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俺、つしま
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Fanworks |
年配の女性が主人公だが、彼女の猫たちは皆彼女を男だと思い込んで「おじいちゃん」と呼んでいる。ある日、図々しい性格の猫・津島が彼女の庭に現れる。津島の登場により、おじいちゃんと猫たちの日常に新しい風が吹き込まれることになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
老婦人・おじいちゃんと、彼女の元に集まる個性豊かな猫たちの日常を描くほのぼの系ショートアニメ。なぜか猫たちは彼女のことを男性だと思い込んでおり、「おじいちゃん」と呼んで慕っている。そんな穏やかな日々のある日、図々しい性格の野良猫・津島が庭に転がり込んでくる。津島の登場により、おじいちゃんと猫たちの静かな日常に新たな賑やかさが加わっていく。みどころ・魅力
① 猫たちの「おじいちゃん」勘違いが生むほのぼのコメディ
老婦人を男性と思い込む猫たちのズレた認識が、作品のユーモアの核心です。日常の些細なやりとりに猫ならではの独自ロジックが加わり、クスッと笑えるシーンが連続します。押し付けがましくない優しい笑いが心地よい作品です。② 図々しくも憎めない問題児・津島のキャラクター
突然現れた野良猫・津島は、遠慮のない言動でおじいちゃんの日常をかき乱します。しかし憎めない愛嬌が物語全体にテンポと活気を生み出しており、登場後は一気に物語の中心的な存在感を放ちます。③ 短い尺に詰め込まれた温かみのある人猫の絆
ショートアニメのテンポの良さを活かしながら、人と猫の絆や老後の暮らしの温かさをさりげなく描きます。1話数分でも十分な満足感が得られ、隙間時間にサッと癒されたい方に最適な作品です。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 青木純 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 隋緑 |
関連作品
アニメ
書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「猫マンガのアニメ化か」くらいの気持ちで再生ボタンを押した。短編だし、ながら見でいいやと思っていたら、気づいたら正座していた。1話数分のくせに情報密度がおかしい。おばあちゃんと猫たちの日常、それだけのはずなのに、なぜか画面から目が離せない。
2周目で気づいたのは、笑いの仕込み方の精度だ。猫たちが「おじいちゃん」と呼ぶ構図のおかしさは初見でわかる。でも2回目に見ると、おばあちゃん側がそれを特に訂正しないで受け流している間の取り方が、実は笑いのコアだと気づく。セリフのないカットで成立しているギャグが多い。
猫には「おじいちゃん」に見えている——愛着とは認識のズレの上に成り立つ
この作品を単なる癒し系のほのぼの猫アニメだと思って見ると、少し拍子抜けする。確かにほのぼのはしているが、その構造が面白い。猫たちはおばあちゃんを「おじいちゃん」だと思い込んでいる。性別を間違えているわけだが、にもかかわらず、猫とおばあちゃんの関係は本物の愛着として機能している。
これは結構すごいことで、「相手のことを正確に理解していなくても、関係は成立する」という話でもある。猫側は完全に誤認しているし、おばあちゃんもそれを訂正しない。でも日常は回っていて、互いに居場所になっている。人間関係のメタファーとして読もうと思えば読めるし、読まなくても笑える。この二重性が地味に効いている。
大塚明夫が演じるつしまは、庭に突然現れる図々しい猫だ。大塚さんといえば無数の渋いキャラクターを演じてきた人だが、ここでは猫の傲慢さと愛らしさが奇妙に同居した声になっていて、聴いていて普通に楽しい。つしまというキャラクターの「なんか憎めない不届き者」感は、あの声でないと成立しなかった気がする。
岡本信彦のちゃーも、置鮎龍太郎の王子も、中井和哉の狂犬も、それぞれの猫らしい個性がボイスキャストと合っていて、キャラクターが立っている。特に置鮎さんの王子は、名前の大仰さとキャラクターの実態のギャップが笑えるのだが、声のトーンでそのギャップをさらに広げてくれる。稲田徹のツキノワは存在感が独特で、出てきたときの「あ、出た」という感じが好きだ。
つしまという新参者が来ることで、既存の関係が揺らぐかというとそうでもなく、むしろ日常の枠が少し広がる感じで話が展開する。ドラマを求めて見ると肩透かしを食らうが、「日常の解像度が上がっていく」楽しさで見ると、この短さが丁度いい。
特に刺さったシーン
つしまが庭に居座り始めた初期の、他の猫たちとの微妙な距離感を描いた一連のやりとりが好きだ。新入りが縄張りに入ってきたときの、警戒しつつも全力でも追い払わない、あの中途半端な距離感。猫の実際の行動に近くて、「わかる」という気持ちが先に来た。
大塚明夫の声でつしまが何かを要求するシーンは、どれを取っても笑える。あれだけ貫禄のある声で図々しいことを言わせるのは反則に近いが、そのズレ自体がギャグになっていて、何度見ても機能する。2回目以降は「次に大塚さんが何を言うか」を待つ楽しみになっていた。
おばあちゃんが猫たちに対して過剰反応しないのも印象に残っている。溺愛しているわけでもなく、放置しているわけでもなく、ちょうど良い距離で共存している。そのリアルさが、作品全体の空気を支えている。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 猫を飼っているか、飼ったことがある人(行動の解像度が高くて「わかる」が連発できる)
- 1話完結・短編アニメの構造が好きな人
- 声優キャストで見るものを選ぶ習慣がある人(大塚明夫・岡本信彦・置鮎龍太郎・中井和哉・稲田徹が揃っている)
- テンションが上がらない日に流しておける、緩やかな笑いを求めている人
- 原作マンガのファン
合わない人
- ストーリーの起承転結・成長・カタルシスを求める人(基本的に何も解決しない)
- 短編形式が物足りなく感じる人(1話数分なので没入する前に終わる)
- コメディの笑いが声に依存していると感じる人(セリフ劇として見るとやや薄い)
次に見るなら
やまとなでしこ桜組!ではなく——同じ日常系短編でいくならねこねこ日本史が近い。猫に擬人化させたキャラクターが歴史的な文脈でゆるく動く構造で、「猫キャラを豪華声優が演じるギャップを楽しむ」という部分でかなり重なる。毎話の短さも似ていて、「ちょっと見たいけど長いのは無理」という日に向いている。
うちの猫がまた変なことしてる。は猫と飼い主の日常をそのまま描く系統で、俺、つしまの「実際の猫の行動に近い」という肌触りが好きな人には刺さる。こちらも短編で、日常の観察眼がコメディの核になっている点で方向性が揃っている。
もう少し長めで似た空気を求めるなら動物のお医者さん(旧作になるが)あたりが候補になる。動物と人間の関係を、溺愛でも感動話でもなく「普通の共存」として描くトーンが、俺、つしまの視点と近い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現在、主要な定額配信サービスでの配信は確認されていません。視聴の際は、DVDレンタルや各種プラットフォームでの単話販売など、最新の配信状況をご自身でご確認ください。猫と人の温かい日常を短時間でたっぷり楽しめる作品ですので、ぜひチェックしてみてください。



