
特に刺さったシーン
序盤、美琴が目を覚ましたとき周囲を囲む少女たちの表情がそれぞれ違う、あの数秒のカットが好きだった。全員が「助けてあげた側」のはずなのに、不安・警戒・好奇心・疲労感がバラバラに存在している。仲間感がない。あの第一印象で、この集団がいかに「偶然集まっただけ」かを説明なしで伝えていた。
Lynnが演じる久世蘭奈の声の使い方が特徴的で、感情が高ぶる場面よりも抑えている場面のほうが怖い。100本以上の出演作を積んできた声優の「抑制の演技」というのは、ちゃんとそこに感情があって削いでいるとわかる。久世が何かを知っているのかどうか、前半の段階では判断できないように設計されていて、Lynnの演技がその曖昧さを支えていた。
安野希世乃演じる児玉夕については、対照的に「出し方」の演技が印象に残った。感情を隠せない、隠し方を知らないタイプのキャラクターで、そのぶん反応が素直すぎて逆に読めなくなる瞬間があった。「素直すぎる人間は信用できる」という先入観を逆手に取った配役だったと思う。
読んで見たくなったら——『マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ゾンビものは「外の脅威」より「内側の人間関係」が好きな人
- 密室ミステリーに閉塞感の美学を感じる人
- 「全員が怪しい」状態の群像劇が好きな人
- LynnまたはLynn×安野希世乃の共演に弱い人
- 1話ごとにひっくり返される展開を楽しめる人
合わない人
- ゾンビアクションをメインで期待している人(戦闘シーンは少ない)
- 謎が段階的に開示されることへの我慢が効かない人
- キャラクターへの感情移入を先にしたい人(序盤は意図的に距離がある)
- ホラー演出の暗部・グロ描写が苦手な人
次に見るなら
another——閉鎖的なコミュニティの中で「誰かが異物」という設定の不安感が近い。ホラーとミステリーの比率もマーダーミステリー・オブ・ザ・デッドと似ていて、見た後に同じ疲労感が残る。ゾンビがいない分、心理的な圧力に集中できる。
進撃の巨人——外部の脅威に囲まれた閉鎖空間で、仲間のはずの人間が信用できないというテーマが重なる。スケールは全然違うけど、「信頼の崩壊と再構築」を長い時間をかけて描いている点でこちらに興味が出た人には入り口になれる。
ひぐらしのなく頃に——田舎の閉鎖共同体×仲間割れ×惨劇という構造の元祖的な作品。マーダーミステリー・オブ・ザ・デッドが好きな人は高確率でハマるし、逆にひぐらしを通った人にこそ刺さる部分がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド』はdアニメストア、U-NEXT、DMM TVで視聴できます。複数の主要サービスに対応しているため、すでにいずれかのサービスに加入中であればすぐに視聴を始められます。各サービスの無料トライアルを活用すれば、コストをかけずに作品を楽しめますので、まず気になるサービスの配信状況を確認してみてください。
