俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している

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2013俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している

俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している

★ 3.4 / 5.0コメディセクシーラブコメ超自然
放送年2013年
フォーマットTVアニメ
話数10話
原作ライトノベル
制作diomedéa

主人公・天草奏太は「絶対多択」という精神能力を持つ少年。突然頭に現れた多択クイズで、選んだ選択肢が現実になってしまう。例えば学校で上半身か下半身か、どちらが裸になるかを選ばされる。そんな中、新たな選択肢が現れる。「1)美しい女の子が目の前に現れる」という内容だった。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

高校生・天草奏太は「絶対多択」という呪いめいた精神能力に悩まされていた。突如として頭の中に現れる二択クイズ——その選択肢は「上半身が裸になる」「下半身が裸になる」といった常識外れの内容ばかりで、選ばなければ激痛が走るため、どちらかを選ぶしかない。そんなある日、選択肢に「美しい女の子が目の前に落ちてくる」という項目が現れ、奏太の日常はさらに混沌へと突入していく。

みどころ・魅力

① 「絶対多択」が生み出す予測不能なトラブル

主人公の意思とは無関係に発動する二択クイズが、毎回とんでもない方向へ話を転がす。選択肢の内容が過激なほど笑えるというギャグ構造が徹底されており、「次は何を選ばされるのか」という期待感が視聴を止められなくさせる。学園コメディとして完成度の高いテンポ感が魅力。

② 個性豊かなヒロインたちとのドタバタ関係

「多択」によって奏太の前に現れるヒロインたちはそれぞれ強烈なキャラクター性を持つ。クールな美少女、元気系、ミステリアスな人物など、バラエティ豊かな面々が繰り広げる掛け合いはラブコメの王道を踏まえつつ、独自の外し方で笑いを生む。

③ 原作ライトノベルの勢いを活かしたテンポ演出

シルバーリンク制作によるアニメ版は、原作のスピード感あるノリを映像で巧みに再現。ギャグとラブコメが交互に押し寄せてくる構成で、1話ごとにしっかり笑えて終われる。深く考えずにサクッと観られる点も、気軽に楽しめる作品として評価されている。

キャスト・声優一覧

ショコラ
ショコラ
メイン
佐土原かおり
甘草奏
甘草奏
メイン
豊永利行
雪平ふらの
雪平ふらの
メイン
近藤唯
遊王子謳歌
遊王子謳歌
メイン
辻あゆみ
吉原桃夜
吉原桃夜
サブ
山本和臣
西野先輩
西野先輩
サブ
新宜野座
柔風小凪
柔風小凪
サブ
味里
味里
石岡先輩
石岡先輩
サブ
明平鉄平
獅子守 想牙(ししもり そうが)
獅子守 想牙(ししもり そうが)
サブ
近藤孝行
遊王子響歌
遊王子響歌
サブ
ささきのぞみ
麗華堂絢女
麗華堂絢女
サブ
松嵜麗
神 / チャラ神
神 / チャラ神
サブ
立花慎之介

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スタッフ

監督稲垣隆行
原案キャラデザユキヲ
美術監督阿部行夫
OP純情のアフィリア「S・M・L☆」
OPトゥー・フォーミュラ「太陽と月のCROSS」
EDツーフォーミュラ「太陽と月のCROSS」
EDアフィリア・サーガ「S・M・L☆」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

タイトルだけ見て「またか」と思った。2013年前後はラブコメが乱立していた時期で、長いタイトルの作品は大体パターンが読めた。主人公が鈍くて、ヒロインが多くて、最終話で誰とも結ばれない。そういうやつだろうと軽い気持ちで1話を再生した。

5分後には状況が変わっていた。「上半身か下半身、どちらが裸になるか選べ」という選択肢が主人公の頭に現れ、学校で実際にそれが起きる。これは何のジャンルなんだ、という困惑が最初の正直な感想だ。ラブコメの皮を被ったパニックコメディというか、あるいはその逆というか。2回目に見たとき気づいたのは、この「選択肢が全部最悪」という構造が、実はけっこう丁寧に設計されているということだった。主人公の天草奏太に意思はない。あるのは「どちらの最悪を選ぶか」だけで、それが毎話繰り返される。

「選べない自由」が暴く、ラブコメの嘘

この作品を単純なエロコメだと思って見ていると、途中で妙な居心地の悪さを感じる瞬間がある。主人公の天草奏太は、自分の意思で何かを選んでいるようで、実は一切選んでいない。「絶対多択」という能力——というより呪いに近い——が彼に与えるのは、複数の選択肢という形をした必然だ。どれを選んでも状況は動く。ただしその方向は、彼にとってほぼ常に不都合な方向だ。

普通のラブコメの主人公は「告白するか、しないか」を自分で決める。そこに葛藤があり、成長があり、関係の変化がある。だがこの作品の主人公にはその葛藤すら許されていない。選択肢は勝手に降ってきて、勝手に実行される。彼にできるのは「A案とB案のどちらで傷口を広げるか」を決めることだけだ。

これを笑いに変換するのがこの作品の基本的な構造なのだが、2回目以降に見ると少し違う読み方ができる。「選択肢が全部最悪」というのは、実はラブコメ全体への一種の皮肉として機能している。ラブコメの主人公は常に状況に振り回され、意図せず誰かを傷つけ、意図せず誰かを救う。それを「彼が鈍いから」「タイミングが悪いから」と処理するのが通常の文法だが、この作品はそれを「能力」という形で明示化した。主人公に責任はない。選んでいるのは、選択肢の外にいる何者かだ。

豊永利行が演じる甘草奏のキャラクターは、この構造の中で少し異質な立ち位置にいる。状況に翻弄される天草奏太と対比させると、甘草奏は自分の意思で動いているように見える場面が多い。豊永の声の質——落ち着いていて、どこか距離感がある——がそのキャラクターの「自分軸」を際立たせていた。

立花慎之介が演じるチャラ神という存在も、この作品のテーマ構造に深く関わっている。「選択肢を与える側」として物語に介入するこのキャラクターを、立花は軽さと底の見えなさを両立させて演じていた。チャラい、でも何を考えているかわからない。そのバランスが、物語の核心にある「なぜこの能力が存在するのか」という問いをギリギリ保留にし続ける効果を持っていた。

ジャンルが定まらない、という印象は正しい。だがその「定まらなさ」は失敗ではなく、むしろ設計上の選択に近い。ラブコメとして消費されることを半ば拒否しながら、ラブコメの形式を使い続ける。その奇妙な宙ぶらりん感が、この作品を時々思い出させる理由だと思っている。

特に刺さったシーン

序盤、ヒロインが突然目の前に現れる場面がある。「美しい女の子が目の前に現れる」という選択肢が実行された結果なのだが、このシーンで面白いのは、天草奏太の反応だ。普通のラブコメ主人公なら動揺して赤面して終わりだが、このキャラクターの場合、そもそも選択肢の結果として「そうなった」ことを知っている。感情と状況の間にずれがある。それが笑いになっているようで、見ていると微妙に切ない。

近藤孝行が演じる獅子守 想牙が絡む場面も印象に残っている。近藤の声は芯がしっかりしていて、コメディパートでの絡みでも崩れない。そのぶれなさが、ギャグシーンの中の「真剣さ」として機能していた。笑える場面なのに、なぜかそのキャラクターだけは真面目に見える、という奇妙な現象が起きるシーンがいくつかあって、それが作品全体のトーンのぶれに対する一種の錨になっていた。

音楽面では、コメディシーンの転換点で使われるBGMの切り替えが妙に小気味よい。ここぞというタイミングでのタメと、その後の落差が計算されている。全体として音響の設計は地味に丁寧だった。

読んで見たくなったら——『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

合う人

  • 2013年前後のラブコメをリアルタイムで見ていた人(懐かしさと距離感が同時に楽しめる)
  • 「状況コメディ」が好きな人。キャラクターの感情より、展開のメカニズムを楽しむタイプ
  • エロコメとして割り切れる人。割り切った上でメタな構造に気づくとより楽しい
  • 立花慎之介豊永利行近藤孝行のファン。演技を追いながら見ると収穫がある

合わない人

  • ラブコメにきちんとした感情の積み重ねを求める人。この作品にそれはほぼない
  • 超自然設定に説明を求める人。「なぜ絶対多択が存在するのか」は最後まで曖昧なまま
  • サービスシーンが多いのが苦手な人。これは最初から最後まで変わらない
  • 全12話できれいにまとまることを期待している人。着地点については賛否がある

次に見るなら

「選択肢」「超自然」「ラブコメ」という組み合わせが好きなら、はたらく魔王さま!も面白い。異世界からの転移という設定を使いながら、日常コメディとして成立させる手つきがうまい。こちらは感情の動きがしっかり描かれているので、「脳内選択肢」で物足りなかった部分を補完してくれる。

設定の独自性とジャンルの宙ぶらりん感が気に入ったなら、変態王子と笑わない猫。も試してみる価値がある。こちらも「呪い」に近い能力が日常をかき乱す構造で、コメディとして消費しているうちにいつの間にか感情に引き込まれる。2013年という時期の作品として、並べてみると興味深い。

立花慎之介の演技そのものに関心が向いたなら、うたの☆プリンスさまっ♪シリーズを追うのもいい。キャラクターとしての振り幅は全然違うが、あの「底が見えなさそうで実は見えている」という声の質は通底している。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。月額サービスで手軽に全話視聴できる環境が整っており、すでにいずれかのサービスに加入している方はすぐに観始めることができます。笑いとラブコメを同時に楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 「絶対多択」とはどんな能力ですか?
A. 主人公・奏太の頭に突然現れる二択クイズです。どちらかを選ばないと激痛が走るため必ず選択しなければならず、選んだ内容が現実に起きてしまうという、本人にとっては迷惑極まりない能力です。
Q. 全何話ですか?
A. 全10話(TVアニメ本編)+OVA1話の構成です。コンパクトにまとまっているため、一気見しやすい作品です。
Q. どこで視聴できますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信中です。各サービスの月額プランに加入することで視聴できます。
Q. ラブコメ初心者でも楽しめますか?
A. はい、楽しめます。ギャグ要素が強いため、ラブコメに慣れていない方でも笑いながら気軽に観られます。テンポが良く1話完結気味なので、途中から観ても入りやすい構成です。

まとめ

『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。月額サービスで手軽に全話視聴できる環境が整っており、すでにいずれかのサービスに加入している方はすぐに観始めることができます。笑いとラブコメを同時に楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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