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ナースウィッチ小麦ちゃんR
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Tatsunoko Production |
吉田小麦は、不器用だが元気が取り柄の中学2年生。クラスメイトの親友・才王琴奈や、男装アイドルの木更津司と同じようにアイドルとして活動している。しかし、人気急上昇の琴奈や男装時のカリスマ性を持つ司とは異なり、小麦の仕事は低ランクのものばかりだった。
作品概要・あらすじ
あらすじ
不器用だけど元気いっぱいの中学2年生・吉田小麦は、アイドルとして活動する毎日を送っている。親友の才王琴奈は人気急上昇中、男装アイドルの木更津司はカリスマ的な人気を誇るなか、小麦に回ってくる仕事は低ランクのものばかり。そんなある日、小麦は不思議な生き物・ムスカラと出会い、魔法少女「ナースウィッチ小麦ちゃん」に変身することになる。アイドル活動と魔法少女の二足のわらじで奮闘する、笑いあり感動ありのコメディ作品。みどころ・魅力
① 3人の個性あふれるアイドルたちが織りなすドタバタ劇
不器用で空回りしがちな小麦、クールな優等生の琴奈、男装でギャップ萌えを誘う司――三者三様のキャラクターが絶妙なバランスでぶつかり合う。コメディとしての完成度が高く、テンポよく笑いが続く構成はテレビアニメならではの楽しさがある。② 魔法少女×アイドルという二重生活のドタバタ感
アイドルとして売れようと奮闘しながら、魔法少女としての使命もこなさなければならない小麦の二足のわらじ生活がコメディの核心。変身シーンのパロディ要素や小ネタも散りばめられており、アニメファンには刺さる笑いが随所に仕込まれている。③ 音楽・アイドル文化へのリスペクトが光るキャラクターデザイン
2016年のアイドルブームを背景に制作されており、楽曲・ライブ演出・衣装など随所にアイドルコンテンツとしてのこだわりが見える。キャラクターソングや劇中パフォーマンスも見どころのひとつで、音楽面でも楽しめる作りになっている。キャスト・声優一覧


















スタッフ
| 監督 | 川口敬一郎 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 村上桃子 |
| 原案キャラデザ | 渡辺明夫 |
| 音楽 | 山下康介 |
| OP | 巴奎依「Ready Go!!」 |
| ED | 乙女新党「雨と涙と乙女とたい焼き」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルの「R」って何なんだろうと思いながら見始めた。調べると2002年のOVA「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」のリメイクらしい。元のやつも見てないのにRといわれても、という気持ちを抱えたまま1話を再生したわけだが、結果として原作知識はいらなかった。完全な別物として2016年から始まるタイプの作品だった。
第一印象は「アイドル×魔法少女のごった煮を全力でやっている」。小麦が変身するシーンの馬鹿馬鹿しさとテンポの気持ちよさで、気づいたら3話まで見ていた。小麦の仕事のランクが低いとか、同じアイドルなのに格差があるとか、そのあたりのリアルな痛みをちゃんと描きつつ笑いに変えている。2回目に見たとき、序盤のあの「負けてる感」の描写がずっと伏線として機能していたことに気づいた。
「選ばれなかった側」がそれでも続けることの話
この作品を単純なアイドルアニメだと思って見ると少し的を外す。琴奈も司も、それぞれにわかりやすい才能や個性がある。主人公の小麦だけが、圧倒的に「何かが足りない」側として物語に置かれている。仕事のランクが低い、変身のクオリティも安定しない、同じ場所に立っているのに評価が違う。
この構図、アイドルものだから成立するんだよなと思う。アイドル業界というフォーマットは「選ばれること」「見られること」が明確に数値化される世界だ。フォロワー数、仕事の質、ファンの熱量——比較されることを前提に設計されている。そこに「不器用で低ランク」の主人公を置くのは、かなり意地悪な構造だ。
だがこの作品がおもしろいのは、小麦がその格差に打ちのめされながらも、派手な逆転劇にするより「それでも続けている」ことの重みで話を動かしていくところだ。魔法少女パートのコメディ性がそのシリアスさの逃げ道になっているが、逃げっぱなしにはしない。小麦の表情がちゃんと「負けてる顔」をしているシーンが何度かあって、伊藤静の演じる三鷹愛(小麦のマネージャー役)が絡む場面でそれが効いてくる。伊藤静はああいう「包んでいるようで核心を突く」タイプのセリフをさらっと通してくるのが本当にうまい。
「諦めない主人公」という概念はアニメに溢れているが、この作品の小麦は「諦め方を知らない」ように見える。才能があって続けているんじゃなく、やめるという選択肢が視野に入っていないタイプだ。それが時々滑稽で、時々しんどい。2016年の作品だけど、この感触はいまでも刺さる。
特に刺さったシーン
小麦が低ランクの仕事をこなして帰ってくる、あの序盤の場面の積み重ねが好きだった。疲れているのに「次がんばろ」と言える顔じゃなくて、ただ黙って帰ってくるだけの画。派手じゃないのに妙に残った。
浪川大輔演じるたぬPが小麦に絡む場面は毎回笑った。浪川さんって「飄々としているのに何か企んでいる」を声だけで出せる人で、たぬPのキャラクターがあのキャスティングでずいぶん立体的になっていると思う。吉野裕行のうさPと三宅健太の松川も含め、Pキャラ勢のやりとりがなんというか「業界のおじさん感」みたいなものをちゃんと持っていて、中学生アイドルが主軸の作品にしては珍しいくらい大人サイドに重量感があった。竹内良太のねこPは出番こそ少ないが、セリフの少ない場面での存在感の出し方が地味にうまくて記憶に残っている。
魔法少女としての変身シーンは毎話ちゃんとお約束をやってくれるので、そのリズムを信頼して見られる。コメディのテンポが崩れないことそのものが、この作品の好きなところだ。
読んで見たくなったら——『ナースウィッチ小麦ちゃんR』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「主役なのに最弱」系の主人公が好きな人
- アイドルアニメに疲れてきたが、ちょっとギャグ寄りなら見られる人
- 浪川大輔・伊藤静・吉野裕行の演技目当てで見るタイプ
- テンポの速いコメディを倍速なしでちゃんと楽しめる人
- 2000年代の魔法少女パロディ文化に思い入れがある人
合わない人
- 「Rといわれても元のを知らない」で入りづらいと感じる人(実際はいらないが、気になり始めると止まらない)
- アイドルアニメに真面目な感動を期待している人
- ギャグのテンポが速すぎると疲れる人
- 主人公が「ちゃんと強くなっていく」描写を重視する人
次に見るなら
同じく「不器用アイドル×変身もの」の文脈で見るなら魔法少女育成計画が対極として面白い。こちらは笑いの成分がゼロで、選ばれた側の重さを容赦なく描いてくる。小麦ちゃんRのコメディ感に慣れたあとに見ると、そのギャップが効く。
低ランクから這い上がるアイドルの話を正面から見たいならアイドルマスター シンデレラガールズがある。小麦と似た「スポットライトの外側」にいる子たちの話を、もっとシリアスなトーンでやっている。声優陣の演技合戦として見ても普通に濃い。
ギャグのリズムと変身シーンの「お約束感」を楽しむ路線で続けるなら魔法少女俺が近い。こちらも元ネタ知識なしで見られる系で、コメディとしての完成度は高い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
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